2006/10作成
関東大震災の跡と痕を訪ねて
番号 : 鎌倉市 KK-05
写真1 由比ガ浜の六地蔵
写真2 同上 撮影:2006/9
由来を示す二つの碑によると、ここは鎌倉時代の刑場跡で六地蔵が祀られておりました。大正7年に改修整備されましたが同12年の関東大地震によって崩壊しました。同14年の修理を経てこの度新たに六地蔵を造り、震災以前のような状態に戻した(昭和9年3月)ことがわかります。
昭和5年に編纂された鎌倉震災誌によると、六地蔵は倒壊と火災の熱によって1体を残して修理不能になったこと、松尾芭蕉の「夏草やつわものどもが夢の跡」と彫られた句碑も崩壊したが修理を加えて残すことになったことが記されています。