日本の花
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徒然 花(つれづればな)
ラクシーのタイ料理解説  WEBサイト編集記























































[訳]
念のため、吉田兼好の徒然草とは何の関係もない。
 関連サイトを紹介する場合がありますが、あくまでも参考で、推奨ではありません。
 直接リンクはしていませんので、URLをドラッグ・コピーして使ってください。
百合  花博'05
07年1月30日 人間の能力を超える
 昨日、経済ジャーナリストの講演会に行きました。 彼は、「あと10年するとコンピューターが人間の能力を超える」、と言いました。 こんな事は想像がついています。 例えばコンピューター自身が学習するとか、コンピューター・プログラムを作るとか・・。 しかし、彼の言う 「人間の能力を超える」 とはそんな幼稚なことではありませんでした。 人間が思っただけでコンピューターに意思が伝わるというのです。 コンピュータを介して人間同士は喋らずとも意思が伝わる、というのですから驚きです。 以前、このサイトにコンピューターは体に埋め込みになると想像を書きましたが、それ以上です。 脳とコンピューターを直接繋いじゃう(非接触含む)ってことかもしれません。 

 そんな時代になると、人間の脳は一体何をすればいいのかわかりませんね。 現代人の顎の力が衰えているのと同じで、未来の人間の脳は衰えるかもしれません。 病気だって、生活習慣そのものを無くすようにコンピューターがサポートしますから、長生きになる一方ですね。 死にたくても死にきれない。 当然、長生きの分進化のサイクルも衰えまさぁね。 人間が考えているのか、コンピューターが考えているのかわからなくなって、洗脳状態になる。 あるいは催眠状態かもしれません。 

 シャカは自分の過去を20世遡って見たといいますが、コンピューターが脳に合体すれば、父母の情報も全部持ってるってことですから、20世どころクンタ=キンテのように100世代あるいは永遠に、そして衰えることなく回想できるかもしれません。 そうなってくると、コンピューターは人間を超えるだけでなく、輪廻も超えるって事になります。 超科学では人には心とは別に魂が存在することになっています。 魂が心に影響を与える、科学用語でいう潜在意識です。 コンピューターは潜在意識も変えることになるのです。
07年1月29日
 「キーワードはくうねるあそぶ」、なんて自慢げにセリフを言う、井上用水が出演したCFありましたが、それを聞いた小学生が大人になり、実行してる者が30万人いるようです。 幸せの価値観は変わっています。 仕事しないでビデオ・ゲームやって、情報メディアの受身になってるのが幸せと考えるか、仕事や家事に忙しいのが幸せと考えるか。

 この前、手相占い師が言ってましたが、最近の若者には昔ありえなかった位置に感情線が落ちてきているらしいです。 感情線の位置が落ちたからドウ?って聞かなかったですけど。
07年1月24日 日本のお土産
 自分の調べでは、タイ人に日本からの手土産として「うなぎパイ」(註1)は殆ど好かれる。 して、要請もある。 海苔煎餅は嫌われる場合がある。 上等な蟹蒲鉾は喜ばれる場合がある。 糖度の高い林檎は喜ばれる。

 近頃は日本ブームなので、ミーハーには将軍、忍者。 あるいは歌麿、広重、北斎もいい。 着物の女性をプリントしたTシャツをご所望タイ人がいたので空港の土産売り場でなかった〜とならないように予め用意しておくことにした。
 http://www.e-giftnippon.com/index.htm
 http://www.cd-expert.com/index.htm

<注釈解説>

註1)浜松の土産だったが、近頃は全国展開している。 亜流品が多いが、この商品名のブランドは一つだけ。
07年1月22日 爆破事件で軍幹部15人逮捕
 大晦日のバンコックでの爆破事件に関ったとされる軍幹部15人を逮捕したと21日報道された。 元々軍や警察の犯行と噂されていたが、更に一歩進めた形になった。 益々政権不安定になりました。 南部独立派ももっと動きそうな気がします。

