安田しん二のスポーツ観戦日記
2004年2月編

私、安田しん二が一スポーツ・ファンとして書く、独り言のコーナーです。
これは私の個人的な意見で、独断と偏見によるものであります。
そこのところをどうか御了承ください。

2004年2月1日日曜日
 マーヴェリックスはデンバー・ナゲッツ相手に最悪のゲームをしてしまいました。一時は19点差を付けてリードしたにもかかわらず、最終クォーターに逆転され、しかも「ここぞ」と言う時に、ヘッド・コーチであるドン・ネルソンさんのテクニカル・ファール……。結局102−107で、大切なホーム・ゲームを落としてしまいました。私など、夜中の3時から朝まで掛って、このゲームの行方を追ってたのですが…。しっかりしてよぉ、マーヴェリックス!

2004年2月2日月曜日
 日本のプロ野球は、昨日から各チームのキャンプが始まりました。
 今年は新監督を迎えたチームが、セ・リーグが3チーム、パ・リーグも3チームで、全球団の半数が新監督を迎えてのスタートと言うことになります。ジャイアンツも堀内新監督を迎え、キャンプ・インしました。昨シーズンの原監督も好きでしたが、堀内新監督にも私なりに期待しております。ジャイアンツにとって、ピッチャー出身の監督は藤田さん以来ですが、その時のイメージからか、私にはちょっと良い印象がダブるのです。今年は、打の新戦力にタフィ・ローズと小久保と言う強力な補強をしましたが、ピッチャーの起用方に関しても、堀内さんらしいしっかりとした仕事をしてくれると思います。藤田さんもそうでしたが、堀内さんもジャイアンツでピッチング・コーチとしての実積(現役時代の背番号も同じ18ですし…)を残しております。私は、「後は怪我人さえ出なければ……」と言う思いでいます。
 それから今年はアテネ・オリンピックの時季、“2人枠”で。おそらく高橋由伸と上原を持って行かれるはずです。主力2人を持って行かれてちょっと心配かと思いますが、それは余所のチームも同じ条件です。それよりか、選手層の厚さでは群を抜いてるジャイアンツにとっては、かえって追い風になるかもしれません。

2004年2月9日月曜日
 昨日は、テレビで『ダラス・マーヴェリックスvsデトロイト・ピストンズ』戦を観ました。結果はマーヴェリックスが見事に111−108の接戦を征しました。
 デトロイト・ピストンズと言えば、伝統的なディフェンスのチームで、チームの中心選手でリバウンドのスペシャリスト、ベン・デービスは今年もオール・スターのスターターに選ばれています。彼はドラフト外でNBA入りした選手ですが、実はドラフト外の選手がオール・スターでスターターに選ばれたと言うのは彼が初めてなんだそうです。
 昨日は、スティーヴ・ナッシュの30歳の誕生日、その彼は29得点11アシストと大活躍でした。それからダーク・ノビツキーも40得点の大暴れ。ゲーム序盤はシュートが決りませんでしたが、後半に入ると大爆発でした。チームも第1、第2クォーターとずうっとリードを許していましたが、第3クォーターに追い付き、第4クォーターでいよいよリードを広げます(と言っても最大5得点のリード。その事からも苦戦してたのが分かります)。前回のデトロイト・ピストンズ戦はマーヴェリックスが完全に抑えられてしまったので、昨日のホーム・ゲームは絶対に負けられないところでした。ですが、なんとかリードを守り切り、勝利出来てホント嬉しかったです。
 新加入のスコット・ウィリアムス、私は昨日初めて観ました。彼は35歳と高齢ですが、私はまずまずの働きをしてたと思いました。マーヴェリックスはショーン・ブラッドリー、ダニー・フォートソン、そしてこのスコット・ウィリアムスの3人のセンターを上手く使い分ける必要が有ります。それが出来ると、今まで弱点と言われたディフェンス面でも良い結果が出せると思います。但し、NBAのトレード最終期限は2月20日(日本時間)と、まだあと11日有ります。期限ギリギリの所で、真のビッグ・マン獲得に向けてアッと驚くトレードが有るかもしれませんね。私は何度も同じ事を言いますが、アントワン・ジェイミソンを含めたビッグ5と、新人オール・スターにも選ばれたジョシュ・ハワードはトレードして欲しくないのですが…。

