Q

A
年金額は据え置きで、老後基礎年金の満額は780,100円です。
年金額は原則として既裁定者は物価変動、新規裁定者賃金変動によって改定され
るしくみです。しかし、物価がプラスで賃金がマイナスのケースでは、年金額改定
は行われない事が法律で規定されています。
前年比の物価変動はプラス0.8%、賃金マイナスは0.2%だったため、据え
置きとなり、*マクロ経済スライドの発動もありません。
*マクロ経済スライドとは、被保険者や年金受給者の平均余命などにより、将来
年金が支給されない状況にならないよう物価が上昇したときに調整して年金額を抑
えるしくみです。

Q

A
国民年金保険料は、前年比に比べて670円引き上げられ、1ヶ月
16,260円になります。
口座振替払いの利用で、
・1年前納が191,030円(4,090円割引)
・2年前納が377,310円(15,690円割引)
となります。

Q

A
被保険者の誕生月に届くねんきん定期便。被用者年金一元化により厚生年金は
一般厚生年金、公務員厚生年金、私学共済厚生年金の種類毎に年間加入期間や年
間見込額が記載されています。
50歳以上の方の老齢年金見込額については、今の状態が60歳
までずっと続いたとして計算されてますので注意してください
年金相談会にご参加される際はぜひ、ねんきん定期便をご持参くださいね。

Q

A
平成27年10月からの被用者年金一元化により年金額(年額)
の端数処理が100円未満四捨五入から、1円未満四捨五入に改定
されました。
平成27年10月1日以後に受給権が発生または年金額改定された給付につい
て適用されます。
ただし経過措置として、平成27年10月1日より前に受給権が発生または改
定事由が生じたものは、従来通り100円単位です。
☆例えば、国民年金に400月保険料を納付された方の老齢基礎年金は


Q

A
300月以上保険料納付などの受給資格があり、12月以上厚生年金の加入期
間がある、今年60歳になられる男性(昭和30年4月2日~昭和31年4月1
日生まれ)の受給開始年齢は62歳です。女性の受給開始年齢は60歳です。
平成27年10月からの厚生年金に一元化された共済年金の受給開始年齢につ
いては、男性、女性とも62歳です。
厚生年金加入期間については厚生年金、共済年金の期間をプラスして12月以
上あれば要件を満たしたことになります。

(社会保険労務士・後藤田慶子)
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