2005年8月5〜17日、第1調査地に散在する水たまり5ケ所を選び、それぞれに2つのナイロンメッシュトラップを仕掛けた。これらのトラップは、水棲動物誘引用の餌を用いず、水際25〜60cmの深さに設置した。設置後24時間毎に10〜12時の間で全てのトラップを調べ、捕獲された水棲動物を10%ホルマリンで固定した。
(A) ナイロンメッシュトラップで、第1調査地の周辺に住んでいる遊牧民の誰かの手によって壊されたもの(2005年8月7日撮影)。時を同じくして、5ケ所の水たまりに仕掛けた10個のナイロンメッシュトラップのうち2個が、遊牧民の誰かに持ち去られてしまった。
(B) マツモムシの仲間やゲンゴロウの仲間といった水棲動物で、これにはキタサンショウウオの幼生も含まれている。5ケ所の水たまりの1ケ所に仕掛けた、2個のトラップのひとつから採集されたもの(2005年8月6日、水と緑の惑星保全機構の島田幸子さんによる撮影)。