2004年2月13日金曜日
 NBAでは、トレードの最終期限があと1週間と迫ってまいりました。マーヴェリックスのトレードの有力な噂は今のところ聞きませんが、過去にこの時期に大型トレードを何度か行った事が有るマーヴェリックスです、期限が過ぎるまでは目を離せないです。先日のニューヨーク・ニックス戦ではショーン・ブラッドリー、ダニー・フォートソン、スコット・ウィリアムスのビッグ・マン3人を使わないで試合を行いましたが、これには何か深い意味が有るのでしょうか?私の勝手な想像ですが、ビッグ・マンを獲るのでしたら、この3人の中の誰かは出されるでしょう。ですが、「ビッグ・マンが欲しい!」って時に、案外フォワードやガードを獲ってしまうところも無きにしもあらずなマーヴェリックスです。例えば、ニック・ヴァン・エクセルをゴールデンステイト・ウォリアーズから呼び戻すなんてウルトラCも有るかもしれませんね。有りえないでしょうかね?でも最近、ニック・ヴァン・エクセルは「来期は、テキサスのチームに行けなければ引退じゃぁ!」と言ってます。テキサスのチームと言えば、サンアントニオ・スパーズかヒューストン・ロケッツ、それにマーヴェリックスです。来年ニック・ヴァン・エクセルはFAにもなる事ですし、ゴールデンステイト・ウォリアーズとしては「どうせ出ていかれるなら」とトレードに出す事だって有りえると思いますが、いかがでしょうか?ま、マーヴェリックスとしては、トラヴィス・ベストと今故障者リストに入ってますがトニー・デルクの2人で、ニック・ヴァン・エクセルの穴は埋めたと思ってますので、やっぱりサラリーの高いニック・ヴァン・エクセル(1091万ドル)を獲りには行かないのでしょうかね?

2004年2月14日土曜日
 『NBAオール・スター・ゲーム』までの全てのゲーム・スケジュールが終了し、後は待望の『オール・スター・ゲーム』を待つのみです。マーヴェリックスからは昨年に引き続きダーク・ノビツキーが出場し(スティーヴ・ナッシュは出れませんでした…)、それから、『ルーキー・チャレンジ』にはジョシュ・ハワードが出ます。私の記憶ではマーヴェリックスの選手がルーキー・チャレンジに出場した記憶が無いので、今年の新人、ジョシュ・ハワードのルーキー・チャレンジ出場をとても嬉しく思ってます。ジョシュ・ハワードはドラフトでは1巡目29位と言うあまり高くない順位でしたが、今やマーヴェリックスにとっては大切なパーソンであります。
 さて、しつこい様ですが、またまたトレード関係の噂話しです。やはり、ニック・ヴァン・エクセルの「テキサスに行きたい!」発言からなのか、ゴールデンステイト・ウォリアーズ相手のトレードの噂が有る様です(信ぴょう性はかなり低い?単なる待望論かな?)。それはニック・ヴァン・エクセルと今年リバウンドで絶好調のセンター、エリック・ダンビアーを含んだものですが、エリック・ダンビアーは以前からマーヴェリックスが狙っていたビッグ・マンです。もしそうなったら、この2人のサラリーなどを考えても、アントワン・ウォーカーとトニー・デルク辺りは名前が挙がるでしょう(ビッグ5は出さないでよぉ〜)。ですが、もしもビッグ5とジョシュ・ハワード以外からトレード要因を出すとなると…。例えば、ショーン・ブラッドリー、エデュアルド・ナヘラ、トニー・デルク、タリーク・アブドル・ワハドを足してもまだサラリーの釣り合いがとれません。まさかダニー・フォートソンをゴールデンステイト・ウォリアーズが欲しいとは言わないと思いますし…。現実問題、難しいですかね。ん〜、でもこの2人は魅力だなぁ〜。スターターでセンターにエリック・ダンビアーが入れば、ダーク・ノビツキーとアントワン・ウォーカーがフォワード、スティーヴ・ナッシュとマイケル・フィンリーがガード・ポジションに付き、ベンチにはニック・ヴァン・エクセル、アントワン・ジェイミソン、ジョシュ・ハワードが控えるわけです。…凄いです。このメンバーで負ける気はしません。
 後は、今調子を落としてるフィラデルフィア・セブンティーシクサーズが大きなトレードをするかもしれませんね。それにマーヴェリックスが乗るとなると凄い事になりそうです。フィラデルフィア・セブンティーシクサーズはあのアレン・アイヴァーソンを絡めるかもしれませんし…。ま、これらは全て噂に過ぎませんので、現実になったらそりゃ凄い事になってしまいます。

2004年2月15日日曜日
 昨日は『オール・スター・ウイークエンド』、『ルーキー・チャレンジ』が行われました。『ルーキー・チャレンジ』とは、ルーキーのチームと2年目のチームが2クォーター、合計40分間戦うと言うものです。ルーキー・チームにはマーヴェリックスからジョシュ・ハワードが選ばれ、スターターではありませんでしたが、25分間出場し、13得点と、実にジョシュ・ハワードらしい渋い働きをした様です。ゲームの結果は142−118でヤオ・ミンやアマレ・ストウドマイヤー率いる2年目のチームが貫録を見せましたが、ルーキー・チームの注目の2人、カーメロ・アンソニー&レブロン・ジェームズも大暴れした様です。
 ジョシュ・ハワードはこれからもマーヴェリックスで活躍し、来年は2年目チームのスターターになれる様に期待したいです。ゴー!マーヴェリックスの新星、ジョシュ・ハワード!!

