ラクシーのタイ料理解説 編集記


ラクシー・ワールド 編集後記では、関連サイトを紹介する場合がありますが、何れも参考としての紹介です。 (註) 直接リンクはしていませんので、URLをドラッグ・コピーして使ってください。


04年1月3日 彫塑工芸(2)の記事更新
 スパンブリの像について、タイから説明をもらいましたので記事を更新しました。 法輪の像のところです。 法輪とは仏教の中で、悪を倒す善(仏教)の象徴の輪(ホイール)です。 タイでは円盤型のものが多く見られます。 (ラクシー・ワールド >タイのお寺>チェンマイ参照) バンコックのナショナル・ミュージアムの二階にいくつかありました。 これらの円盤は模様が曼陀羅のようです。 曼陀羅とは仏の世界を絵にしたもので(詳細は辞典などで調べてください)大抵大変細かな絵になっています。


04年1月1日 04年もよろしく
 2004年 あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。


03年12月19日 カラーTV表示方式
 毎日新しい発見がある。 わざわざ新しいものを探しに行かなくても、新しいこと(時代の流れ)は向こうからやってくる。 タイのヒット映画「スッ・バンガチャン」(註1)のVCD2枚組み、VCDなら日本でも見られる、と去年タイで買った。 以前、日本のプレーヤーにセットすると、”ご覧になれません”(註2)と表示された。 実際に見れないと悔しい。 しかも歯止めと考えていたPCでも完全に見ることが出来ない。(この理由は不明) 何百バーツか捨てたと思っていたところ、自然治癒して昨日はご覧になれるようになっている。

註1) スッは戦い。 バンガチャンは地名。 子音をカタカナ表記では、スット・バングラチャンという書き方もあるかも知れない。

註2) 世界にカラーTVの表示方式は3つ、日本のNTSC、タイはPAL(Phase Alternation Line)方式。 他にSECAMがある。 日本と日本は互換性が無い。 昔のタイ在住日本人は日本のビデオを見るために、日本のビデオ・デッキとTVをタイに持ち込んで使っていた。 電源も220Vから100Vへの変換機を当てた。 (今はどうか知らない。) 日本から送られてくるビデオが唯一の日本語番組であった。

 量販電気屋、エレキテル(仮名)で聞いたところ、DVDの場合はカラー方式だけでなく、リージョン(地域)があり、日本の場合は全て2、リージョンが違うと見れないらしい。 しかし、このテの物は日進月歩+機種別機能によって、動作させてみないと解らない。 ビデオ・デッキもかつては、「ユニバーサルタイプを買えば、どの方式で記録してあっても日本のTVで見られる」、と聞き、やがては、「今のビデオデッキは全部ユニバーサルじゃないの」、とも聞く。 国際社会が進んでるんだから、変換機能の選択くらいできる仕組みにしてもらいたいですよね。 方式が1つで世界中を歩ける記録媒体はカセット・テプレコーダーくらいですねぇ。 それ故にか商品寿命を終えていない。 フィリプスは特許料を取らず世界共通化を計った。 偉い。 

<参考WEBサイト>
 世界のカラー方式 ・・ 国別方式一覧
http://www.interq.or.jp/blue/rhf333/TV-FORM.HTM
 DVDリージョン
http://www.fantasium.com/code.asp
世界の電源事情 ・・ 国別電源のプラグ形・周波数・電圧 
http://homepage1.nifty.com/spur2000/doc/trip/power.htm

 どうして日本は2つの周波数があるかについて、小学校のとき先生が話した。 明治時代に日本で導入した発電機の生産国が関東・関西で違ったらしい。(あのセンセ、余談が好きでしたなぁ。 自分も好きですが。)  検証すべくWEB検索する。 ドイツ、米国がその2カ国。 
 周波数の違いについて書いてある
http://www.remus.dti.ne.jp/~rmina/faq/frq_v.html
ここに出ている、米国GMもドイツ シーメンスも現存する会社、というところはすごいですねぇ。


03年12月15日 催眠術
 米国映画「ホット・ロック」 ロバート・レッドフォード主演。 銀行の金庫係に催眠術をかけ、かぎを開けさせてしまう。 金庫係には予め、催眠術をかけておき、キーワードを言うと、指示した行動を開始する。 レッドフォードはエレベーターの中で、金庫画係りにキーワード「アフガニスタン・バナナスタン」という。 先日TVでやっていた催眠術の番組はこの映画を現実化したようなものだった。 これが悪用されると凄いことになる。 国を動かせるかも知れない。 CIAやらKGBが研究したらしい。
 
 以下はイタチョーから聞いた話である。
 催眠術を使った事件が20年ほど前にバンコックで流行った。 犯人は金品を持っていそうな人に近づき、普通に声をかける。 別に言葉巧みではない。 道を尋ねるとか、バス路線を聞くとかの、ありきたりの会話である。 被害者はそのときから催眠にかかり、金品の全てを差し出してしまう。 そして何事も無かったかのように自宅に帰り、財布やら金製品(註1)などが無いことに気づく。 金品をあげてしまったことは記憶にあるが、そのとき何を考えて差し出したのか解らない。 こんな被害が何人も出て、バンコックの噂になった。

