Eric Leeds資産
トップへ
トップへ
戻る
戻る
前へ
前へ
次へ
次へ

The Family/CD/The Family



どうやらJBのバンドにも入ったことのあるエリック・リーズは、メイシオ・パーカーを師と仰いでいたらしい。

そして、プリンスの作品中には、パープルレインのライヴ中にその姿を見かけたのが最初の頃だったようだ。
彼のファンキーなサックスはそして、当時のロック色の強かったライヴに、一際だった印象を残している。

確かどこかの記事で読んだような記憶があるのだが、元々彼はシーラ・Eがサックスを探していたときに、
デモを送ったというような経緯があったらしい。
しかし、ちょうどその時にはメンバーが決まっていたため、採用にはならなかった。
しかし、その演奏の素晴らしさに、シーラはプリンスに紹介した、というような感じだったように思う。
(記憶を確認しようと思ったが、記録を最確認できず)

そして、彼が表立ったメンバーとして登場したのは、このアルバムが最初のようだ。
このファミリーとは、当時モーリス・デイが抜けて解散状態になってしまった、The Timeの残党によって結成されたものである。
マルチアーティストのセントポール・ピーターソンをフロントに起用し、更にジェリービーン、ジェロームまでがタイムのメンバーで、
そこにスザンナ・メルボワンとともに加わったのがエリックであった。

しかし、このアルバムは、実際にはほとんどの演奏がプリンスによって行われていたらしい。
何しろ、このバンドはベースがいない。ドラムスとサックスとキーボード。それにボーカルとダンサーという、異様な編成である。
しかし、プリンスは、その特徴をちゃんと残しつつ、大胆なストリングスアレンジを配し、傑作アルバムとして完成させたのであった。

しかし、このアルバムが発売されたときは、既にバンドは解散していた、という、異様な短命になっている。
解散後、セントポールはソロ活動を開始。そして、ジェロームとスザンナとエリックは、ザ・レボリューションに加わった。
壮大なスケールとなったレボリューションは、パレード・ツアーでは、プリンスやジェロームのダンスを前面に出した
ステージングを展開。急速に進化を遂げ始める。

このアルバム中の「Nothing Conpare 2 U」は後にシンニード・オコーナーによってカヴァーされ、大ヒットした。
そして、2002年の日本ツアーでも時折演奏されたのだが、クライマックスを荘厳に飾るような曲になっている。
矢井田瞳もカヴァーしたという噂は聞いたのだが、そちらはまだ聴いていない。