う〜ん？　身体はデコボコしてきても、心は第二次性徴*(注)を迎えていない……っていう、オチ？
【*(注)：第二次性徴】生殖器以外に表われる雌雄を区別すべき特徴。ニワトリの雄のとさか、シカの雄の角、ライオンの雄のたてがみ、その他、男らしさ・女らしさなどで、多くはホルモンの影響で現われる。（『広辞林 第五版』三省堂）
　それは、少し違うのではないだろうか？

　今回の“青葉ちゃん”――
　日曜日の朝、その場で脱いだパジャマを洗濯機に突っ込んで、下着姿のまま洗濯を始めようとして、姉の“一葉”から「こら！　青葉。あんたもう中学生なんだから少しは女らしくしなさい！」と叱られている。
　けれども、これは、威厳の無さそうな父と、母の居ない四姉妹（現在は三姉妹）の日常にとって、極々ありふれた光景だと思うのだ。（←言わば身近に若い男の目が無い女子高の教室状態？（笑)）

　それと、前回の“コウ”の前で下着姿になる事とは、根本的に違うのでは！

　そもそも、極々普段の日常で女の子を意識していない子が、パジャマの下に、きちんとブラを付けるだろうか？（論点が違う？（笑)）
　ともあれ、おっ茶目ッ！“青葉ちゃん”の奇っ怪な行動（笑）に就いては、暫く保留しておく事にする。

　さて今回だが、あまり進展が無い。まあ、18頁だしね。「高等部野球部のウワサ」と「“コウ”のトレーニングの成果は確実に上がっていた」……くらいか。
　週刊誌連載は、４週くらいに一度“山”を創り、10週で“引き（惹き）”を創る。次回は、５週目のセンターカラーである。

　それでは、もしかしたら、来週、また。

（2005.09.21）
テキスト：「週刊少年サンデー」'05年43号；2005.09.21発行；本体219円

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