【シャクナゲ紀行】

B武尊神社〜武尊山〜剣ケ峰山〜武尊神社・・2/2
 

 11時25分、下山。といってもこれから剣ケ峰山への縦走である。前に来た時、是非あの剣ケ峰山まで行きたいと思ってから、もう20年も経ってしまった。いわば20年越しの憧れの縦走である。

 まずは中ノ岳側へ10mほど下ると分岐があった。そこから足場の悪いトラバース。すぐに普通の登山道になったが、凄いガレ場で、一歩下るたびにガラガラと崩れる。

 シャクナゲの木は沢山あるが、花は全くない。どうしてこんなに違うのだろう。南面は今年は裏年なのだろうか。

 最低鞍部まで下り雪渓を渡ると、歩きやすい尾根道になった。
 少し下るとシャクナゲの花が多くなって来た。凄い!凄いシャクナゲ・ロードだ!


憧れの縦走路

その縦走路はシャクナゲ・ロード!


 シャクナゲの群落が第一弾、第二弾、第三弾と続く。凄い、凄いの連発だ!

 もうシャクナゲだらけでお腹が一杯だ。写真も200枚も撮ってしまったので、写真を撮るのを止めよう。

 ルンルン気分でシャクナゲロード歩き、剣ケ峰山の分岐へ着いた。
 ここから山頂を往復する。


剣ケ峰山が近くなって来た

分岐。ここから山頂をピストンする

山頂直下の岩場

 分岐からは、岩がゴロゴロした一気の登りになった。片道5分と地図に書いてあったが、10分も掛かって山頂へ着いた。
 山頂は狭いが、シャクナゲが歓迎してくれた。


剣ケ峰山山頂

山頂からの武尊山

 シャクナゲが咲いていると、つい嬉しくなってシャッターを押してしまう。

 最後の展望を楽しんだので、サァ下ろう。
 再び分岐へ戻る。ここからは、一気の下り。すさまじい下りだ。しかも足元がぬかるんでいるので、滑りそうで怖い。一歩一歩足を置く位置を確かめながら下って行く。ネットで昨年のこの時期に降った人が、「泥ンコ道の下りで泥だらけになった」と書いてあった。

 一歩ずつルートをハンティングしながら下って行く。しかし、足を置く位置を少し間違うとスッテンコロリンだ。私は3回も転んでしまった。2回目は尾てい骨を打ってしまい、3回目はイナバウワーをやって、背中を痛めてしまった。とにかく長く、いやらしい下りだ。

 やっと沢へ出た。これが地図に載っている水場だろうか。分岐からもう1時間40分も下っているので水場はすでに過ぎていることを祈ろう。

 分岐まで本当に長い。分岐はまだか〜!

 分岐までコースタイム1時間50分のところを2時間半も掛かってやっと着いた。

 今回は最高のシャクナゲ紀行だったが、少々、疲れたなぁ・・!

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