
2.3 その他の海溝型地震(地震調査研究推進本部)
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E 日向灘および南西諸島海溝周辺の地震活動の長期評価
平成16年 2004/2/27 地震調査委員会発表
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長期評価として地震発生確率が発表された地震は、発生領域、地震の型や特徴などから次のように区分されています。
@ 安芸灘〜伊予灘〜豊後水道のプレート内地震
A 日向灘のプレート間地震
B 日向灘のひと回り小さいプレート間地震
C 与那国島周辺の地震
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(地震調査研究推進本部 地震調査委員会) |
【地震のタイプなど】
安芸灘〜伊予灘〜豊後水道では陸のプレートの下に沈みこむフィリッピン海プレートの内部が破壊するプレート内地震が発生しています。
日向灘では九州の載っている陸のプレートの下にフィリッピン海が沈みこみ、陸のプレートとフィリッピン海プレートの境界面が破壊するプレート間地震が発生しています。
南西諸島周辺*では南西諸島が載っている陸のプレートの下にフィリッピン海プレートが沈み込み込んでいますが、広大な領域のほとんどは発生間隔などが不明確であり、与那国島周辺の領域を除いて発生確率が得られていません。
【特徴・過去の被害など】
評価対象となるいずれの地震も発生領域の中の具体的な場所は特定できないことから、対象となる領域において一定期間内に何回地震が発生したかによって発生確率が決められています。
特異な地震として1771年(明和8年)の八重山地震津波があります。このときの津波によって12,000人もの死者が出ましたが、地震発生の特性が十分明らかになっていないことから評価対象にはなっていません。
*南西諸島:大隈諸島・トカラ列島・奄美諸島からなる北半部の薩南諸島と沖縄諸島・先島諸島からなる南半部の琉球諸島に大別される。
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※ 地震の規模Mの「程度」は、「前後」よりばらつき大きいことを示す。
地震調査研究推進本部の「海溝型地震の長期評価」にリンクします。
http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02_kaiko.htm
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参考資料
日向灘および南西諸島海溝周辺の地震活動の長期評価 地震調査研究推進本部 地震調査委員会 2004/2
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