【後日註】
 逮捕された軍幹部は釈放され、名誉毀損で裁判にすると言っている。
納豆売り切れ
 納豆騒ぎに関らず、何がいい、これがいいってのは、もう聞き飽きました。 何が悪い、コレは止めな、の番組にしてくれた方が解りやすい。 次いでに、みのもんたのご意見も聞き飽きました。 言い過ぎでしょう。 人はそれぞれ事情がある。
【後日註】
 この納豆ダイエットがヤラセ・捏造取材だった事で関西TVは大変な騒ぎになった。 さもありなん、ってカンジですがね。
07年1月21日 株式畑を耕す
 TVでグーグルの番組やってました。 検索順位を上げるのに鎬をけずっているようです。 ネットを店にしている人や広告にしている人は必死でしょう。 自分の場合、商売でもないので検索サイトのランキングは気してませんが、閲覧者数は気になります。 かと言って閲覧者数を増やす努力も技術も使っていません。

 番組で取材された会社はグーグルの順位を落とされたばかりに売上が落ち、従業員も大量に解雇、ランキングの条件を明かす裁判を起こしました。 米国グーグルでは順位を上げる為だけに単語を沢山並べてもダメらしいです。 文章になっていないとイケナイ。 番組では単語の最大含有率は15%ぐらいって言ってました。 この番組見てトライしてる人はたくさんいるでしょう。

 自分自身も検索サイトで一番使うのがグーグルです。 ヤ風よりもマイナーな語彙や単語組合せの検索に強い。 ヤ風ってのは血液型で言えばA型、グーグルはO型と言えそうです。

 去年、経営系の雑誌で始めてグーグル創始者二人の顔写真を見たときは「漫才師」という印象でした。 経営者とかビジネスマンというより、遊び人のように見えました。 それはさて置き、日本でもこう言う世界的なサイバー・ビジネスの創始者が出んもんですかなぁ。

 堀江氏が世界規模の企業を起こしそうでしたけれど、夢の実現を焦り躓いてしまいました。 ポテンシャルに期待してたんですが残念です。 彼のことは散々悪く言われていますが、もっと悪いヤツは一杯いるのであって、彼らの生贄にされた、と見ています。 簡単に言えば若かった。 生贄になる条件を作っていた彼も、生贄にした老獪者も残念です。 応援演説で、「私の息子です」 等と言った国会議員は、心から息子だと思っている証として彼を牢屋から出してあげたらいいと思います。 でなければ人を利用したことの証明がより鮮明になります。

 自分は堀江氏を応援していました。 彼は日本企業の株式畑を耕したと思います。 日本企業の株式持ち合いについては賛否意見があるところですが、堀江氏によって危機感を持った人も多いと思います。 弱い部分にはお互いに触らないようにしていますから、彼のようなことをすると、日本国内ではイジメられる。 株式が公開されている以上、世界中のどんな資本も堀江氏のようなチャンスがあります。 米国のハゲタカ会社とか、九州北の半島にある国の資本が知恵と金を出せば、乗っ取りができてしまいます。 そういう危機感を持って経営しないといけないよ、という教訓を日本中が授かった筈です。

 あ〜勉強になりました、と言いたいところですが、堀江氏を生贄にして喜んでるジ爺がたくさんいるところを見ると、この体質は容易に変わらないでしょう。 これからは外国人も経営に乗り出してくると思います。 次の瞬間には株主が外国人に代わっています。 情報メディアが外国資本になってどうすんですか。 まぁ、相撲も外国人に変わってるんでそういう国際化もアリかなって思えなくもないですが。
齟齬 くいちがい、くいちがって先に進まないこと
Balabushka cue
07年1月18日  明日のデブより今日のオイシイ
 知人のタイ人が言った。 「明日のデブより今日のオイシイ」 いい言葉だなぁ、いかにもタイらしい、諺になりそう。 単に食べることだけでなく、その日を楽しく過ごす、明日は明日の風が吹く、といった楽天的な意味も含んでいる。 「タイ人は食べるのが幸せだもん」 いいよなぁ、タイ人は冬の準備も支度も不要、蓄えなんか要らない。

