Subject: 中学英単語１００ 042I
Date: Mon, 4 Jul 2005 07:10:00 +0900 (JST)
From: mag2 ID 0000139181
┏━┓☆２００２年度からの学習指導要領で定められた┏━┓
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┃┃ 中学校で必ず教えなければならない英単語１００ ┃┃
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┗━┛毎週月曜発行 第４２回 ２００５０７０４┗━┛
４２．Ｉ
＜発音＞――――――――――――――――――――――――――――――――
★［ａｉ アイ］
「目」という意味の eye と同じ発音になります。
強調するときは［アァイ］という気持ちで言いましょう。
＜品詞と意味＞―――――――――――――――――――――――――――――
★［代名詞］＜一人称単数主格＞
◎｛所有格：my｝｛目的格：me｝｛所有代名詞（独立所有格）：mine｝
｛再帰代名詞：myself｝｛複数形：we｝
☆（１）私は、私が
I am from New York. 「私はニューヨークの出身です」
＝I'm from New York.
I am の短縮形は I'm です。発音は［ａｉｍ アイム］。
Do you have any pens? Yes, I do.
「あなたはペンをお持ちですか？」「はい、持っています」
「私」という意味を表す I は、文の途中でも必ず大文字で書きます。小文
字で書くと小さくて見落とされたり、隣の語の一部だと誤解されるおそれがあ
ります。それを避けるために始まったようです。
He and I are good friends.「彼と僕は親友なんだ」
他の代名詞(she,youなど)や名詞(Tom,Kateなど)と並べて使う場合、I は一
番最後に置かれるようです。
また、He and I＝We なので、be動詞は am ではなく、are を使っています。
If it rains tomorrow, I won't go on a picnic.
「もし明日雨が降れば、私はピクニックに行きません」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
次回は if です。
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■中１専用コーナー■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【形容詞】について
日本語の形容詞は、「美しい」「大きい」「赤い」など、言い切りの形が「い」
で終わる単語で、人や物・事の性質や状態・感情などを表す言葉です。
実際の文章の中では、必ずしも「い」で終わっているわけではありません。
「その景色は、とても『美しかっ』た」と「かっ」となることもあるし、
「彼女は『美しく』舞った」と「く」となることもあります。こちらの変化は、
日本語（国語）の文法に譲（ゆず）ります。
英語の【形容詞】と日本語の形容詞は、重なる部分もありますが、重ならない
部分もあります。英語の場合、【名詞】を修飾（詳しく説明）する性質の言葉
が【形容詞】です。〔名詞〕は、人・動植物・物・事・場所などの名前を表す
言葉です。
例えば、「家」は〔名詞〕です。「大きい家」といった場合、「大きい」が
〔形容詞〕で、「家」が〔名詞〕です。「大きい」は「家」を詳しく説明して
いますね。英語では、a big house, a large house となります。
日本語には、「大きな家」という表現もあります。「大きな」は、「大きい」
の変化形ではなく、なぜか〔連体詞（れんたいし）〕という名前が付いていま
す。英語の場合は、「大きな」でも「大きい」でも、先ほどの段落の表現でか
まいません。〔名詞〕を修飾していたら〔形容詞〕なんです。
英語の〔形容詞〕は、先ほどのように、〔名詞〕の直前に置いて〔名詞〕を修
飾（「限定」という言葉を使うときもあります）する働きと、be動詞などの後
ろに置いて、be動詞の前の【主語（名詞・代名詞）】がどんなものかを説明す
る〔叙述（じょじゅつ）〕用法という使い方もあります。
〔限定用法〕This is an old bike.「これは古い自転車です」
〔叙述用法〕This is old.「これは古い」
どちらも old「古い」が〔形容詞〕です。上の方では、old が bike を説明し
ています。下の方では、old は This が「古い」ことを述べてくれています。
上のほうの an は、bike という〔名詞〕があるために使われている〔冠詞〕
です。下には〔名詞〕がないため、a, an はありません。
冠詞については、下記のバックナンバーをごらんください。
第１回 a http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/001a.html
第８回 an http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/008an.html
形容詞が名詞を修飾するとき、冠詞・所有格などは、形容詞の前まで飛ばされ
てしまうのです。冠詞も一種の形容詞とみなされていて、優先順位が他の形容
詞より低いのです。低い方が修飾したい名詞から離れた場所に置かれます。
かなり難しい話をしてしまいました。この時点では半分もわからなくて結構で
す。こんなことを気にしながら、英文を見ていく習慣をつけてください。何も
気にせずに学習を進めた場合と比べて、格段に英語の力がつくことを保証しま
す（ほんとは保証なんてできないんだけど）。
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「いくら足の速い人でも、先に出発した亀には追いつかない」
http://philos.fc2web.com/presocra/eleatic.html
「みんなが見ているのは幻だ！」物体が動くことを否定した人々の功績とは？
▼あとがき▲
I「私は」「私が」は、大昔は ic［ｉｔ∫］でした。ドイツ語で「私」は、
ich［イッヒ］と言います。多分、ここからきています。
少したって c が消えて i だけになりました。このときの発音は［ｉ：］
（イー）でした。そして、大きな発音変化の時期に［ａｉ］（アイ）となりまし
た。
上記の内容のほとんどは、中尾俊夫著『英語の歴史』講談社現代新書P153 に
書かれています。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/books02.html
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