2004年3月1日月曜日
昨日は『マーヴェリックスvsポートランド・トレイルブレイザーズ』戦をテレビで観ましたが、そのゲーム、マーヴェリックスが111−91と言う大差を付けてポートランド・トレイルブレイザーズを破りました。
スターターはガードがスティーヴ・ナッシュ、マイケル・フィンリー、フォワードがダーク・ノビツキー、アントワン・ウォーカー、それにセンターがスコット・ウィリアムスと言うメンバーでした。ここ数試合でのスターターはこのメンバーで安定してる様です。
ポイント・ガードのトラヴィス・ベストが故障者リスト入りしてるので、スティーヴ・ナッシュの控えのポイント・ガードは故障者リストから代りに上がってきたトニー・デルクかと思いきや、トニー・デルクは第4クォーターのラスト2分に出場しただけで、新人のマーキス・ダニエルズがポイント・ガードをやったり、アントワン・ウォーカーがポイント・フォワードとして活躍しました。アントワン・ウォーカーがポイント・フォワードとなる時は、スティーヴ・ナッシュが点を獲りに行け、得点パターンが変わって面白いですね。それから、本来はシューティング・ガードだと思ってたマーキス・ダニエルズですが、彼も中々良いです。なんだかフワフワしててつかみ所が無いのですが、シュート力はかなりのものだと思います。プレーオフまでの残りの試合でどんどん使って欲しい選手です。
スコット・ウィリアムスは、前回観たときよりも良い働きをしてたと思います。結構よく走ってたと言う印象です。イン・サイドのシュートも案外安定感が有り、マーヴェリックスにかなり機能してる感じがします。
アントワン・ウォーカーもとても元気が良く、移籍直後は色々と非難もされましたが、今ではマーヴェリックスにとって無くてはならない存在です。ただ、もう1人のアントワンこと、アントワン・ジェイミソンの方は少し地味でした。先ず、彼に中々ボールが渡らないと言う印象を受けました。シューターの多いマーヴェリックスではそれも致し方ないのですが、6thマンとして途中出場してるからには、もうちょっとボールが廻ってくると面白いのにと思いましたが、贅沢な悩みでしょうか?ただ、ここのところのアントワン・ジェイミソンの得点がかなり下がってるのはスタッツを観ても明らかです。本来、1試合で20点位は軽く挙げられる事が出きる選手ですので、これからプレーオフに向けてなんとか調子を取り戻して欲しいもんです。
現在、ウエスタン・カンファレンスでは、サンアントニオ・スパーズ(39勝20敗)と激しい3位争いをしてるマーヴェリックス(38勝20敗)ですが、今の順位でそのまま行きますと、マーヴェリックスはプレーオフの1stラウンドをロサンゼルス・レイカース(現在37勝20敗でマーヴェリックスとは僅差の5位)と対戦する事になってしまいます。因みに、サンアントニオ・スパーズと順位が入れ替わりますと、メンフィス・グリズリーズ(35勝24敗で6位)が相手で、こちらもちょっと嫌ですが、ロサンゼルス・レイカースとやるよりかは全然ましです。マーヴェリックスは残りの24試合、このまま好調をキープして、良い順位でプレーオフへ突入する事が肝心です。
2004年3月14日日曜日
ここのところ不甲斐ないゲームばっかりだったマーヴェリックスでしたが、今日はフェニックス・サンズ相手にスカッと勝ってくれました。やはり、アウエーで勝つと言う事は大切です。今シーズンのマーヴェリックスはアウエーでのゲームに圧倒的に弱く、これからのプレーオフに向けての不安の種だったのですが、これからもこの調子で行ってもらいたいモンです(これが上位チーム相手だったら文句無しなんですが…)。
今日はマイケル・フィンリーの3ポイントが初っぱなからビシビシと決り、結局終ってみれば38ポイントも挙げる驚異的な働きでした。実は私の心配の種、“ダブル・アントワン(アントワン・アーミー)”も共に2桁得点&2桁リバウンドを挙げてくれました。ここのところ、アントワン・ウォーカーはヘッド・コーチのドン・ネルソンさんに出場時間の事で文句を言ったりと、コート外での心配も有りましたが、どうやらなんとか切り抜けたみたいですね。
それから、昨シーズンまでマーヴェリックスにいたエイブリー・ジョンソンが、来シーズンからアシスタント・コーチとなってマーヴェリックスに帰って来てくれると言う噂も有ります。彼はニック・ヴァン・エクセルの良き相談相手でもありましたし、(ゲームには出れませんでしたが)昨年のプレーオフでは沈みかけていたチームを叱咤激励し、見事立ち直らせたと言うメンタル的にも素晴らしい活躍をしてくれました。ま、でも何はともあれ、今シーズンのプレーオフの方が肝心です。明日はロサンゼルスでロサンゼルス・クリッパーズ戦です。クリッパーズには今シーズン負けた事も有りますので、マーヴェリックスには是非この調子で雪辱してもらいたいです。
2004年3月20日土曜日
先日、ホームでのアトランタ・ホークス戦を1点差で落としてしまったマーヴェリックスですが、今日はボストン・セルティックス相手に頑張って勝利してくれました。ボストン・セルティックスが元々の所属チームだったアントワン・ウォーカーも頑張りましたし、途中出場のジョシュ・ハワードがキャリア・ハイの19得点で、私としてはとても嬉しい限りです。マイケル・フィンリーはちょっと疲れが溜ってるのか、今日は元気有りませんでしたが、次は頑張ってくれる事でしょう。
2004年3月29日月曜日