 「なるべく物を所有しない」(註1)、「命は天からもらい物」(註2)という思想も手伝い、我々よりも思想的にラクなことが多い。 「他人が幸せになって欲しい」、とも思っている。 その思いは「幸せの一部を自分に回してもらう(施し)」 ことも含んでいる。(註3) 日本人みたいにドングリが背比べして妬んで邪魔するよりも明るくラクな考え方なのである。(註4) 
   <注釈解説>

註1)物を持たない=物に拘束されない=ほど幸せ。

註2)無くなったらしょうがない。 日本の医療のようにムリに生かされることが無い。

註3)施しと一体になっている。  しかし中国からの移民は施しが無いので嫌われている。

註4)他にも、「過ぎたことをクヨクヨ悩まない」(註5)、「何もしない時間が大切」(註6)などもあるが、工業化と共に西洋文化しつつある。

註5)反省もなく同じ失敗を繰り返すことにも割りとおおらか。

註6)のんびり過ごす=頭が忙しくない=人生が幸せ。
07年1月15日 虐め
 情報メディアは虐め事件に敏感になり、学校関係者怯えていると思います。 また、当事者はさぞかし苦しみ境地にあると察します。 批判を承知で書きますが虐めは無くならないと断言します。 東西今昔老若男女何処にでもいじめはあり、今後も起きます。 ただ、虐めとは何かと言われると、最近は受ける側は低い次元からをその対象と捕らえ過ぎ、与える側は過激になっていると思います。

 虐めを無くす事はできませんが、受ける側の精神的強さと与える側の道徳心を養う事で緩和するしかないのだと思います。 虐めは社会的秩序を保つ大衆心理の作り出した業(ごう=カルマ)です。 人に限らず、群れで暮らす野生動物にも虐めがあります。 群れの掟があるからです。 TV番組で見ます。

 自分が中学生時代、烏骨鶏(註1)を友人から貰いました。 家にはチャボ(註2)を放し飼いにしていましたから、そこに烏骨鶏を入れました。 ご存知のように鶏には必ずボスがおり、新しい雄をその群れに入れると必ず死闘をし、勝った方がボスになります。 その烏骨鶏は雌でしたので、ボスと死闘はしませんでした。 ところが、烏骨鶏は虐められたのです。 鶏ですから嘴でつつかれるのです。 どういう訳か烏骨鶏はチャボの群れについて行きます。 虐められても虐められてもついて行くのです。 群れが移動するときは一番最後について行くのですが、ボスによく追われていました。 肛門の周りを突付かれて血まみれでした。 この烏骨鶏はなぜ、虐められる群れに着いて行こうとしたのか、なぜチャボの群れは烏骨鶏を嫌ったのか良くわかりません




<注釈解説>

註1)烏骨鶏:皮も肉も骨も黒い鶏。 羽毛は白のものが多い。 中国原産で、日本では鶏との交配によって亜種が多かった。 この烏骨鶏も鶏に近い風体を持っていたが、羽毛以外は黒かった。

註2)チャボ、矮鶏。鶏の仲間で鶏よりやや小さいが、群れる習性は鶏よりも強い。
 群れを作る動物は大抵、ボスを頭にした順位があります。 家には今、当時とは別の烏骨鶏が8羽いて、そのうち2羽が雄です。 古い方の雄がボスですが、よく若い雄が挑戦します。 闘って鶏冠が血だらけになっています。 メスの中にも順位があるようで、出しゃばって別の雌に嘴で突付かれて鳴いています。