 イタチョーの友人はランシット(空港から少しアユタヤ方向に向かった近郊の町)でバス路線を尋ねられ被害にあった。(約600バーツと金製品:当時の600バーツは今より価値が高い) 自宅に着いて覚醒し、被害を知る。 悔しくて悔しくて眠れない。 帰路を全く覚えていないそうだ。 叔母は、危うく助かった。 通りでこの事件に遭い、金品を差し出している途中、通行人が、”噂の事件”と気づき、「何やってる!」と叫んだ為に催眠術氏は逃亡、知人の被害者は催眠が醒めわれに帰り、恐ろしくなったというが、猜疑心なくそれが当然の振舞いかのように金品を差し出したということは覚えているらしい。 この催眠は必ず自宅についてから気づく。 必ず帰りの交通費は持っているので、被害者の帰途でトラブルが発覚する事は無かった。

註1)昔のタイ人は金製品、ネックレス、ブレスレット、指輪などをたくさん身につけていた。 お金持ちなど、筋力トレーニング用のウエイトと思えるくらい身につける。 金は純金(24K)で通貨の次に流通が良く、有事の場合は通貨よりも信頼性がある。 


03年12月14日 「タイ料理解説追加」
 ラクシー・ワールド・ファンの皆様、こんにちは。 気まぐれな更新にも関わらず度々訪問して頂きありがとうございます。 このサイトの目的は当初、ご来店者を対象にタイ料理の解説と、宣伝広告の目的で開設致しました。 最近は料理以外の写真で拡張してきましたが、タイ料理に関するピュアな訪問者が増え、本分がこの程度の内容ではお粗末と考え、やや軌道修正、タイ料理をもっと広く深く扱っていきたいと思います。 従いまして、「たいのもの」は増殖を暫く延期します。 (原稿用写真は増殖を続け、早く世に出たい物ばかり目白押しですが。)  先数ヶ月はタイ料理解説、「味のたんけん」の増刊、メニュー・ページの写真質向上(註1)などに努めまして、ご来訪をお待ちしております。

註1) HP開設当初は「ホームページ作っちゃ王」(仮名)というソフトで、HPの仕組みなど訳もわからず恐る恐る作っていたのですが、今、見直してみると、大変醜い写真と見にくい構成になっています。 ソフトの初期値は画像を粗く記録(註3)することになっていたんですねぇ。 gifもjpegも訳が解らなかったんですから情けないですねぇ。 HTMLなんてもっと知らなかったんです。(註2) 内容の拡張を優先すると、良質写真に作り直してもいられませんかねぇ。  デザインのセンスもないので、短絡的構成になっていることは自分でも満足していませんが、人マネが嫌いな性格ですから、センスの良い画面をマネて作るなどということは出来ません。 

註2) HTMLとは、ホームページを作るコンピューター用の命令書(またはその規則)を指します。 そもそも自分はコンピューターに興味がなかった。 ここまで作れたのは、工作好きだったから。 小学校の図工は得意だった。 得意の意味するところは、工作すると何でもクラスで上位3番以内に作り終わる。 早い。 出来栄えは別にして・・。  それが今HPに出ている。 国語が不得意で、「__部分の作者の考えを述べよ」 的な質問は、発表すると必ず嘲笑もの。 文章なんて不得意に決まってる。 だから写真でゴマ化してるんだよっ。

註3)デフォルトでjpegを粗く記録する機能になってるんですねぇ。 大きな写真ならいいんですが、ラクシーのような細かな画像では如実に貧弱さが現れています。 反面gifは定格の32KBの大きさになっていたんで、重いページなのに画像が粗悪だったんです。 というよりも、未だにそのままのページもある。


 03年12月8日 大人のエンタテイメント (洋楽追加)
 NHK教育番組で夕方やってる「ハッチポッチ・ステーション」。 グッチ(正式芸名はしらない)が外国人歌手(現代用語でアーティスト)のパロディをする。 幼児・児童向け番組の間に挟まっているが、大人のエンタテイメント。 児童の親の世代が視聴者対象でしょねぇ。 パロディ対象の外国人アーティストが全く自分の知っている年代ものばかり。(現代用語でカブる) 1960年代〜1980年代 、古くはビートルズ、モンキーズからアースウィンド&ファイヤー、マイケルジャクソンくらいまで。 カツラ+衣装で変装、歌を歌う。  必ず童謡と掛け合わせて、1曲として成り立つよう編曲、替え歌にされている。 リピート部分を日本語の似た発音に置き換えるとか、童謡からスイッチするとか。 ものまねと、替え歌、編曲が大変面白い。 これが大人の芸だよなぁ、とつくづく思うのである。 (体型が殆どの外国人アーテイストと合っていないことが悔やまれる。)
モンキーズのサイト (the monkees)
http://www.100megspop2.com/monk/eng/80sen.htm

