峠のオボー

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モンゴル北部、ツァガンノールにあるダルハド渓谷の、出入り口となる峠に造られたオボー(2004年7月24日撮影)

(A) 峠のオボーの全体像。電気が引かれていることに注目。

(B) 看板に描かれた一連の絵画で、ダルハド渓谷の「自然」を示している。それらは、ちょうど道路脇に設置されていた。

(C) このオボーの石積みは整然としていて、たくさんの青い布を巻き付けられた木製のポールが数多く突き刺さっていた。旅人は石積みの周りを時計まわりに3回まわり、1回まわる毎に石や岩をその上に置くことで、旅の安全祈願のため「天や地の神様」にお参りすることが出来る。

(D) この看板には「ダルハド渓谷は170×60kmの面積を持ち、標高1500mに位置する。年間の平均気温は1.9℃、1月の平均気温は-25℃、7月の平均気温は13℃」という説明書きがあった。

オボーはケルンのような石塚で、シャーマニズムの生けにえを表し、その上には、動物の骨や頭蓋骨、キャンディー、布、お金、ウオッカの瓶、等々の雑多な物体が置かれている。オボーは、湧き水、道路の交差点、峠、川といった特別な場所に位置するものである。


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