関東大震災の跡と痕を訪ねて
番号 : 海老名市 EB-02
写真1
諏訪神社の参道 鳥居の奥に社殿が見える
写真2
社殿に向かって左側に大震災記念碑がある
写真3
大震災記念碑はフェンスで囲まれている 正面の石柱(鳥居)に「大正十二年九月一日大震災記念」と刻まれている
写真4
一対の狛犬や鳥居の石柱、笠木などが組み合わされている
写真5
現在の鳥居の前方に円形にくり抜かれた礎石がある その脇の石柱には「大正十二年九月一日関東大震災で倒壊した鳥居の礎石」とある
撮影:2015/7
< 境内の案内板より抜粋 >
お諏訪様
諏訪神社(すわじんじゃ)は、建御名方命(たけみなかたのみこと)をご祭神とし、海老名市中新田1549番地に鎮座する。古来、中新田の地域及び住民を守護する産土神社(うぶすなじんじゃ)である。人々はお諏訪様と尊称する。
後略
御由緒
創建
大化の改新の後、海老名耕地の中央部の悔恨によって、中新田の地域は誕生しました。その地名は、大縄崎村から中新田村へと変遷した。この地域の草創の頃、住民は、農業の安全と繁栄を祈り、諏訪大明神の神霊を勧請し、諏訪神社をご創建した。
中略
明治から大正へ
明治元年(1868)の神仏分離令により、諏訪神社は東興寺と分離し、明治6年(1873)11月、村社に列せられた。明治15年(1882)、社殿を再建し、明治43年(1910)、その設備を完成した。
大正4年(1915)9月、神饌幣帛料供進社に指定された。大正12年(1923)の関東大震災により社殿を始め悉く倒壊したが、翌年には、社殿と鳥居が再建された。
後略
正面 背面
大震災記念碑の背面に刻まれている建立年月は、旧鳥居の建立年月であり、大正2年に建立された鳥居が10年後の関東大震災(大正12年)で倒壊したことを意味しています。
上記の境内の案内板によると、関東大震災で倒壊した鳥居はその翌年に再建したとありますが、現在の鳥居は昭和41年に建立されています。大正13年~昭和41年までの鳥居はどうなったのでしょうか。