03年12月4日 「マネーの寅」
 実業家達がアイディアに対しスポンサーになる番組。 タイトルのオリジナル、「マレーの虎、ハリマオ」と番組の内容が、自分の中では大きく乖離する。 時々見る・・というよりも見える、・・とついつい見てしまう。 起案者たちが必死に説明する一方で、スポンサー側は時々社長らしい高飛車なセリフも見せる人もいる。 奇妙なアイディアも参考になるが、スポンサーの反応を予測するのに注力する。 彼ら各人の性格・背景を把握していないこともあってか、殆どハズレ。 これが当たるようになれば、”実業家になれる要素あるなぁ” と多少救われるが、これだけ外れると起業家にはなれないことを実感する。 そんなこととは関係なく、この番組のウラはどうなってるのか、大変興味がわく。


03年12月3日 「ミスター・ボウジャングルズ」
 1972年、音楽に覚醒した。 ニッティ・グリッティ・ダート・バンド(註2)のミスター・ボウジャングルズ(註3)に衝撃を受けた。 米国のカントリー&ブルーグラス(註4)という、日本では奇特なジャンルのバンドだったとも知らずに。 少年の自分にとって音源、メロディ、言語、どれもが新鮮だった。 洋楽に強く傾倒し、それが南蛮かぶれ(註1)への入り口にもなった。 

 最近、自動車会社のTV広告で彼らの演奏による、ミスター・ボウジャングルズが使われていた。 「この曲好きな人ってやっぱりいるんだ。」 としみじみ思うのであった。 先日、ふと思いつきGoogle(註5)でこのバンドの名前を入れてみると、出た! 30年を経た未だに活動している。 メンバーがだいぶ入れ替わってるようだ。 発売されてるアルバムの中に、昔の曲のタイトルをたくさん見出すことができる。  

 月1000円の小遣いからレコードなどは買うこともできなかったし(当時のレコードは2800円均一)、ソフトにお金を使えるほど、心は豊かでなかった。 レコードを買うようになったのは社会人になってからだ。 それまでに買うことができなかったレコードを買ってLPは90枚以上になった。 これらの一つ又は複数を毎日聞いた。 LPはやがてCDに変わることはあったが、この頃聞いた曲には今も飽きていない。 ミスターボウジャングルズなど歌詞は忘れても、楽器ごとの音が克明に蘇る。

<文中注釈>
註1) 南蛮=西洋。 かぶれ=感化される。 西洋に共感や憧れを持つことを蔑視的に表現する。
 この言葉の時代背景からすれば南蛮とは、イスパニア(スペイン)、ポルトガルに相当するだろうが、当時は鎖国で欧州人は彼らしかいなかったのだから、欧州を指してもいいのではなかろうかという気持ちで使っている。

註2) The Nitty Gritty Dirt Band
公式サイト http://www.nittygritty.com/
ニッティ・グリッティを辞書で調べても載っている辞書は少ない。 せいぜい肝心なとか、現実のとか言った解説である。 米国人に聞いたところではインフォーマル(略式の、可変の)という意味なのだそうだ。 確かにバンドのメンバーは始終変わっていた。

註3) ミスター・ボウジャングルズ 【Mr. Bojangles】
老いたダンサーを描いた叙事詩的歌詞が哀愁を誘う。 後に、この曲は、サミー・デイビス・ジュニアとかジョン・デンバーにも歌われた。
 歌詞は以下のサイト参照ください
http://www.mudcat.org/@displaysong.cfm?SongID=4061
 後日、このサイトを再び見たところ、チャットに色々出ていた。 ボウジャングルズの正体についてとかギターコード、奏者についても。

註4) 【ブルーグラス】 用語解説
アメリカの伝統的音楽の一つで、ヒルビリー(きこり音楽)から発展したという説がある。  映画「タイタニック」の冒頭シーンで乗客はアイルランドの移民であることを示すアイルランド音楽の演奏と踊りが登場するが、ブルーグラスに近い。 ブルーグラスはアパラチア山脈を中心とするアイルランド系の移民によって伝えられている。 代表的曲にはフォギー・マウンテン・ブレイク・ダウン、映画「俺たちに明日はない」で使われていた。 「ビルモンローとブルーグラス・ボーイズ」が歴史的有名バンドである。 楽器はフィドル(バイオリン)、バンジョー、フラットマンドリン中心に、ギター、ドブロ、ヲッシュタブバス、ダルシマー、オートハープ など。 (fiddle, banjo, flat mandolin, dobro, washtub bass, dulcimer, auto harp

以下のサイトで何種かの楽器を見ることができる。
http://www.bluegrassworld.com/instruments/ その他の楽器も調べると面白いかも知れない。

註5) Googleはアルファベットを入れると、日本のサイトだけでなく、そのままワールドワイドの検索ができるので都合がいい。 多国籍言語対応、タイ語検索もできる。  ワールドワイドのGoogle(アルファベット版)でも"タイ料理"と日本語で検索しても、「タイ料理ラクシー」 などと日本語で出てくる。 英単語を綴り違いで入れると、修正して検索してくれる。 実は、「タイ料理 ラクシー」のサイトにはGoogleからのジャンプが一番多い。
 http://www.google.com/intl/ja/ (日本語)  http://www.google.com/ (アルファベット)