 それから、デンバー・ナゲッツは田臥勇太の獲得を考えてる様です。デンバー・ナゲッツは今シーズン直前に一度田臥勇太を解雇してしまいましたが、この時期になって、一応これからの戦力補強のリストには残ってる様なので、もしかする可能性が有ります。
 私の独り言ですが、もしもマーヴェリックスがニック・ヴァン・エクセルを獲り、その為にトニー・デルクとトラヴィス・ベスト(彼はサラリーが低いのに活躍できてるので、放出はしないと思うけど…)と言うポイント・ガードがいなくなった場合、第3のポイント・ガードとして田臥勇太を獲得しないでしょうか?田臥勇太がマーヴェリックスのサマー・キャンプに参加してた事が有る関係上、もしも可能性を残してたら嬉しいんですけど…。でも、これって誇大妄想過ぎますよね……、独り言です。

2004年2月16日月曜日
 なんと、ヤンキースに“A.ロッド”こと、テキサス・レンジャースのアレックス・ロドリゲスがトレードされて来る事になりました。交換要員ですが、アルフォンソ・ソリアーノ二塁手と他に数名だと言われてます。ヤンキースは来期アーロン・ブーン3塁手を怪我で欠いてしまう事が確実で、そこが穴になってましたが、これでアレックス・ロドリゲスが入ってきたらそりゃもう凄い打線になる事間違いないです。そうなると、デレク・ジーターが2塁か3塁に廻る事も考えられますが、一部の報道ですと、ロドリゲスが3塁コンバートを了承したと言われてます。ロドリゲスは守備範囲の広さ肩の強さはジーターよりも上と言われてますが、私としてはそちら(ロドリゲスがサード)の方が、何かと波紋を呼ばず良いと思いますが…(ま、ジーターとロドリゲスは元々大の仲良しなので、啀み合う事はなさそうですが…)。カル・リプケンの最後のオール・スター戦の時、ロドリゲスがリプケンにショートを譲った場面を思い出しましたが、“サード、ロドリゲス”も充分サマになってました。
 さて、そうなるといよいよ来期のヤンキース打線は凄いモノになりますよ。

 1番 センター   ロフトン*
 2番 ショート   ジーター
 3番 サード    ロドリゲス*
 4番 ファースト  ジオンビー
 5番 ライト    シェフィールド*
 6番 DH     ウィリアムス
 7番 レフト    松井
 8番 キャッチャー ポサダ
 9番 セカンド   ウィルソン

 一瞬、オール・スター・チームかと思ってしまいますが、それほどに凄い打線ですね(因みに*は新戦力)。松井秀喜は、1年目の昨年の活躍ですと、打順が7番か8番ですが、今年はいよいよ本領発揮出来ると思います。クリーン・アップ定着も夢ではないと思いますが、いかがでしょうか?今年はホームラン30本以上、上手く行けば40本行けますね。ま、でも開幕時はこの辺りの打順から始めて貰うと良いかもしれませんね。
 今年は開幕戦を日本で行うヤンキースですが、同時にA.ロッドのヤンキース・デビュー戦が日本で観れるわけです。これはもう注目度が高いです。

 今日は『NBAオール・スター・ゲーム』が行われます。残念な事に私はビデオを録画して、それから直ぐには観れません……。今年はマーヴェリックスのダーク・ノビツキーが活躍してくれるでしょうか、楽しみなんですが…。

