起動不能


最近、私のホームページが更新されていないことで、色んな人に心配をかけてしまった。

実は、2005年10月30日(日曜日)からiBookの調子が悪く、ハードディスクドライブを認識できない状態が続いていた。毎日、立ち上げるだけで5時間以上かかってしまい、仕事にならなかった。昨年末も同様の状態に陥ったことがあり、そのときはPowerPointを使い始めてから生じた不具合であった。今回はWordを使い始めてから調子が悪くなっており、MicrosoftのOffice製品と、iBookにインストールしてある他のソフトとの相性が悪いように思われた。しかし、よくよく考えてみれば、これまでExcelを使用してiBookの調子が悪くなったことは皆無で、Office製品をひとくくりにして論じることには無理があるような気がしていた(1)。

そういった滅茶苦茶な状態であったが、なんとか10月末〆切りの報告書2編をダルハディン湿地調査隊長の○○さん宛てに提出することが出来た。普段、私が使っているワープロソフトはWordPerfectで、Wordを使う機会は滅多になかった。そのため、MacintoshやWindowsといった機種(OS)に依存せず、ファイルを作成したソフトにも依存しない、誰もが同じ条件で読み込める(互換性のある)「PDFファイル」を提出して来た。しかし、今回からは○○さんの希望でWordファイルを提出しなければならず、Wordを使い始めた矢先の出来事であった。

11月3日〜6日は、長野県北安曇郡白馬村で、恒例の両生類生息状況調査をして来た。5日が土曜日なので、2日(水曜日)にホームページを更新する予定でいたのだが、その日はiBookが立ち上がるのに7時間近く掛かってしまい、精根尽き果てて更新を断念したという経緯があった。

そういった不具合が続いていたのだが、Wordを使わなくなった11月1日(火曜日)から8日目の9日(水曜日)以降は、iBookの調子が良く、1回で立ち上がるようになった。聞くところによると、Macintoshには自動修復機能が備わっているそうである。「Wordを使用することで、ハードディスクドライブ内部に勝手に作られた隠しファイルをMacintoshが要らないものと認識して排除した結果、元に戻った」ということのようである。

これでは人間が機械に使われているようで、確かに面白くないが、iBookが立ち上がるまでの時間を有効利用して、それまで忙しさにかまけて読んでいなかった本や雑誌の類いを読破できたのは、怪我の功名といったところか......。

さて、12日(土曜日)は仕事で長岡に行くので、ホームページの更新は今日のうちに終わらせておくとするかな!!

[脚注]
(1) この疑問は、意外なところから解決した。11月10日(木曜日)の夕方、昔からの知り合いである出入りの業者(信成科学の榎本忠夫さん)が購入機器の請求書を持って来たので、話の流れで今回の疑問点を口にしたところ「Excelは元々、Macintosh用に開発されたソフトだからかも?」と言われ、妙に納得してしまった。いつもながら彼は、打てば響く賢い人で、付き合って楽しい人でもある。


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