註) 関連サイトの参考紹介
 関連サイトの掲載は、あくまでも参考紹介です。 お勧めという意味ではありません。 ブラウザの機能などにより十分な閲覧が出来ないかもしれません。 宣伝広告のたんまり入ったものもあります。 最近、検索サイトGoogleからツールバーをダウンロードしたところ、ので、「ホップアップ・ブロック」機能がついていました。 余計な宣伝広告サイトが開かないので快適です。


03年12月3日 「ショッキング・ブルー」
 1970年の前半と思う。 ビーナスという曲でヒットした、ショッキング・ブルーというバンドがあった。 英語圏以外の国のバンドだと思った。 どうしてもラブサイケデリコとショッキング・ブルーが重なる。 ショッキング・ブルーのLPは1枚もっている。 Googleで検索したところ、訳のわからない文字、キリル文字?みたいのが出てきてサッパリ解らない。 URLのお尻が”ru”ってどこだぁ?
 以下のサイトはビーナスのジャケットのようだ
http://www.geocities.com/gbrecordsuk/shockingblue.gif

 この時代って、サイケデリック、(psychedelic 魂の、精神の、心理のとか言う意味だけど、もっと進めると幻覚とか心霊とか)とかいう言葉が流行ったよなぁ。 そういえば前に、パフィーが歌ってた、♪近頃ぉ〜私ぃ達は〜♪、という曲はビートルズの初期の頃のベースにそっくりだったなぁ。 (曲名は思い出せない) 何故かこういう音はすぐスキになってしまう。 音楽の好みは思春期につくられるのか。

03年11月24日 「婆ちゃん&キー坊」と「しょうぞうクン」のjsファイルをuni-codeに修正
 マニアックかも知れませんが、動作不良防止のため理論通りにしました。(註) 今までと見た目も使い勝手も変わらないでしょう。

 昨日、イタチョーに「プーパッ・ペッ」を教えてもらった。 プーパッ・ポンカリーに唐辛子をいれたものをそう呼ぶ。 これは正直いって、プーパッ・ポンカリーよりも美味しかった。 但し、初めてタイ料理を食べる人はおそらく辛くてムリ。 食べてみたい人は、プーパッ・ペットを注文してください。 メニューになくても大抵タイ料理はできます。(特殊素材の場合は事前に注文が必要です)

<注釈解説>
註)完成直後から必要性は理解しつつもメンテの不便さの理由で放置。 5.5でjsの文字化けがあるとされるが、2つ共、jsで日本語は不使用、このままでも使えると判断。 開発当時、両方とも5.5配下で稼動試験し動作確認済みだが、理屈にそぐわないと何が起こるか解らない。 


03年11月22日 タイの動物写真追加
 タイから日本にくると、日本人でさえも訝しく思うことがいろいろある。 空港から出ると、先ずは色の世界がジミ。 今日、タイの魚の写真2点を追加した。 これらの魚は日本では熱帯魚と呼ばれるかもしれない。 タイ人のイタチョーと水族館(註1)に行くと、「この魚美味しい」とか、「この地方でとれる」とか言う会話になる。 タイでも観賞用の魚は売っているが、おそらくタイ国内の魚に違いない。 日本で言うならば、ハゼやフナを飼っているのと同じである。  ところが、日本でフナとかメダカとかを飼っても鑑賞としては面白くない。 魚がジミ過ぎる。 ハゼやらウナギに至っては動きもしない。 (ハゼは飼ったことがあるが、エサが難しかった。 動くものしか食べない) 

 同じ「タイの動物」サイトには、木製牛と牛車の組み合わせの写真があるが、本物の牛の引く写真を見つけたので、興味のある人は次のサイトを参照されたい。 http://www.pbase.com/image/18257597
 タイで生の牛が引く牛車のシーンを撮りたかったが、そのような光景に出会うことがなかった。 

 動物とは言え、殆ど家畜になってしまい、自然動物を期待していた方々には期待はずれで申しわけない。 野生生物を取材に行ってHPに載せたい気持ちはヤマヤマですが・・。 時間とカメラが必要ですなぁ。 今の家庭用カメラでは、衝撃的な写真はムリ。 手動焦点、明るさ、接写、望遠などの機能が必要。 野生動物を取るには、木に登るとか、縦穴でも掘って何時間も隠れて待つ。 野生のトラとか象の生態など撮ってみたいねぇ。 野生動物といえば、自分が小学生の頃見たTV番組、「野生の王国」(註3) 「アフリカ大牧場」(註3)、そしてタイ滞在中にみた「ナショナル・ジオグラフィ」(註3)など、強く心に残っている。