昨日の『読売ジャイアンツvsニューヨーク・ヤンキース』戦は、いきなり松井秀喜のホームランが飛び出し、日本のファンの度肝を抜きましたね。一昨年と比べると体重も10kg増しとなった松井秀喜ですが、今年はホームランの数も日本時代の数字が期待出来そうな予感すらしました。
私が気にしてるのは、ヤンキースの選手の時差ボケの事です。聞く人によると、「ニューヨーク〜日本の時差はかなりきつい」と言う事です。ヤンキースは日本でタンパベイ・デビルレイズと2試合、公式戦を行いますが、お互い万全の体調で、しかもアメリカに戻ってからも逆時差ボケにならぬ様、私は願ってます。
さて、ここのところ3連敗中のマーヴェリックスですが、今日はロード5連戦の最終日、オーランド・マジックと戦いました。オーランド・マジックは、エース各のトレイシー・マグレイディーを膝の故障で欠いており、万全のチーム状態とは言えませんでしたが、88−118と、30点の大差を付けてマーヴェリックスが圧勝してくれました。
気になるのは、ここのところシューティング・ガードのマイケル・フィンリーが欠場してるところです。勿論プレーオフまでには復帰してくれると信じておりますが、マイケル・フィンリーの場合、あまり試合を長く休みますと、復帰直後はあんまり良い活躍は出来ません。ですから、一日でも早く復帰して欲しいもんです。しかし、代りと言っちゃあなんですが、今日はルーキーのマーキス・ダニエルズがスターターとして出場し、20得点も挙げてくれました。彼は先日のマイアミ・ヒート戦でも31得点し、ここのところ良い活躍が目立ちます。元々マーキス・ダニエルズは、昨年のサマー・リーグでも得点力のあるところを見せつけてくれてましたし、シーズンに入っても短い出場機会で確実に得点を重ねていたので、もしもスターターとして起用されれば2桁得点は堅いとは思ってました。それから、もう1人のルーキー、ジョシュ・ハワードも19得点、チーム・ハイの12リバウンドと活躍してくれました。今年のマーヴェリックスのルーキー・コンビは(私は彼等が共にヘッド・バンドをしてるので、「ハチマキ・コンビ」と呼んでおります)、“かなり良い”ですね。プレーオフを前にして、この2人が出て来てくれた事はかなり大きいです。
今日のゲームの注目点は、スターターとしてこのルーキー達を始めて揃えて使った事もそうですが、アントワン・ウォーカーのポジションをセンターからスタートさせた事でしょうか。アントワン・ウォーカーは、最近出場機会が減り、その事に対して不満が有るらしいのですが、もうちょっと安定感を出してくれれば、出場機会は自然と増えるはずです。好不調の波が激しいアントワン・ウォーカーですが、元々爆発力はあるわけですから、彼が活躍するかどうかがプレーオフでのカギを握ると思います。
マーヴェリックスはロードで5連戦の後は、ホームで5連戦が有ります。その中には強豪サクラメント・キングスとの試合も予定してます。ホームでサクラメント・キングスを敗れない様ですと、今後の良い展望が見えてきませんので、是非頑張って貰いたいです。それから、31日のクリーブランド・キャバリアーズ戦は、NHK−BS1で(夜中ですが)放送されます。それも楽しみですね。
2004年3月30日火曜日
今日はいよいよメジャー・リーグの開幕戦、『ニューヨーク・ヤンキースvsタンパベイ・デビルレイズ』の試合が日本で行われます。ヤンキースの松井秀喜の気になる打順は、そうやら2番だそうで、これは以前松井秀喜が「打順はこだわり有りませんが、ただ2番だけは勘弁して欲しいですね」と言ってた言葉を思い出してしまうのですが、ま、問題はないと私は見ております。
これは、今期からヤンキースの外野手として入団した、1番打者候補のケニー・ロフトンのオープン戦での調子が悪い事から(1割台です)、本来2番打者のデレク・ジーターが1番打者に繰り上がり、空いた2番に松井秀喜が入ると言うものですが、メジャーの場合は、初回からいきなり犠牲バントなんて事はあまり有りませんので、松井秀喜にはいつもの気持でバッター・ボックスに入って欲しいもんです。私はもしもこの2連戦で、1本でも松井秀喜のホームランが出たら、今年は40本は行くと見てるのですが、それって短絡的過ぎますかね?
2004年3月31日水曜日
昨日『東京ドーム』で行われたメジャー・リーグの開幕戦、『ニューヨーク・ヤンキースvsタンパベイ・デビルレイズ』は、なんとヤンキースがデビルレイズに大敗を喫してしまいました。
松井秀喜は第1打席で右中間へツー・ベース・ヒットを放ち、今季メジャー公式戦最初の安打を記録しました。
テレビの解説者が言うには、去年までとの打撃フォームの違いは、左肘の上げ方に有るとの事でした。昨年までは脇を締め、左肘は下がってる感じで構えてたのですが、これだと打つ前にテイク・バックをとらないといけなくなり、今年のはテイク・バックを既にとってる位置で構えてるので、来た球への対応が1テンポ早くとれるとの事なんだそうです。そうなるとどうなるかと言うと、つまり球をギリギリまで呼び込めるので、手元で変化するムービング・ボールやカット・ボールにも対処出来るのだとか。昨年松井秀喜は、日本ではあまり見る事がなかったメジャー独特のムービング・ボールやカット・ファースト・ボールなどにてこずってましたが、これらに対応する事が出来れば、今年は昨年以上の数字を残す事が出来そうです。
話題のアレックス・ロドリゲスも安打が出て良かったです。彼には「ヤンキース移籍」と言う大きなプレッシャーが掛っていた事と思います。地元ニューヨークでは結果が出せないと厄介な事になりかねませんが、ここ日本で早い時季に安打が出る事で、少しでも肩の荷がおりてくれれば嬉しいんですが…。