石上露子記念歌碑
(富田林市・本町公園)

富田林市・寺内町の旧家・杉山家に生まれた明治時代の明星派女流歌人・石上露子(いそのかみつゆこ、本名:杉山タカ、1882ー1959年)の生誕120周年記念歌碑が、「石上露子を語る集い」代表で地元にお住まいの芝昇一様ほかご関係者のご尽力により、富田林市本町公園内(近鉄富田林駅から徒歩約5分)に建立されました。2003年6月8日には関係者で記念歌碑除幕式が執り行われました。
(写真2葉は、じないまちボランティアガイド・長谷英男様からご提供頂きました。この場を借りまして厚く御礼申し上げます。)



2003年6月4日(水)から29日(日)まで、寺内町センターで石上露子生誕120周年を記念して、「石上露子を偲ぶ着物展」が開催され、生前に着用していた幻の訪問着3点が特別展示・公開されました。また、6月15日(日)午前11時と午後3時の2回、地元のお住まいで「石上露子を語る集い」代表・芝昇一様による着物の解説も行われました。(注: 寺内町ご訪問者及び富田林市社会教育部文化財保護課より情報提供を頂きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。)


本町公園 (富田林 「じないまち」 散策地図


(写真提供: 地元ボランティアガイド・長谷英男様)
「みいくさにこよひ誰が死ぬさびしみと髪ふく風の行方見まもる」
 


(写真提供: 地元ボランティアガイド・長谷英男様)

石上露子 (杉山タカ)  1882年−1959年
1904年(明治37年)2月、世界の列強ロシアと日本が国運を賭けての戦争が始まった。日露戦争である。同年5月金州、南山の攻略は約1ヶ月余りにわたり激しい戦いが展開された。この戦いに大阪第四師団が参加、富田林及びその周辺の村落にも多くの戦死者を出した。この時、戦死者とその遺族の身の上を按じ、国の行末を思い、言い知れぬ深い不安と悲しみにおそわれて詠まれたのがこの短歌で、明治37年7月短歌誌の明星に夕ちどりの名で発表せられた。 芝昇一 記

日露戦争


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Copyright 2002 by Naoya Okutani , edited in Japan