<注釈説明>
註1)タイ語で水族館のことを  ピピタパン・サット・ナーム(直訳:水中生物の博物館)というのですが、このピピタパンの発音をタイ人からピニタパンとはっきり聞いていた自分は、他の人と会話中、力強くピニタパンと言ってしまい、「なにそれ?、ピピタパンじゃないの?」と指摘を受けてしまい、この単語を教えてくれた人に苦情を言った思い出があります。 今日、この単語、ピピタパンをまじまじと辞書で調べたところ、ピピの意味するところは「いろいろ」、パンの意味するところは器具でした。
(註4) ほかに水族館を英-タイ辞典で調べると  と出たがこれはタイ-日辞典には載っていない。
もっとおかしなことに、さるタイ語の教則本では  と表示されている(註2)が、これはミスであろうか、それとも昔の表記か(昭和44年発行ではありえる)も知れない。

註2) トー・ナーンモントーにカーランがついてる。 発音からするとこちらが正しいんでしょねぇ。

※このページのタイ語表記は、タイ料理ラクシーの「婆チャン&キー坊」「婆チャン&キー坊」 で作成され、画像取り込みされています。  これから自分のタイ語の勉強のためにタイ語を載せていきたいと思います。

註3) 番組解説
@「野生の王国」 欧米の番組。 世界中の、主としてアフリカの自然動物のフィルムを見せて解説する。 番組の始めと終わりに、西洋人の博士が出てきて英語で何か喋る。 番組の終わりに、この博士が「ワイルド・キンドム」というと画面が短くフェイド・アウトする。 このシーンが印情的です。 フィルム全体が茶色がかっていたと思います。 余談ですが、昔のアメリカの映画は青く見えるのが多かった。 電気屋で何で?って聞いたら、コダックのフィルムは青み掛かって写る、と教えてもらいました。 あの電気キチのジッちゃんはもう亡くなりました。

A「アフリカ大牧場」 チャク・コナーズ主演のTV映画。 アフリカの自然動物保護を目的として働く牧童。 馬に乗ってエランドなどの大型アンテロープ類を投げ縄でとらえるシーンがたまらなく良かった。

B「ナショナル・ジオグラフィ」 世界中の自然をヴィデオにとらえた芸術性の高い番組。 成作はどこの放送局か記憶にないですが、英語の番組でしたねぇ。 同じタイトルの雑誌も世界中で発行されている。 これもまた、写真芸術性が高い。 日本語版もある。 当ホームページのタイトル、「タイ・ジオグラフィ」のヒントになっている。

註4) ピとパの間のタが何故発生するか説明します。  アルファベットで書くと phiphit + phan = phiphithapahan
  語末の文字が子音の場合は、単語を繋いだとき母音を含む発音になる場合があるからです。 この単語と関係ありませんが、リエゾンもあります。 


03年11月21日 レシピの悩み(レシピを見た人が悩むという意味)
 気に掛かってることがタイ料理のレシピです。 タイ料理のレシピを扱うサイトは沢山あるし、本だって沢山出版されています。 どんなレシピにせよタイ料理は材料集めがタイヘンです。 入手の難しい調味料やハーブばかりです。

 例えばチョー有名になったトムヤムクン。 唐辛子やココナッツミルク程度はヘッチャラとしても、ハーブ類はどうしますか? レモングラスやらタイ生姜、コブミカンのハッパ、パクチーはタイ食材専門店でないと揃わない。 仮に揃ったとしてもお店で食べる何倍もの値段になってしまいます。(親切なお店ならバンコックのように2-3人分の食材キットがあるかもしれない) レシピを見ると材料入手の難しさに二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。

 日本の某食品メーカーのトムヤムクンの素が今でも売られているかどうかわかりませんが、あれは一体何だったんでしょうか。 タイ料理のトムヤムクンと全く違います。 イタチョー(註)も知らない味でです。

<注釈解説>
註) ジット・プロッチャナでコックをしてる時代に、
ブッサラカムに勉強にいきました。 ブッサラカムもジットプロッチャナもバンコックの老舗・有名店です。 タイ料理 ラクシーはジット・プロッチャナの味をベースにしています。 イタチョーのジット・プロッチャナ時代の写真がお店に掲示してあります。 


03年11月20日 失われたフィルム
 時代の流れを汲んで、近頃サイトの容量がリッチです。 その為、どうしても大きい写真を入れる傾向にあり、閲覧に時間がかかるかも知れません。 ラクシーのHPポリシーは「写真多く、文字少なく、頁軽くして、内容濃く(註1)です。

 最近やっとマパーン(シー・マンゴー)の写真が見つかり、掲載できそうです。 フィルム(註2)がカメラに入ったまま2-3年そのままになっていました。 タイに住んでれば簡単に取材できるんですがね。 写真フィルムをそのまま放置しておくとどうなるか・・・ 車の中に長い間放っておいた(註4)ことがあって、それを現像したら、全てピンク色がかっていました。

 フィルムといえば、残念なのが93年、メコン川で撮ったフィルムをなくしてしまいました。 いい写真だったんで悔やまれます。 一つは川のすぐ側の丘。 ここからはラオスが見えます。 川は絶壁の下です。 当時、ラオス国境(註3)には50mおきに警備兵がいると聞きましたが真偽不明です。 この丘は薄い岩が多層になっている。 ミニチュア版がムアン・ボランにありました。 唯一とうもろこし売り商人だけが前のフィルムに残ってました。

