アカヤシオ紀行
袈裟丸山けさまるやま (群馬県・栃木県)

B旧道〜カニバサミ岩〜ツツジ平〜雨量計

カニ岩とか、カニバサミ岩、ハサミ岩などと呼ばれる奇岩。
この辺はアカヤシオでピンク色に染まるそうだが、まだ早過ぎた。

2021年5月4日(火・祝)

桐生市−沢入−700折場登山口720〜727旧道入口〜850カニバサミ岩855〜927ツツジ平山頂(1549mピーク)940〜1035雨量計(昼食)1116〜1235折場登山口

 昨日は赤城山のアカヤシオを楽しみ、今日は袈裟丸である。

 袈裟丸は、昨年、弓ノ手コースからツツジ平(1549m)を往復した時、ヤシオが密集しているのに驚いた。しかし花は不作で数える程しか咲いていなかった。

 そこで今年は当たり年になるだろうから、是非リベンジしようということになった。

 コースはヤシオが最も多いというツツジ平を反対側から登ることにした。このコースはアカヤシオのトンネルになるというから楽しみだ。

 折場登山口へ7時ジャストに到着。しかし、コロナ禍にあってもアカヤシオを見たい人は多く、駐車場はすでに満車だった。何とか路駐に成功。あと1時間も遅れたら100mも下の方へ止めるハメになったかも知れない。


 準備を済ませ、林道を下って行く。

 不動橋を渡り、もう一つカーブを曲がった先の沢沿いの所が旧道の入り口である。ここまで7分。ネットで見た時間と同じだったので間違いないようだ。

 いきなり急登を登って行く。(写真左)

 下の方で声がすると思ったら、7,8人の団体さんが登って来た。初めて登るコースなので登山者がいると心強い。

 急な斜面を20分ほど登ると林道のような広い道へ出た。ここで団体さんが先になり、すぐに尾根に取り付いた。それを見た我々も尾根に取り付く。

 ここは踏み跡が薄く、ルートハンティングを余儀なくされる。しかし、尾根が狭いので進む方向が分かるので安心だ。

 ポツン、ポツンとアカヤシオが見られるようになって来た。


 40分ほど登ると伐採地へ出た。弓の手コースと似たような光景だと思った。
 
 所々に咲いているアカヤシオを見ながら登って行く。

 1時間ほど登った時、やっとピンク色のリボンがあった。道は間違いないようだ。

 正面に尖ったピークが見えて来た。それを左側から巻いて行くと大きな奇岩が現れた。シワシワ模様の遺跡のような岩塊を回り込むと、カニのハサミのような岩へ出た。

 団体さんと入れ替わるようにカニバサミ岩へ到着。

 この岩はいろいろ呼び名があるようだが、私は「カニバサミ岩」と呼びたい。

 この岩を『カミツキガメのようだ』と言った人もいるが、確かにカミツキガメにも似ている。

 左の岩はガマガエルにも見えるが、タコにも見える。

 この辺はアカヤシオが多いが、まだ1分咲き程度だった。本来ならこの岩から見るツツジ平はアカヤシオでピンク色に見えるそうだが、まだその面影はない。

 この岩から袈裟丸連峰が並んで見えた。

 展望を楽しんでから次の小さなピークをめざして行く。

 わずかに登った小さなピークが、バラ沢峠尾根との分岐だった。ここを左に曲がって行く。

 ツツジ平の最高峰(1549m)への登りはメチャクチャ急登で、這いつくばるようにして登って行った。(ただし距離は短い)

 山頂には先客が一人寝そべっていた。もう小丸山まで行って来たという。

 ここもアカヤシオは1,2分咲きだった。花付きは昨年よりはるかに良く、当たり年だろう。それが満開でないのが残念でならない。



 今年は桜が観測史上最速で咲いたというので、アカヤシオも早く咲くと思ったのだが・・・。(ついグチが出てしまう)

 まだ昼食には早いので雨量計まで行くことにした。

 弓の手コースへ出ると、こちらの方が開花が進んでいるような気がした。



 まあ、満開ではないが、これだけ花が見られれば良しとしよう!

 雨量計の近くで昼食にした。

 さあ、あとは折場登山口へ戻ろう。

 駐車場の車が見える所まで下って来た時、仲間が小さな花を見つける。ハルリンドウが咲いていた。

袈裟丸山へ戻る