 このように動物は順位を決め、秩序を守って生きていまする。 その秩序を変えたければボスと勝負するという性質があるのではないかと思います。 管理社会もその順位を明確にする為に様々な物差しがあります。 学校では平等と教育されていますが、平等を越えた秩序があります。 それは決して見えるものではありませんが、それを乱せば叩かれる筈です。  

 秩序を乱す者に罰を与える。 どんなに小さな社会でもある筈ですが、どの程度の罰かは千差万別です。 このところの虐めは限度を知りません。 虐める側が家庭でも学校でも辛い思いや痛い思いをすることなく小中学生になっているので、相手の立場なんか全くわかりません。 極めつけは情けなくなった道徳教育です。 宗教が道徳の部分を占めるものですが、無宗教で道徳よりも勉学優先にせざるを得ない、義務教育では弱者救済などという考えは児童生徒に浮かぶ筈もなく、相手の苦しむ姿に喜びを感じる一方です。
07年1月15日 干芋
 干芋は生乾き状態が一番美味い。 買ったものは硬すぎる。 小学校の高学年の頃、よく自分で作ったものだ。 美味いからつまみ食いしながら作る。 蒸した状態で食べ、切って食べ、干して食べ。 生乾き状態まで持っていけるのが半分以下って事も稀ではなかった。

 さて、昨今では干芋は中国からの輸入物が多い。 なぜかって、作るのに時間が掛かるうえに、干すと縮み少なくなる。 買うほうは高いし、売るほうはとても割りに合わないのである。 芋だってそんじょそこらの芋じゃなくて、紅系という干芋用でないといけない。 干すと甘味が出る芋。 干芋は苗の植付けから始まるのである。
07年1月13日 長生きしようと思ってない?
 4000年の歴史をもつ隣国からたくさんの野菜が日本の市場に入っている。 生鮮品の検疫で残留している殺虫消毒薬の検査はできない。(註1) あの国は何度か行って思うのだが、買った方が全面的に責任を負う文化という印象が非常に強い。 だから非常に心配になる。(註2)

 「農薬? そんなの全然気にしてないよ。 現代人なら食べるの当たり前だし、食べずに生きて行けんもの。 第一長生きしようと思ってない」、と知人からキッパリ言われ、がっかりしたが、よく考えると、薬を使わない農産物の大量生産は難しいし、基準の程度が違うと仮定しても日本国内基準だって信用できない。

 残留薬の害は長生きする必要のない彼だけでなく、食を共にする子孫を残す者達にも同様に及ぶのである。 スグに死んだりせず徐々に効いてくる。 精神に作用するかもしれない。 元々野菜の消毒薬は病原菌やら昆虫の神経を麻痺させたり、生殖を疎外するものなのだから、病原菌や昆虫よりも複雑な人間が精神的に狂ってもおかしくない。 このところ頻発している過激な犯罪や若年自殺もこんな薬の影響だったりしないだろなぁ。

 貿易食品の残留薬の基準と遵守で安心できる食料の供給ができたら、と思う。 CO2削減ブーム、禁煙ブームと同様に社会全体がそうなって欲しいものだ。 その為には自分は長生き云々と言うレベルを超えないといけない。
 <注釈解説>

註1)全項目検査すると約1ヶ月かかるそうで、そんなことしていると生鮮食料が腐敗食料になる。 ここからは推測だが、後付で残留濃度の発表しても、社会混乱を招くのがオチなので発表しないのだろう。