 もう1箇所は滝ですが、滝が注ぐ石灰岩と見られる岩盤には、大小はありましたが人が入れる位の直径で深さが50-60cmくらいの真ん丸い穴がいくつも空いていました。 何れも自然科学の参考になるものです。 あれば今ごろ「ラクシーワールド > タイ・ジオグラフィ」に載っていたんですが。

注釈解説
註1) 漢詩風にしてみました。
註2) 不思議なことにフィルムと書いてあるのに普通の人はフイルムと発音します。
註3) 70年代に「パテトラオ」がニュースによく出てきました。 ラオス人民解放戦線、と訳されていましたが、タイ語のプラテート・ラオのことなのかなぁ、と思いますが・・どうでしょ? ラオスに詳しい方教えて。
    パテトラオの関連ページ http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Report/pdf/2001_03_06_12033.pdf
註4) 高温多湿の条件=
工業界用語で加速試験=を簡単に作れます

 ラクシーのHPはニッチ(隙間)です。 他所のサイトに載ってる事はなるべく回避して作っています。


03年11月18日  塩漬け(註)
 近日公開の「味のたんけん」の追加ページの食品、段々濃い世界になってきました。 タイ料理ラクシーのコンセプトの上、濃いものが公開できないものがあって残念です。 このページは強烈に塩辛い物が多くなってしまいました。 卵の塩漬け、魚の塩漬け、豆腐の塩漬け。 塩漬けは食品保存の伝統的手法です。 他の伝統的食品保存の方法は乾燥、発酵、燻製、砂糖漬けなどがあります。 タイでは砂糖漬けや発酵も多いですね。

 塩は人体に欠かせないミネラルですが、取りすぎると良くないと聞いています。 お医者に聞いたところでは、ナトリウムは体に水分を保存しておく働きがあり(註2)、体内の水分量が多いと血圧が高くなる。 日本人はNa(ナトリウム)を体に保存する体質なので、高血圧になりやすいそうです。 他にも日本人は色々と体内に保存しやすい体質らしく、さるTV番組では、進化の過程で、飢餓に耐えうる体質を形成した、と解説していました。

 日本では最近まで(歴史的に見た最近=20-30年ってところでしょうか)、漬物でも干物でも沢山の塩を使っていました。 以前は漬物も塩辛かったし、新巻鮭などは腹に塩がたんまり入っていたのです。 ところが最近の健康ブーム(註3)で、減塩が流行リだしました。 医療の進歩かも知れませんが、塩の摂取量が多いと言う理由で健康を害する人の数はだいぶ少なくなっているとか聞きました。

 サイト上の食品はどれも珍味で、塩が多いのでちょっと箸でつつく程度です。 日本酒に合いますねぇ。 ラクシーの好物です。  タイ料理そのものは塩辛い訳ではありません。 ファミリーレストラン(現代用語でファミレス)の料理より塩は少ないと思います。 

解説
註1)株を買ったが暴落に合い、安物ウリができなくて温存、値上がりを待つ、しかし暴落だから相当時間がかかる。 これを塩漬けと言う。 バブル時代に、つまり日経平均の3万8千円くらいで買った人が沢山いて、バブル崩壊後その人達がこの用語を連発していた。 

註2)小学校6年生の時先生から聞いた。 ”製鉄所では、暑くて汗がでると塩が不足するんで、工場の中に塩が置いてある。それを舐めながら働く。” 本当のところはわからないし、昔の話かも知れない。 水分を蓄える働きがあるとすれば、大量の汗で脱水を防ぐと言う理由なのかも知れない。 知ってる人教えてね。

註3)TVの健康番組、多いですね。 今の国民健康保険や社会保険の制度から言えば、あのくらい義務教育でやってくれると良いと思うのですが。 健康番組で気にかかるのが○○は体に良い、という解説が沢山あリ過ぎて、良いといわれるものばかり食べてたら太ってしまった、とかありえますなぁ。 視聴者はよく考えましょう。 良いと言われた瞬間だけ買うのでなく、継続しないと効果がないということを先ず頭に入れます。 継続できない=その瞬間だけ摂取しても意味がない=ムダ使いしない、となり、蓑モンタが言った翌日売り切れ、ということはなくなる。

 栄養学は未発見部分が多いですから変わる部分も多いかも知れません。 そう、思い出すのが砂糖。 砂糖はカロリーが高い=体にいい、と昔は考えられていたようです。 何でも高ければ良いと言う単純な発想でしょうか。 ところが体に悪い、といわれ出した。 人口甘味料は頭が良くなると言われたらしい。 ところが何十年か前に人口甘味料「チクロ」が世の中を騒がせた。 この話題が忘れられると精製砂糖が体に良くないといわれてることや、ダイエットブームの影響で、低カロリーの人口甘味料が使われて現在に至っている。