2004年2月21日土曜日
 昨日、NBAのトレード最終期限が過ぎました。マーヴェリックスは結局トレードは行わず、現戦力でこのまま戦う事になりました(がっかりした様な、ホッとした様な…)。マーヴェリックスの場合、巷ではビッグ・マン獲得が待望されてましたが、先日のクリーブランド・キャバリアーズ戦の時の様に新戦力のスコット・ウィリアムスが(スターターとして出場し、21分間の出場で16得点挙げました)活躍してくれますと、既に戦力は調ったと言う事になりますね。ですが、彼は35歳の大ベテランですので、毎試合スターターでこの様に活躍出来るかが問題ですが…。
 あと、今のマーヴェリックスで気になるところは、アントワン・ウォーカーがシュートに関して少しスランプぎみだと言う事です。しかし、無駄な3ポイントを打たなくなった事と、ゴール下でのボールの奪い合いにも積極的ですし、パス・ミスはちょっと多いですがアシストもよく挙げてます。今後スランプから脱し、シュートに確実性が増せば得点源としての期待が高まります。それから、アントワン・ジェイミソンの方もこのところ少し大人しいかな?選手全員がプレーオフに向けて本来の調子になってくれれば、戦力的には決して何処のチームにも退けを取らないと思います。

2004年2月26日木曜日
 マーヴェリックス、昨日はロサンゼルス・クリッパーズ相手に116−91と圧倒的な強さを見せつけてくれました。前回のロサンゼルス・クリッパーズ戦では痛い黒星を喫してますので、私としてはこれですっきりリベンジと言った感じです。マーヴェリックスには、このままプレーオフに向け、徐々に調子を上げて行って欲しいものです。
 ダーク・ノビツキーの話しですと、チームの歯車も1月辺りからようやくかみ合って来たとの事です。アントワン・ウォーカー、アントワン・ジェイミソンと言った今季新加入の大物プレイヤーが、スティーヴ・ナッシュ、マイケル・フィンリー、ダーク・ノビツキーと言った古参メンバーと上手くかみ合ってくれれば、鬼に金棒です。ここのところのアントワン・ウォーカーのスランプも脱したのでしょうか。何故なら、昨日は久々に21得点も挙げてくれましたし、やはり無駄な3ポイントは打って無い様でした。一方のアントワン・ジェイミソンの方は、11得点とおとなしぎみでしたが、その代わりリバウンドを10も獲って活躍してくれました。
 次の試合は、サンアントニオ・スパーズとのホーム・ゲームです。ディフェンシヴなこのチームから、100点以上獲って勝利出来る様ですと、いよいよマーヴェリックスも本調子と言う事になるのですが…(あっ、でもアウエーでのマーヴェリックスの弱体ぶりはちょっとヤバイかも)。

2004年2月28日土曜日
 昨日のマーヴェリックスは宿敵サンアントニオ・スパーズを見事115−91で撃破しました。ティム・ダンカンを途中退場させてしまったとは言え昨シーズンの覇者、(特にディフェンシヴなチームとして評価の高い)サンアントニオ・スパーズを大差で破ったのは大きな自信に繋がります。
 NBAでも屈指の得点力を誇るマーヴェリックスですが、現在までで1試合の平均得点が103.7点で、サクラメント・キングスの104.6点に次いでNBA全体の2位です。特にここ10試合では平均106.6点、5試合に至っては106.7点で共にNBA1位の得点です。これは単に今調子が良いだけなのか、それともこれが本来のマーヴェリックスの力なのか…。マーヴェリックス・ファンの私は、当然後者と見ます。
 マーヴェリックスが高得点を挙げる要因として、やはりマイケル・フィンリーの復調とダーク・ノビツキーの安定した活躍が有る様に思えます。今シーズン前半、マイケル・フィンリーはどうも調子が良くなかったのですが、今年に入って徐々に例年通りの好調さを取り戻し、チームの勝利に貢献しております。今シーズンの始めの頃は、もしかしたら年齢的な事も有って、マイケル・フィンリーの力が衰えたのかとも思われましたが、ここのところの活躍を観て、まだまだバリバリだった事が確信出来、とてもホッとしてります。
 昨シーズンはシーズン序盤にチームのピークが有り、連勝街道を突っ走りましたが、しかしそこから徐々に力が萎えて行き、肝心のプレーオフでは(ダーク・ノビツキーの怪我も有りましたが)よれよれでした。が、しかし今年はその逆かもしれません。マイケル・フィンリーも例年通りの爆発力を取り戻し、2人のアントワンもようやくチームに機能し始めてると思います(何度も書きますが、特にアントワン・ウォーカーが無駄な3ポイントを打たなくなった事がチームの好調さのカギにもなってると思います)。ビッグ3の復調と言う事で昨年までの得点パターンが戻り、更に今シーズン強化した新戦力が機能し始め、ようやくチームとしてのケミストリーが出て来る頃ではないでしょうか。そうなるとプレーオフに向けての期待が高まります。あとはアウエーでの勝率を上げる事、ここが優勝する為の一番のカギになると思います。


ホームへ戻る 私の趣味トップへ スポーツ観戦日記トップへ 前の月へ 次の月へ