註2)民族と文化が混然とした広大な国では売買は一発勝負、騙されたら負け、毒を盛られたら死ぬ、戦国時代なのである。 そんな中に村文化で丸くなった日本人が行って騙されない筈がない。 
07年1月11日
管理者は、自分に出来ない事を正確に知り、それができる者を自分の為に雇う
(フィリップロ・ゼンタール)
07年1月9日 過冷却
氷点下でも水が液体であることを過冷却という。 衝撃で水が氷になる。 冬の夜、自動車のフロントガラスがこの状態になる。 夜露が冷却されて氷点下になっている。 ワイパーを動かすとその瞬間凍結する。
07年1月8日 年賀状
 中国関係者はこれから年賀状が届く筈だ。
右は香港在住の台湾人からもらった年賀状メールで、広東語か普通語か、不明だが、なんとなく意味はわかる。 快楽と言う言葉が2箇所に出てくるが、香港とは快楽の追求でき
る所に違いない。 香港で快楽を求めたいですなぁ。 新年は発財というより、散財でしたなかな。
07年1月6日
 夜スケートに行きました。 巷ではトリノ・オリンピックでフィギュア金メダルの影響でスケート教室は満杯だと聞きますが、地方の為か、そんな傾向は微塵も見られません。 運動のつもりですが、滑って転んで、初老の体には良いのか悪いのかよく判りません。 今日は貸靴の嵌りが良かったので1時間半も滑ってヘロヘロでした。 年寄りの冷や水。

 そんな事に関係なく、明日からの予想天気図を見ると、恐ろしげです。 8日の低気圧は952hpで大型台風並、等圧線はまるで松の木の年輪です。 7日もやや弱いものの、これまた松の木の年輪。 何故松かというと、松は年輪が判り易いからです。

 子供の頃、住宅の裏に高い松の木が2本ありました。 根元が直径50cmくらいあって父の枝打ちで真っ直ぐ伸びた梢は相当な高さがありましたが、一体どれくらいの高さがあったのかは不明です。 祖母は台風が来ると、住宅に倒れて来ることを心配していました。 工事があってその2本の松を切り倒したときに切り株の年輪を数えると47年だった事を覚えています。 もっと昔なら、あの松は良い梁になった筈です。(註1)
註1)昔の我が家は明治時代の家屋で、構造体に多くの松の梁を使っていた。 8畳3間分が野物(註2)の通しの松の木だった。

註2) 製材、かんな仕上げをしていない材木。 木の繊維を切断していないので、強度とねばりがある。
 捩れや曲線を巧みに使いこなすのが棟梁の腕の見せ所だったが、世の中が効率偏重で、製材した梁を使うようになると、野物の松材は使われなくなった。 
 ところが、近年、大型のプレカットができるようになり、曲がったり捩れたりする野物も構造体として使えるようになった。 自分の山から切り出した木を製材せずに住宅に使う人もいる=見た。
07年1月5日
 タイ税関のペーパーレスとHSコード体系変更が1月1日から施行されたが上手く動かなかったようで・・ 仕事初めの3日は通関できず大混乱、結局在来システムとの併用で15日まで通関するようです。(1月3日発表) このシステムのキーであるHSコード(ハーモナイズド・コモディティなんたらかんたらシステムの略)10桁化(現7桁)の国王承認が12月30日午前、財務大臣の承認が午後、税関長承認が31日午前って、どういう仕組みなのか不思議に思います。 貿易関係者はやれやれでしょうなぁ。
07年1月4日 ザ・ラスト・サムライ
 あたかも歴史民族ドキュメンタリーだ。 この映画が侍哲学の真髄とは思わないが、今までに出会った侍の描写で一番心に染みた。 おそらく日本人ができない描写。 我々日本人から見ると写実的過ぎる事や時系列の前後なども見えるがそんな事は取るに足らない。

 たかの表情が米国映画にあったことが不思議。 感情を抑えているタカと祖母の表現が重なる。 祖母は全てに控えめで感情を抑える人で、現代教育で育った自分にはもどかしかった。 