 
チョコレート、昔は高かった。 頭が良くなるといわれていた。 ところが、幼児に与えすぎて虫歯が増えた。 今度は甘い物を与えないお母さんが増えた。 そしてちょっと前にはココア(チョコレートもココアも同じカカオ豆からできる)が頭に良いと報道され、全国の小売店からバンホーテンのココアが売り切れた。 何か、以前書いた部分と重なりますが、反芻してもいいじゃないですか。 


03年11月17日 屋根の無い乗り物
 自分の好きな乗り物は屋根の無い乗り物である。 車で言えばオープンタイプ、中でもHD(ヘビーディューティ)なジープ(註1) 自転車、オートバイ、小型ボート、馬などがその範疇だ。 けれども寒さが大きらいで、屋根のない乗り物は日本では半年しか乗れなく、それらを所有することは半道楽になってしまう。 (馬に至っては飼育委託料で家賃1件分) タイなら屋根の無い乗り物でも一年中乗れるのになぁ、と悔しく思う。 しかも車検がないから好きな様に乗り物が作れる。 自分は改造が好きなので・・ 貧乏でパーツが買えず、コントム(註2)で見つけてきた水道管とか鉄板をムリヤリ溶接して、幌トラックや本当のチョッパー(註3)になりそうだ。


註1) 三菱J57は良かったのに。(HD指向の人が少なくなった?)
 ジープは商品名で、しかもクライスラーの商標登録、日本では三菱だけが使える、と昔読んだことがある。 ホンダ・バモスも良かった。 バモスは軽トラックのオープンタイプ、予備タイヤが前照燈の間についていた。 バモスの名前の由来は知らないが、スペイン語で、1人称複数の「行く」という意味の単語、vamos かもしれない。

 三菱J57がよく解りそうなサイト
http://www.wombat.zaq.ne.jp/pepe/jeep.htm

註2) コントム・・ナコンカセムの中古市場。 中古の部品やら雑貨の露天市場。 1990年代の始めにタイで聞いた笑い話: 日系の工場で80万円くらいする鉄製の機械が盗まれた。 駐在員がコントムでそれを見つけ、買い戻してきた。
 参照: ラクシーワールド > たいのもの > 商売 

註3) チョッパー ・・ここで言うチョッパーとはバイクのチョッパーのことで、ベース奏法とか電気回路のことではない。 勿論、アニメの赤い帽子をかぶった鹿でもない。 チョッパー自体の意味は「粗く切り刻む」という意味で、日本語で言ったら差し詰め「ぶった切る」くらいに相当するだろうが、バイク界のチョッパーの語源は次のような背景があるらしい。 1950年代米国で帰還兵がお金が無いので盗品バイクに乗ってたが、原型で乗ってると盗品ということがばれるので、何台かをバラして(チョップし)他の部品とごちゃ混ぜにして再組立てした。 続きは(註4)へ

註4) チョッパーはやがて、美しく改造を競うようになり、カスタム・バイクやショー・バイクへと発展した。 かつては日本では車検が厳しく一部の無法者(註6)しかこの種類のバイクには乗れなかったが、90年代になると規制緩和で雨後の筍のように広がった。 しかも、大型二輪の運転免許は取りやすくなった。(註5) チョッパーの本家本元は米国、ハーレー・ダビットソン(H-D)のバイクをチョッパーやカスタムにしてこそホンモノ、といわれる所以だ。 ところがH-Dは大型二輪しか作っていない。 ホンモノのチョッパーやカスタム・バイクに乗れることは、ユーザーの意欲を掻き立て、日本のH-D市場は一気に拡大、同時にチョッパー・ブーム(というよりも以降はこれが普通になった)にも拍車が掛かったのである。 

 ミッキー=ローク主演の映画、「ハーレー・ダビットソンとマルボロ・マン」、ハーレーが乗ってるのがH-Dのカスタム。 H-Dはミッキー自身のものとなってた。 H-D以外にも多くの点で美的感覚が自分とシンクロ(同期)する映画である。 例えばハーレーの丸刈り+ピアス。 例えばレーサー風スーツ。 最後のシーンで相棒マルボロマンはロデオに出場。 カメラの視点はウエスタン・ブーツから上方に向かう。 カウボーイハットは伊達ではなかった。 自分が馬好きという点でも美感にヒット(当る)するところだ。 マルボロマン:バネッサ=L=ウィリアムズ

 以下のサイトにポスター、単車の仕様と改造箇所の一部が載っている。
http://www.geocities.com/MotorCity/5187/hdamm.html

 古いところでは、「イージーライダー」(註7) ピーター=フォンダ主演。 カスタム・バイク(当時はまだチョッパーと呼ばれていたか?)中心の映画としては歴史的でしょう。 キャプテン・アメリカ型のH-Dは好きになれません。 ビリーの乗っていた方が好きです。 ♪Born to be wi〜ld♪ のサビの部分、耳に残りますなぁ。 ステッペン=ウルフの「ワイルドで行こう」。 あのサングラスは流行り、それに似たフレームの眼鏡も流行った。 (ドイツ語のようなブランド名・・思い出せない。) この映画は2度見ましたが、掴みどころが見えませんでした。  サイケデリックな映像が、おクスリやってる人には良かったんでしょうか?  監督はビリーになってたデニス・ホッパー。 ついでに他のバイク映画紹介は(註8)参照

