あだち充19.6
不定期連載(笑)今週の「クロス・ゲーム」(1)

      ――あだち充「クロス・ゲーム」第二部 第6〜8話(第16〜18回)――
        (「週刊少年サンデー」'05年45〜47号、各18頁)

 さて、お久し振りです(笑)。
 相変わらず、これと言った進展は無いのだが……。取り敢えず、3週分をまとめておく。

 「第二部 第6話」=『クロス・ゲーム』の“唐沢七変化”がやはり“中西”だった事が確定(笑)。それにしても、「高等部野球部の噂の真相」の陳腐さには少々失望。
 けれど、“中西”が<3か月でやめた>ただの<太った根性アリ>でなくて良かった。
 それと、“赤石”の意外な魅力も(笑)。この顔は、ヒーロー側のキャラでは無いと思うのだが……。ふと“若葉”を想い出したり(第5話)する処は、可愛くもある。(「第一部」のラストで、“若葉”の家の前で泣いていた姿と妙に重なって困った……。)
 それに就けてもいい娘(子?)過ぎる“若葉”の突然の死の重荷は、それぞれのキャラクターの心に、残っているのだね。

 「第二部 第7話」=ポイントは《動体視力》と《正確なコントロール》。
 そして、久し振りのおっ茶目ッ!“青葉ちゃん”(笑)――強盗を見付けてその部屋の前まで来て、さて、飛び込むのは無謀な事に気付く! 如何にも“青葉ちゃん”!だった(笑)。

 「第二部 第8話」=「心配すんな。そうなったら今度は後れは取らねえ。」と“赤石”クン――。
 さて、さて、彼のこの物語での役割は、何なのか……?
 また、ライバルらしき少年の登場――!
 「高等部野球部」の<本気で甲子園を狙っている>(第6話)らしい《隠し玉》か……? それとも、まんま、“コウ”のライバルになるのか……?

 ともあれ、物語は、少しずつ動き始めている。


 それでは、また、近い内に……。

(2005.10.19)
テキスト:「週刊少年サンデー」'05年45号;2005.10.05発行;本体229円
テキスト:「週刊少年サンデー」'05年46号;2005.10.12発行;本体229円
テキスト:「週刊少年サンデー」'05年47号;2005.10.19発行;本体229円


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