 一貫して気になるのが刀のぶつかる音。 ゾーリンゲンの包丁の音がする。 硬い鋼の音。 日本刀は硬いところと軟らかいところが層になっている。 (二百回鍛えられていると映画の中で言っていた) ぶつかる音はもう少し鈍くてもいいような気がする。 パイレーツ・オブ・カリビアンの洋刀と同じ音になってるかも。
ウエスタン映画
 子供の頃から洋画が好きだった。 小学生の頃、ウエスタン映画がTV放送真っ盛りだった。 ジュリアーノ・ジェンマ、リー・ヴァン・クリーフ、バート・ランカスター、ユル・ブリンナーらをよく見た。  ビデオはなかったが、再放送で幾度も見るものもあった。 今でも物語にのめりこんで、俳優についついあこがれて何度も見たくなる。 続荒野の用心棒のフランコ・ネロ、ブルース・ブラザーズ、コットン・クラブのグレゴリー・ハインズ、ビバリーヒルズ・コップのエディ・マーフィー。  反対に、風と共に去りぬのビビアン・リーは嫌いになった。

 今、小学生の頃を振り返ると、マカロニ・ウエスタンが好きだった。 正当でないところに本家本元製よりも惹かれた。 役者も皆クセがあった。 音楽はワビとサビを野生化したような特異性があった。 あの映画の形は最近ハヤらないようだ。
07年1月2日 便利=ラク?
 近頃は地デジの大型TVが売れている。 デジタルと言うだけあって綺麗だ。 TVに限らず、何でも便利、綺麗、簡単を目指して進んでいる。 社会は便利、綺麗、簡単なもので満たされる。 ひとつの便利に関心していると、もっと便利なものが出てくる。 綺麗なアウトプットの製品が登場すると次はもっと綺麗なアウトプットができる製品が登場する。 そして極限まで達した綺麗は強さを兼ね備え、強いが満たされると終には速いを目指す。
 
 文化の発展は留まることがない。 けれども 便利、綺麗、簡単は決してラクにはならない。 便利なぶん沢山仕事ができ(=させられ)、綺麗なぶん細かな仕事が必要で(=させられ)、簡単にするために仕組みは非常に難しい(=事を強いられる)。 そうやって世の中はどんどん幸せと反対方向に進んでいるような気がする。 しかもそれは斑(まだら)模様で。

 社会人になったとき業界は週休2日制だった。 自分が中年になる頃には週に半分も働けばよい世の中がやってくると想像していた。 しかし実際はその頃よりも労働を必要とするようになっている。 それはもしかして! 便利 綺麗 簡単 のせいじゃないのか? 我々のように物不足(=貧乏で買えない)の時代から生きている人間はこれ以上便利さはいらない。 ラクが欲しい。

 ニッポンのお子様も大人に倣いたいへんだ。 長時間の授業なうえ、放課後も校庭で遊べず、イジメに耐え抜き、通学では不審者から逃がれ、家に帰って塾にゲーム、携帯電話とやることが一杯。 子供同士で遊ばなくなり人との関り合いが下手といわれ、睡眠不足で体力と視力が弱り、おまけに学力が低下していると言われるのだからいい気分はしない。 ここに書いた全項目が自分の小学生時代にはなかった。
iPod
 暇潰しに電気屋に入った。 オーディオ類を見るとiPodが一番大きな販売スペースを取っている。 ミニ・オーディオは昔四角かったスピーカーはピラミッドを低くしたような四角錐になって薄くなっている。 こういったオーディオのセットを見ると、必ずLPレコードのプレーヤーを始めとする記録媒体の変遷を思う。 CDが登場して以来、ミニディスクやらCD-Rが登場してついにデジタル配信になった。

 LPからすればCDのデジタル録音はいくつかの点で衝撃的だった。 音がダイレクトすぎて、初期の頃は非常に疲れた。 耳が。 非接触媒体の取り扱いがとってもラク、その上劣化しない。 これ以上の物はないと思われたが今では先進国でCDが売れているのは日本だけらしい。 今先端のiPodも何かに変わってゆくなぁ。

 最終的には体にコンピューターを埋め込む方式か。 ペットの情報カプセルのように注射器でコンピューターを埋め込み、視界のどこかにサポート情報が出る。 ターミネーターで見たぞ。 音は直接聴覚組織に伝えられる。 これでiPodは不要になる。
07年1月1日
 新年おめでとうございます。 一年の計は元旦にあり、穏やかでよい天気でしたなぁ。

