Chick Tack 英語5文型  >  メール・マガジン『英語の文法と語法』  >  11号〜20号目次  >  014

第14号 現在完了の継続

 Subject: 英語の文法と語法 014
    Date: Fri, 30 Jun 2006 06:50:00 +0900 (JST)
    From: Chick Tack
      To: Readers

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┛┛   英 語 の 文 法 と 語 法    No.014    20060630
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             ● 第 14 号 ●

………………
 Contents  (1)現在完了の継続
          〜 since と for、It's...since... 〜

       (2)since と from 〜時制との関係〜

       (3)call off... 「〜を取りやめる」「〜を取り消す」

       (4)接尾辞 al
          〔名詞〕→〔形容詞〕;〔動詞〕→〔名詞〕

       (5)第13号(1)(3)の補足・訂正


………………………………………………………………………………………………
(1)現在完了の継続
……………………………

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     完了(進行)形の継続と呼ばれる用法の中で、期間を表す
     ときに、since と for がよく使われる。
       ・for+期間全体を表す語句
       ・since+期間の始まりを表す語句
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  (a) (○)George has lived in Edinburgh for ten years.
    (×)George has lived in Edinburgh since ten years.
      「ジョージは、10年間ずっとエジンバラに住んでいる」

  「10年間」という期間全体を導く〔前置詞〕は、for で since ではない。


  (b) (○)John has lived in Glasgow since 1997.
    (×)John has lived in Glasgow for 1997.
      「ジョンは、1997年からずっとグラスゴーに住んでいる」

  「1997年から」という期間の始点を導く〔前置詞〕は for ではなくて
 since の役目。


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    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     〔肯定文〕中の for は省略可能だが、〔否定文〕では省略
     できない。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  (c) (○)Paul has been looking for a job for five months.
    (○)Paul has been looking for a job five months.
       「ポールは5ヶ月間ずっと仕事を探している」

  (d) (○)Paul has been looking for a job since January.
    (×)Paul has been looking for a job January.
       「ポールは1月からずっと仕事を探している」

  時々、期間の for を省略してある英文を見かける。こちらが無理に for を
 省略した文を書く必要はないが、知っていて損はない。当然のことながら、
 since は省略しない。


  (e) (○)I haven't seen Ringo for ages.
    (×)I haven't seen Ringo ages.
       「もうずいぶんリンゴとは会っていない」

  〔否定文〕では、for は省略しない。for ages は for a long time の誇張
 表現で、アメリカ英語では in ages と使われる。


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    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     all day や all the week, all winter, all my life など
     の前に for は置かない。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  (f) (○)She's been in bed all day.   (u _ u) クゥゥゥ。o ◯
    (×)She's been in bed for all day.
       「彼女は一日中寝ている」

  (g) (○)I haven't seen her all week.
    (×)I haven't seen her for all week.
       「私は、この一週間彼女に会っていない」

  all the day, all the week, all the winter は、否定文では、the を省略
 する。少し細かい話になり過ぎた。


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    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     「〜してから……になる」
    ・It's 期間 since S' V'〜.
    ・It's been 期間 since S' V'〜.
    ・期間 have passed since S' V'〜.
    ・S have(n't) V過去分詞 〜 for 期間.
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  (h) It's ten years since I first met Mark.
    It's been ten years since I first met Mark.
    Ten years have passed since I first met Mark.
    I have known Mark for ten years.
     「私はマークと知り合ってから10年になる」

  (i) It's ten years since I last saw Mark.[...since I saw Mark last.]
    It's been ten years since I last saw Mark.
    Ten years have passed since I last saw Mark.
    I haven't seen Mark for ten years.
     「私は(もう)10年間、マークとは会っていない」

  この書き換え問題は、いろいろな試験で頻出。必ずマスターしておこう。

  (h)(i)の1行目の It's は、It is の短縮(縮約)形。2行目の It's は、
 It has の短縮(縮約)形。2行目は現在完了形。since に導かれる節は通常、
 過去形。

  3行目の have passed は、主語が A year などの三人称単数ならば、has
 passed。


  1行目を応答とする疑問詞を使った疑問文は、

  (j) How long is it since you came to this town?
     「この町にいらっしゃってから、どのくらいになりますか」
   =When did you come to this town?
     「あなたは、いつこの町にいらっしゃいましたか」

