セレブたちの間でヨガ(ヨーガ)が流行りらしい。キレイになれるらしい。ダイエットにイイらしい。そういうもんなのかな。結論から言うと、その通り。でも少し違うのです。
ヨガ(ヨーガ)って、誤解されている。「甲府ヨーガ」代表の市村先生は、何度もそう言った。確かに、ここのヨガ(ヨーガ)は、今の流行りのそれとは違う気がする。教室は、正直、ボロい。セレブっぽくない。市村先生の短髪のバリッとした出で立ち・・・セレブかといわれると、少し違う気がする?レッスンにしても、「ファッショブルな」ものかというと、少し違う。むやみに叫ばない。体に不自然な「代謝」を強いない。落ち着いて、静かに緊張と弛緩のリズムをとっていく。呼吸を整える。心と体を、そして、私達の心を宇宙のそれとつないでいく。
そもそも「ヨガ(ヨーガ)」とは「つなぐ」という意味なのだ。目先の効き目を強調することで大衆の目を引くことが、オトナの事情として重要なのは確か。でも、効用とは、飽くまで結果なのだ。私たちの現状は、私たち自身の生き方の言わば「中間決算」なのだから、私たちを作り上げるものは、月4回のレッスンだけではない。それ以外の日々の生活をどのように改善するか、そのヒントが甲府ヨーガにはある、と、考えたら良さそうだ。レッスンの後の教室は生徒らが思い思いの製作品を持ち寄ってある種の社交場になる。また、先生のアンテナにピンときたモノは自ら県内各地で触れて廻ることもあるらしい。そうやって、世を流れている人々の心をノックする。市村先生は人と人、人と社会を「つなぐ」人でもあるのだ。何かに流されるようにヨガ(ヨーガ)と出会い、甲府市の公民館の一室から教室を始めて以来30年。先生は、どうも商売上手な感じではない。が、もの言いの清々しさや振り向きざまのスッとした所作はまさにセレブ以外の何者でもない。そもそもセレブって何だ?
(桜座スクエアより)
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