 早速ですが、31日タイでは爆弾テロがあったようで・・ しかもバンコックの人の集まるところで。 観光に影響でそうです。 15年ほど前にスクムウィットに住んでいたとき、日本人の駐在員から「以前ここで爆破事件があった」とスクムウィット通り3番路の場所を教えられました。 あれから爆弾テロはたくさんあったけれど殆どが南部の県でした。 
 お寺に行きました。 運動の為で初詣じゃありません。 ウチは神道ですから初詣の方は朝、暗いうちに起きて神社に行って祈祷してもらってきました。 話は件のお寺に戻って・・ このお寺は麓から階段を1400段余り上った所にあります。 鈍った老体には体にいいのか悪いのかよく判りません。 若い頃はこの階段を走って上り、更に何百メートルかそれ以上遠いトレッキング路を頂上まで走って上ることができたのです。 

 さて、今日は娘っ子がたくさん階段を下りてくるのが不思議だったのですが、暫らくして、それは中国人であることに気づきました。 おそらく近辺の製造会社の研修期間中でしょう。 集合的に見て衣服が明るくカラフルです。(註1)  中国娘は階段を上ったところにあるお寺にも約10人程いました。 中国語を話しているのですが、普通語(北京語)ではないかもしれません。(註2)

 登りは初老の胆を傷めるが下りは脚を傷めます。 階段を踏み降りるたびに片方の大腿筋に全体重がかかり、登りのときのように体重を分散させられません。 中国人の娘っ子の小集団が何の苦もなく階段を下っていきました。 階段の上り口にさし掛かったとき、バーガンディ色の振袖をきた娘が両親と自動車から降りてきました。 このお寺は階段を上る為、自分も振袖姿は見たことがありません。 
 <注釈解説>

註1)おそらく都市近郊に住んでいるのでしょう。

註2)中国にはたくさん方言がある。 漢字も違う意味になるようだ。

 息を呑む美しさです、着物は。 きっと自前でしょう。 涙ぐましい両親です。 嫁にください、って行ったら、おとっつぁん腕組みして、お前みたいな若造にゃやらん! なんて大威張りで言った挙句に、結婚式では大泣きだろなぁ、等と瞬間的に思い込みました。 先の中国娘の小集団はそれを見て口々に 「ピャオリャン、ピャオリャン」 と言って騒ぎました。 この言葉確か”美人”って意味だった気がします。 って事はこの言葉は容姿と服装を混ぜた麗句って事ですね。
 タイでは倖だ來未のキューティーハニーのカバーがヒット中らしい。
06年12月28日
 26日の台湾南部で発生した地震M6.7は日本の報道ではあまり影響が伝えられていなかったが、インターネットを使った電話は、中国、台湾、タイが全て停止し、自分にも少なからず影響した。 28日朝になってANNの報道があった。 国際海底ケーブルが損傷、香港と東南アジア方面への通話が成功率2%に。 日本向けも10%、米国向け40%、中国向け10%。 実際にインターネットのアクセスでは10回に1回ぐらいが接続される。 しかし大変ノロい。 そういえばノロウィルスが流行ってるらしいけど、ノロって何だろ?
06年12月27日 嫁入り
 サンタクロースだのクリスマスツリーだのって散々チヤホヤしておきながら、26日になったら世間は急に冷やかな視線を送る。 欧米のようになだらかに終わって欲しいものです。 いえ、年末年始の伝統行事とケジメがついて丁度いいかもしれません。

