祝島魚歳時記


トップページの魚の画像を中心に、祝島で揚がった魚の画像をUPしていきます



2004年
「サバ」 (4/30)
新鮮なサバは刺身で食べると格別です。脂の乗った身は、食べると舌の上でとろけます!
「真鯛(大タイ) 1.1kg」(4/30)

瀬戸内海の魚といえば、
やっぱり釣りで獲れた真鯛です。
「丸アジ」(5/14)

今の時期、釣りで一番よく釣れるのは丸アジです。丸アジはよく塩焼きで食べられています。
「ウマヅラハゲ」(5/14)
あっさりとした味で、煮てよし焼いてよし刺身でよし。
生命力が強く、生簀から出すとカエルや豚のような鳴き声を出します。
「モンゴイカ 1.1kg」(5/22)
甲イカのシーズンですが、たまにモンゴイカも獲れます。左が1.1kgのモンゴイカ、右が標準サイズの甲イカです。
「アコウ 2.1kg」(5/23)
正式にはキジハタと言います。美味しい上になかなか大きくならないため、かなりの高級魚です。昨年祝島漁協ではこのアコウの中間育成もしました
「サザエ」(5/23)
祝島にはサザエやアワビの好漁場もあります。そのため、違法な「もぐり(潜り)」と呼ばれる密漁も来ることが多く、対処に苦慮しています。
「タコ」(6/18)
夏が近くなり、タコの漁獲量がだんだん多くなってきました。祝島では7月から8月にかけて、タコがよくあがります。
「ハモ 1.7kg」(7/29)
夏の魚ハモ。祝島ではハモを専門に狙う漁師はいませんが建て網などにかかります。骨切りをして湯引きにし、裏ごしした梅などをつけて食べるととてもさわやかな美味しさです。(画像にポインタをあわせると、画像が変わります)
「でんちょう」(8/6)
正式な名前は「赤舌平目」ですが、この辺りでは「でんちょう」といいます。他の地域では「くつぞこ」や「牛の舌」などとも呼ばれているようです。白身であっさりした味で、ムニエルや塩焼きにするととても美味しい魚です。
「アワビ」(8/6)
いわずと知れた高級魚ならぬ高級貝。肉厚で柔らかな身は直火で醤油をかけて焼いたり、バター焼きにしたりするのがお勧めです。ちなみに巻貝であることはご存知でしたか?
 祝島漁協では稚貝の放流などもしていますが、密漁の被害が多く、頭を悩ませています。
「ヤズ」(9/27)
 出世魚ですので各地で名前が違いますが、祝島では「ヤズ」→「ハマチ」となります。脂の乗りはハマチにはかないませんが、魚本来の味はひけをとりません。刺身や照り焼きがオススメです。
「カンパチ 2kg」(9/27)
 ヤズが釣れるこの時期は、カンパチも混じって釣れます。上のヤズと比べると、かなり赤みがかって見えるため、祝島では「アカハナ」とも言います。
 味は美味で、新鮮なものを刺身にするとヤズよりも歯ごたえがこりこりとしています。
「ヒラマサ 1.4kg」(10/14)
 ヤズに混ざって釣れるのはカンパチだけでなく、ヒラマサも時たま上がります。見た目はほとんどヤズと変わりませんが、微妙な色合いや形で見分けることができ、漁師は「あぎ(エラの周辺)の形が違う」と言っています。
 味はカンパチ以上に美味で、とれたてのヒラマサの刺身は島の人でもなかなか食べることはできません。(画像にポインタをあわせると画像が変わります。上がヤズ、下がヒラマサです)
「タチウオ」(11/29)
 この時期、よく釣れる魚といえばタチウオです。祝島では短く「タチ」といいます。脂の乗った白身は、刺身や塩焼き、唐揚げがお勧めです。
 秋が深まるにつれ、型の大きいものが増えてきました。
「オコゼ 0.4kg」(11/29)
 祝島風に言えば「オコデ」。見た目はグロテスク、背びれには毒を持つ危険な魚です。
 しかし、刺身(薄造り)や唐揚げにすれば外見からは予想もできない美味しさ。刺身にできない小さなものも、汁にしてしまえば贅沢な味噌汁になります。
「赤ナマコ」(11/29)
 祝島では「アカコ」と言います。青ナマコもあがりますが、赤ナマコのほうが身が柔らかく、市場での価格も上です。新鮮なナマコをさばいて大根おろしと和え、ダイダイの汁を絞ればコリコリとした歯触りがたまりません。
(画像にポインタを合わせると、「腹」が見れます)


