地震・防災関連用語集

カテゴリ:地質年代と地層

地質年代

地層の中から発見される生物化石の様相から相対的に定めた年代を地質年代といいます。

地質年代は古い方から順に、先カンブリア代、古生代、中生代、新生代に大きく区分され、各々代・紀・世の順で細分化されています。例えば、新生代新第三紀中新世などと表現し、現在は新生代第四紀完新世になります。

地質年代は絶滅による年代区分であり、地質年代の境界では代表的な生物が絶滅し、それに変わる生物が台頭することになります。

例えば、2億5,000万年前の古生代と中生代の境界では紡錘虫やアンモナイトが絶滅しては虫類が栄え、6,600万年前の中生代と新生代の境界では恐竜が絶滅して哺乳類が台頭しました。

生物の絶滅による地質年代に元素の放射壊変から求められた放射年代あるいは酸素同位体比の変化から求めた年代を対比させた表を地質年代区分表といいます。

地質年代と同じような用語に地質時代があります。地質時代は地質年代と同じ意味で用いる他に、地質学の対象となる過去を漠然と指す場合にも用いられます。