 ひな祭りの雛壇飾りは節句を過ぎても飾っておくと嫁に行き遅れる、なんて言われましたが、サンタクロースは嫁に行きませんから。 雛壇飾りといえば近頃はこの影響でしょうか、嫁に行き遅れが多いようです。 このところ従兄弟2人の挙式では30代前半でしたから出遅れのラインが更に北上ですか。 日本人が最初に嫁に行く平均年齢は27歳と聞きましたが一方では老けるのが早まっているとも聞きますし、出産環境は益々難しい世の中になりました。
06年12月26日
 六甲山で遭難の末発見された人(註)によって、人間も冬眠状態になれる可能性を示唆した。 これから学者は研究して誰でも自由に冬眠状態になる。 冬眠すると心身共リフレッシュするばかりでなく、その間に都合の悪いことが過ぎていってくれる。 冬眠宿泊施設ができて、安全カプセルに入って予めセットした覚醒時間まで眠る。

 冬眠状態では細胞の代謝が減速し老けない。 「人生退屈ですから冬眠にいってきますわ」、なんていって奥様が出かける。 一方、夫と子供は尋常な生活を送っている。 奥様が目覚めた頃、夫は他界していた。 彼女がいなくなった夫は自由奔放な人生があまりに楽しくて冬眠をしなかった。 同じく冬眠しなかった子供も自分より年老いていた。 科学版浦島太郎。 実年齢だけでは年齢を数えらない。 実年齢60歳、覚醒状態年齢30歳とかって、両方で年齢表現しない。

 冬眠期間には臨死体験もできる。 三途の川を渡り花畑を抜けると自分が本当に辿り着くべき地獄または天国が見える。 そこで生き様を反省できる。 天国の見えた人はそのまま人生を送り、地獄の見えた人は必死に校正する。 そんな訳で、冬眠を終えると心がリフレッシュするばかりでなく、ワルイ人も善人になる。 犯罪科学ではこの自己再生本能を利用して、凶悪犯は強制的に冬眠につかせる。 食費も不要、社会復帰学習も不要とあって牢屋の半分は冬眠カプセルになる。 
註) 遭難2日目意識を失い20日以上水すら飲まず体温は約22度で発見された。

 今から30年前は冬山ブームで遭難する人が多かったが最近はめっきり減った。 無鉄砲する人が減ったのか、冒険心を失ったのか、はたまた山の正しい知識をつけるようになったのか、あるいは装備が良くなったのか、理由は良くわからないが、家族知人に余計な心配をかけなくなった、とは言える。
06年12月25日 プーケット
 タイの南の島々、今のシーズン、アンダマン海(註)の波も収まる季節だが、今年はまだ波が高く、観光客は期待外れになっているようだ。 一部のツアーでは園芸博を開催しているチェンマイへ客をシフトしている。 そんな中にあるチェンマイの観光業は大儲けというチャンネル3の報道があった。
註)インドとインドシナ半島の間の海。 津波で有名になった。 殆どの人は忘れてしまったが、当時はアンダマン海で取れた魚は津波にさらわれた人を食べているから、と言う理由で売れなかった。
06年12月25日
 米国のパーティ会場では複数の有名人がリムジンでなくハイブリッド・カーから降りてくるらしい。 この車の環境対応がその人の環境配慮イメージを作るという理由で。 あるTV番組で元F1ドライバで登山家の有名人が、自分のハイブリッド・カーに乗る前に言った。 「2シーターやオープン・カーの時代は終わった、これからは環境を考える」(註1) 
 CO2削減を唱える政治家も役人も低燃費車しか選ぶことができないはずだ。 究極の低燃費は自転車だ。 国民のあるべき姿を見せて欲しい。
註1)実際どんなウラがあるかわかりませんよ。 普段は大排気量の12気筒乗ってるかも知れないし、当のハイブリッド・カーだってメーカーからTV取材のあるときは是非これに乗ってください」って渡されているかもしれません。    CO2削減は車の燃料だけでなく、全ての生産過程で排出量を制限しますからね。 例えば火力発電で作られた電気を使っても二酸化炭素つくる。


<冒頭の徒然花 現代語訳>
ヒマなので一日中コンピューターに向かって心に浮かんだタワ事を、とりとめもなく インプットしたら、妙にへんな気持ちになった。



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