舞士(藤沼伸一)資産
2009/11/07 舞士が久しぶりに復活。こちらで
なんと幻のカセットテープも、遂にCD化される模様!
舞士を初めて見たのは、EGGのライヴの対バンとしてであった。 この日の251は、EGGがトップで、次は藤井裕、内海ヨーコ、まつだっ!などのga-ga-goo。 凄い顔合わせだったが、何と言っても圧倒的だったのが舞士であった。
彼らは、先に演ったEGGに、相当対抗意識を持ったようで、 セッティングの時から異様なアドレナリンを噴出していた。 もし、この人達が音楽をやっていなかったら、絶対に殺人とかを犯していたに違いない。 そんなことまで思ってしまった。
そして、ライヴは予想通り凄まじい迫力となった。 全身刺青の入った5弦ベーシスト、奴舞は、フュージョンベーシストが卒倒するような 超絶チョッパーベースを披露し、なおかつ勢い余ってベースを破壊。
ドラムスの大島治彦は、これぞロックドラムというシンプルかつ豪快なビートを、 凄まじいスピードで叩きまくった。
そして藤沼伸一は、ヘヴィメタル真っ青のど迫力のハンマーのようなギターを弾きつつ、 怪しい歌詞を、激しい怒鳴り声で絶叫していた。
しばし呆然と見ていた私だったが、これは、正しい日本語のラップだと思った。 激しいビートの渦の中に、懐かしくもどこか恐ろしい、 童歌のような、独特な風景が現出されていたのだ。
とんでもないバンドが目の前で壮絶なライヴを展開していた。 今まで向かうところ敵なしだったEGGが、初めて食われた。
ちょっと悔しくもあったが、この現実を素直に受け入れようと思った。
その後何回かライヴは見に行った。 勿論他を圧倒するような凄い演奏を見せてくれたが、 しかし、その時は、あまりにも対バンがしょぼくて、 あの殺気のようなものまでは感じることができなかった。
そして、現在は泉谷しげるのバックバンドとしての活動以外は、 表立ったライヴなどはやっていないようであるが、 遂に02/02/20.3年振りの復活を果たした。
がんがんやって欲しい!
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