  (j)の2文は、同じような内容だが、律儀に応答すれば、応答文は変わって
 くる。


………………………………………………………………………………………………
(2)since と from
…………………………

  できごと・状態・行為の時の起点を表すことができる前置詞 since と   
 from について取り上げる。


    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ・since 「起点から今までずっと」
        「起点から話題となっている時までずっと」
        原則として〔完了形〕とともに用いられる。
    ・from 「起点から」
        since とは違い、単に起点だけ教えて、いつまでか
        は伝えない。from...to〜、from...until〜で、いつ
        までかを伝える場合がある。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  (a) We waited there from five p.m.
     「私たちは午後5時からそこで待っていた」

  いつまで待っていたかについては、述べていない。現在まで待っていたなら
 ば、〔現在完了形〕と since を使うであろう。


  (b) She works there from nine to five.
    She works there from nine till five.
     「彼女は9時から5時まで、そこで働いている」

  こちらは終点が示されている。現在の習慣・反復動作なので、〔現在形〕を
 使っている。since を使っていては、表せない。


  (c) From now on, I'll be more careful about that.
     「今後はそのことについて、もっと気をつけるようにします」
       (大修館『ジーニアス英和辞典第3版』P1278nowの項より引用)
        http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#gej

  〔未来形〕とともに使っている例。


  (d) He lived as a religious Christian from birth till death.
    「彼は生まれてから死ぬまで、敬虔なキリスト教徒だった」

  「ゆりかごから墓場まで」は、from the cradle to the grave。冠詞必要。


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  (e) I've known him from the time when he entered this college.
    I've known him since he entered this college.
     「私は、彼がこの大学に入学してきた当初から知っている」

  〔完了形〕は since に任せておけばよいのだが、「まさに入って来たとき
 から(今までずっと)」「正確にその始まりから(今までずっと)」というこ
 とを強調するときに、from を使う場合がある。


  (f) From the moment they were married, they've quarrelled.
    Since the moment they were married, they've quarrelled.
  (MICHAEL SWAN“Practical English Usage 3rd Edition”P185より引用)
    http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#peu

  上記の説明を参考に、ご自分で内容をくみ取られたし。

  この英文は私には作れない。were より got の方がいいんじゃないか。  
 have quarrelled という単純な現在完了でいいのだろうか。現在完了進行形の
 を書くべきでは? とあれこれ考えてしまう。


………………………………………………………………………………………………
(3)call off...
………………………

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ・call off...「…を取りやめる」「…を取り消す」
     =cancel
      put off...「…を延期する」
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  (a) We should not call off the strike.  ρ(`O´*)オー!!
     「我々は、ストライキを中止するべきではない」

  (b) The police called off the search for the two who had got lost   
   in Mt. Tsurugi.
    「警察は、剣岳で行方不明となっている2人の捜索を打ち切った」

  call off の1つの意味に、「(追跡者・犬など)を呼んで(call)去らせる
 (やめさせる off)」というものがある。これが広がり、「…を中止する」とい
 う意味になったのであろう。    ∪・ェ・∪ (^・ェ・^)


  (c) The typhoon forced us to call off our trip to Kyushu.
    「その台風は、私たちに、私たちの九州への旅行を中止させた」
   →「台風のために、私たちの九州旅行は、取りやめざるを得なかった」
        ゛(`ヘ´#)          (ノ_<。)


………………………………………………………………………………………………
(4)接尾辞 al
……………………

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     名詞al → 形容詞
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  (a) addition「追加」→ additional「追加の」
    add〔動詞〕「加える」  additionally〔副詞〕「さらに」「その上」
    in addition to...「…に加えて」「…のうえ、さらに」