2005年
「サヨリ」(1/19)
 サヨリはサヨリ船曳で獲ります。祝島のサヨリ船曳は氷でしっかり〆るなど丁寧に扱うので鮮度が違います。
 身はあっさりとした味わいが特徴の白身で、刺身、塩焼き、フライ、天ぷらなどがお勧めです。祝島漁協では漁協婦人部が「サヨリの一夜干し」にするなどして加工品にしています。
「真鯛 1.1kg」(3/10)
 祝島を象徴する魚といえば、やはり釣りで獲れた天然の真鯛。天然だから出るこの鮮やかな紅と、刺身で食べれば分かる鯛本来の甘みと旨味。機会があればぜひ味わってください。
「平アジ 800g」(6/16)
 マアジと言ったほうがわかりやすいと思いますが、祝島では平アジと呼んでいます。
 一本釣りで釣る祝島の平アジは、有名な関アジに勝るとも劣らない美味さで、刺身にすると最高に美味しいです。
 この平アジは800gで、この大きさの平アジはなかなか揚がりません。
「ホゴ」(6/16)
 祝島では「ホゴ」と呼びますが、スーパーなどでは「カサゴ」、「ホゴメバル」として売られています。
 大きな頭と大きく開く口が特徴で、煮付けにするととても美味しい魚です。
「ヤズ」(9/22)
 出世魚ですので各地で名前が違いますが、祝島では「ヤズ」→「ハマチ」となります。脂の乗りはハマチにはかないませんが、魚本来の味はひけをとりません。刺身や照り焼きがオススメです。
「モイカ 1.5kg」(11/15)
 アオリイカを祝島では「モイカ」といい、刺身や干物で大変人気のイカです。船での釣りは10月から解禁、11月にはいると大きい形のものが釣れるようになります。


2006年
「サヨリ」(1/7)
 サヨリはサヨリ船曳で獲ります。祝島のサヨリ船曳は氷でしっかり〆るなど丁寧に扱うので鮮度が違います。
 身はあっさりとした味わいが特徴の白身で、刺身、塩焼き、フライ、天ぷらなどがお勧めです。祝島漁協では漁協婦人部が「サヨリの一夜干し」にするなどして加工品にしています。
「大鯛 1.6kg」(1/31)
 祝島といえば、釣りの真鯛。最近、祝島では「よぼし(烏帽子)」の辺りで真鯛がよく釣れます。大漁なのはいいのですが、あまりに釣れすぎて市場で値が下がってしまうのが悩みの種。あまり大きくなりすぎるよりも、これくらいの大きさのほうが味も見栄えもいいようです。
「甲イカ」(4/24)
 祝島では4月1日がくちあけ(解禁日)です。新鮮な甲イカの刺身はコリコリとした歯ごたえが楽しめますし、もちろん、炒め物や煮物、てんぷらもお勧めです。料理方法は幅広く、漁期が終わる6月半ばまで楽しめます。漁の最盛期は5月。
「ウニ」(7/11)
 祝島で採れるウニは主にバフンウニが多く、ムラサキウニは少なめです。漁期は7月上旬から中旬の一潮だけで、島の人でも漁協の正組合員とその家族以外は漁協に歩金を払って採ります。祝島のウニの瓶詰めは混ぜ物も無く味も濃いため人気ですが、全て自家製なので島の出身者以外にはなかなか手に入らない貴重品です。
「マダコ」(7/31)
祝島で水揚げされるタコはマダコで、瀬戸内海のマダコは特に美味しいとされています。もちろん祝島のタコもアジは最高で、新鮮なタコを使った漁協婦人部のゆでタコや干しタコは毎年必ず売り切れる人気商品です。
「ヤズ」(9/26)
 ヤズはハマチの形の小さいもので、油の乗りはハマチにかないませんが、刺身にしたときの歯ざわりはヤズならではです。この画像のヤズは400〜500g程度ですが、もう少し時期が経てば1kg前後のものもあがるようになります。
「タチウオ」(11/6)
 祝島の漁師はこの時期、いつもの鯛やアジ、メバルだけでなく、ヤズやタチウオもよく釣ります。タチウオは歯が鋭いので普通の仕掛けでは噛み切られてしまうので、特別な仕掛けで釣ります。身は刺身や塩焼き、から揚げ、煮付けやムニエルがおススメです。


2007年
「ヤズ」(1/23)
 ヤズは本来なら秋から初冬の魚で、年明けに揚がることは祝島ではあまりありません。
 代わりに今年は、今のところ島の冬の代名詞のサヨリが揚がりません。




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