越冬幼生

Overwintering Larvae
ヒダサンショウウオの7匹の越冬幼生のうちの2匹で、長野県白馬村北城にあるヒダサンショウウオが繁殖する渓流(水温=7.8℃、水のpH=6.1〜7.2)の平たんな場所から捕獲したもの(2006年5月4日撮影)。これらの幼生は、写真撮影の後、彼らが捕獲された場所へ放された。

白馬村に生息する本種の幼生は、皮膚に見られる幾つかの茶色っぽい斑点と、左右の後肢に見られる4趾が特徴であった。越冬幼生は、本種のようなサンショウウオ科の流水性の種では普通に生じ、止水性の幾つかの種でも同様に見られるものである(例えば、ハクバサンショウウオ)

同行した調査者(アルファベット順、敬称略): 長谷川巖(福井県武生)、懸川雅市(東京都立小松川高等学校)、岸冨士夫、齊川祐子(しろうま自然の会)、高田孝慈(長野市茶臼山動物園)。


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