   You must pay an additional charge.
     「あなたは追加料金を払わなければいけません」

  (b) accident「事故」「偶然」→accidental「偶然の」「予期しない」
    accidentally〔副詞〕「偶然に」「ふとしたことから」

   We had an accidental meeting.「私たちは偶然、出会いました」

  以上、そのまま al をくっ付けて〔形容詞〕にしている。〔副詞〕はさらに
 ly をつけたもの。


  (c) essence「本質」→essential「本質的な」「不可欠の」
    essentially〔副詞〕「本質的に」「基本的には」

   It's essential for you to obey the law.
         「(君が)法令を遵守することは基本だ」

  (d) influence「影響」「作用」
    → influential「影響を及ぼす」
      influentially「幅をきかせて」「影響を及ぼして」

  ce を ti に換えて al をつけている。ly をつければ〔副詞〕ができ上がる
 のは(a)(b)と同じ。


  (e) habit「習慣」「癖」→ habitual「習慣的な」
    habitually〔副詞〕「習慣的に」

   He came up to me with his habitual smile.  (*^▽^*)))))
     「彼はいつもの微笑をうかべて、私に近寄ってきた」

  ual をつけて形容詞化。さらに ly で副詞化。


  (f) horizon「地平線」「水平線」
    → horizontal「地平線(上)の」「水平線(上)の」
      horizontally〔副詞〕「水平に」「水平方向に」

  tal をつけて形容詞に。形容詞に ly つければ副詞に。


      ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     動詞al → 名詞
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  (g) remove「取り除く」→ removal「除去」「移動」「解雇」

  (h) survive「生き残る」→ survival「生き残ること」「生存」「生存者」

   There is little hope of his survival.
       「彼の生存の望みは、ほとんどない」

  (i) approve「賛成する」「是認する」→ approval「賛成」「是認」「承認」

   The new policy the government published has won our approval.
   「政府が発表した新方針は、我々の賛同を得た」へ(Д´ )ノ

  (j) arrive「到着する」→ arrival「到着」

   She's looking for his arrival.「彼女は彼の到着を楽しみにしている」

  (k) propose「提案する」→ proposal「申し込み」「提案」「求婚」
     proposition「提案」proposal よりもはっきりとした条件を示す

   We're willing to accept your proposal.
        「我々は喜んであなたの提案を受け入れよう」

  〔動詞〕の最後の e を取り除いて al をくっつけ〔名詞〕に。


  (l) bury「埋める」「埋葬する」→ burial「埋葬」「墓」

  y を i に換えて al をつけている。


………………………………………………………………………………………………
(5)13号(1)(3)の補足・訂正
…………………………………………………

  第13回の数箇所について、メールをいただいたので、その内容について書
 かせていただく。

  (1)の(f)(g)の英文とその解説について、

 --------第13号の(1)の該当部分の内容----------------------------

  live, work は〔現在完了進行形〕でも〔現在完了形〕でも使われる。

  (f) (○)Tomoko has been living in Osaka for years.
    (○)Tomoko has lived in Osaka for years.
      「智子は、もう何年も大阪に住んでいる」

  (g) (○)How long have you been working there?
    (○)How long have you worked there?
    「あなたは、どれくらいそこで仕事をしているのですか」

 --------------------------------------------------------------------

  live, work は、単語の意味自体に〔継続性〕を持っているので、〔現在完
 了〕で充分であるが、あえて〔現在完了進行形〕を使うのは、〔継続性〕を強
 調したいため。との内容であった。

  私の説明では、全く同じ意味を表すととられても文句は言えない。やはり、
 意味の違いがあるから使い分ける人がいるのであろう。

  ラジオの第2放送を流しながら食事をしていたとき、たまたま聞いたのが、
 「現在完了進行形は、これからも続いていく感じがするが、現在完了形は、も
 う終ってしまったように感じられる」という内容。英文例もその内容もはっき
 り覚えていないので、何とも言えないのだが……。

  13号でも述べているが、終った内容でも〔現在完了進行形〕は使えるので、
 意識して両者を使い分けるときに、上記のような意味の違いが生じるのであろ
 う。


      ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛

  もう一つ、ご指摘いただいたのが、

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     「どれくらい続いているか」に言及するとき、〔現在形〕
     〔現在進行形〕は使えない。〔現在完了形〕〔現在完了進
     行形〕を使う。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  例示いただいた英文(a)(b)は、そのまま引用させていただく。

  (a) (○)Are you working there?

  とは、できるが、

  (b) (×)How long are you working there?

  とはできない。

  (c) (○)How long have you been working there?
    (○)How long have you worked there?

  ならばできる。これは13回の(g)の例文。

  同様に、

  (d) (×)I know him for two years.
    (○)I have known him for two years.


      ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛  ┛ ┛

  (3)の(c)について、

 --------第13号の(3)の該当部分の内容----------------------------

   go through... は「…を経験する」など、たくさんの意味がある。

  (c) We have gone through a series of hardships.
    「我々は数々の苦労を経験してきた」ドンマイ( -_-)ノ☆(*_ _)パシ

   throughの目的語を通って(through)行く(go)。

 --------------------------------------------------------------------

  教えていただいたのは、「この英文の go through には、単なる『経験する』
 を超えた意味がある。それは『数々の苦しい目に遭いながら、それを乗り越え
 てきた』という意味だ」という内容。

  そう言われると、13号の(a)(b)の go through with の例文は、「成し遂
 げる」「完了する」という意味ではあるが、「苦難を経て成し遂げる」「苦闘
 を続けてやっと完了する」という意味があることが納得できる。

  そして、古い本だが、前置詞を理解するのに役立ったと、次の書籍を教えて
 いただいた。
  『前置詞の研究』(小林 光著 篠崎書林 昭和25年7月15日発行)

  さすがに手に入れるのは難しいか? 古書店で見つけたらお求めになるよう
 に。
  東京の三康図書館という私立の図書館には、同じ著者の昭和18年、有朋堂
 発行の同名書籍があるらしい。芝の増上寺の裏手。
  http://www.f2.dion.ne.jp/~sanko/index.html(三康図書館のページ)


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●あとがき

  数週間前、居間のテレビが故障したので、食卓の14インチのテレビを居間
 に運んで観ていました。代わりに食卓には、父のMD・CDラジカセを置いて、
 優雅にモーツァルト(FM放送を録音したもの)を楽しんでおりました。

  食卓にあるときは、充分な大きさの14インチも、居間ではやはり観づらい。
 母も目が疲れるといいます。とても新しいのを買う余裕がないので、我慢して
 おりました。

  叔父の家に、あまり使わない古いテレビがあるというので、聞いてみると持
 って来てくれました。壊れたテレビよりも古い製造年月でした。

  14インチは食卓に戻り、モーツァルトを聴きながらの優雅な食事は、終り
 を迎えました。


・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・
        (c) Matsumiya Institute of Thinking 2006
・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・


このページの終わりに
センター試験に挑戦
があります。

英語学習中・上級者むけの英英辞典を紹介しています

センター試験に挑戦

問題

2014(平成二十六)年度 大学入試センター試験 外国語英語 第2問−A−問2

(  )内に入れるのに最も適当なものを、1〜4のうちから一つ選べ。

 Ever since they first met at the sports festival, Pat and Pam (  ) each other.

  1.are emailing  2.emailed  3.have been emailing  4.will email

解答

解答:

解説

文頭に Ever since がある。ever がなくてもいいのだが、Ever never は決まり文句で「それ以来ずっと」という意味。
接続詞・前置詞 since が来た場合、主節動詞は完了形の可能性が高い。
当てはまるのは、3の have been emailing。これを使えば意味も「最初にそのスポーツ大会で出会ってから、パットとパムはお互いにずっと電子メールを交換し合っている」と通る。過去から現在までの何度かメールの交換が続いているので、現在完了または現在完了進行形がふさわしい。

1.現在進行形では、過去のメール交換部分のカバーが薄い。
2.過去形は、現在でもメール交換していることを伝えるのが弱い。これからの交換まで感じさせるのも無理。
3.過去の交換部分が無視される will は不適切。

強意の ever

ever は「いつも」「常に」というのが原義だったが、現在では否定文で「いつも……ではない」「決して……ではない」「今までに……したことがない」の意味を表すときや疑問文で「かつて……か」「今までに……したことがあるか」という意味で使われることが多い。
肯定の平叙文で原義が使われることもあるが、since や after, as などと共に使われる決まり文句に使われる。強意と考えても通用する。
・(as)....as ever「相変わらず……」「いつものように……」
・ever after...「……以後ずっと」《過去時制》
・ever since...「……以来ずっと」《完了時制》
・ever so...「とても……」
・ever such ...「とても……」
・never ever「今までに一度も……ない」「絶対に……ない」(強意で意味は never のみと変わらない)

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