 以下のサイトでイジーライダーの思い出の写真はたくさん見られそう。
http://www.bikemenu.com/photoseasyrider.html

註5) 米国ハーレー・ダビットソン社は米国政府をして、「日本でウチのバイクが売れない理由は、日本の二輪の運転免許制度の為でっせ。 ほんまは故意に大型二輪を乗れなく(売れなく)してるんちゃうかぁ? こら間接的な輸入規制やでぇ!」  と日本政府に迫ったため、それまで渋っていた大型免許(排気量400cc以上)を取り易くしたのであった。 (上述のようにH-Dは日本の運転免許の基準で言う大型二輪しか生産していない。

ハーレー・ダビットソン社のサイト 
http://www.harley-davidson.com/selector.asp

註6) 1982年秋、渋谷で見ました。 尊敬すべきチョッパー。 「ぶった切り」という語源に近い本物。 CB750K2かK3くらいのベース。 ロング・フォーク フォワードコントローラー、リジットにリヤシートはなんと座布団。 ハンドル、マフラー詳細は忘れた。 感動して見ているとバイカー(この種の二輪運転者をライダーと呼ばない)がやってきた。 これまた素晴らしい! ドイツ軍ヘルに皮ジャン、袖取りジーチャンには金属製のバッチが無数につけてある。 あまりの美しさに思わず声をかけてしまったのでした。 今なら当たり前だけど、当時なら変更部品1点だけでも整備不良で必ずおまわりさんに咎められるからね。

註7) 同じ名前のバイカー集団、同じ名前の雑誌があります。 どちらもH-D&チョッパーが共通語です。 この集団のお頭、ソニー・バージャーという名前を思い出しました。

註8) 他にバイクの出てきた印象的映画は「フリービーとビーン」トライアル車で渋滞の車の上を走りまくる。 「太陽が燃え尽きた日」(とかなんとか、サブタイトルか? ハッキリ覚えていない)モトクロッサーで走りまくる。 「マッド・マックス」オーストラリアの暴走族映画。 カワサキZ1とマックスターン後のウィリーが素晴らしい作品。 友人の一人はこの映画を見て感動、3日目にバイクを買った。


03年11月16日 Windows アップデート
 このサイトを読んで戴いています方々は少なからずパソコンに関わりのある方と思います。 自分はずっとパソコンには興味がありませんでした。 2001年夏、デジカメを買ってから虜にされ(現代用語でハマる)てしまいました。 使っていると、構造や理屈など知りたくもないWindowsというソフトに関わっていかざるを得ません。 

 プロバイダからのサービスで時々Windowsのプログラムに修正があった、との連絡を受けます。 これまで気づかなかったけれども、修正箇所は必ずセキュリティ・ホール(註1)と謳っています。  実際はバグの修正だと思うんです。 だから、セキュリティに問題が無いとか、ハッカーのアタックを受けないとかの判断でそのままにしておくよりも、アップデートした方がいいのではないかと思うんです。 実際自分の使ってるMeはマイ黒ソフト・ブランドのトラック・ボール(註3)が四苦八苦しても接続できなかった。 ところがライブ・アップデート(註2)したら、すんなり接続してしまった。 マイ黒ソフト社も「バグ(註4)といえず、「セキュリティ・ホール」という言葉を代用してるんでしょう。

註1)セキュリティ・ホール
 プログラム上の監守の穴。 コンピュータに悪戯する悪い子からコンピューターを守る為のプログラムに空いている穴。 そこから悪い子が入ってくる。 悪い子はどんどん知恵をつけ、体力を増しているので、監守も勉強と筋トレが必要です。 

註2)ライブ・アップデート 
 生放送のソフト更新とでも言いましょうか、普通なら、ダウンロード→プログラムの実行、を手作業で繰り返すところ、オンラインでソフトの更新を行うこと。 自分はこの前、ハッカーにやられたので、早速実行します。 (未だやっていない。) 2001年秋のこと、Xpの○○版のそのまた○○○をインストール、調子よく使っていた。 ライブ・アップデート中にハング・アップしたのはセキュリティ・チェックが制動をかけた為かどうか、今もって疑問です。

註3)トラック・ボール
 トラック・ボールとは埋め込んだタマタマを指先でコロコロさせてポインタ(画面に出る矢印)を動かす、言わばマウスの仰向けになったヤツです。  昔はノートパソコンには大抵これがついていたような気がしますが、今ではそんな製品は博物館くらいでしか見ることができません。 わざわざ買ってまで付けているのは自分のような奇特者です。 トラック・ボールは細かな操作には向きませんが、ポインタを振り回すときに大変早い動きができるので、大変重宝しています。 手首から動かさず、指先だけでできるので人体工学的に合理的です。

 ついでに、自分の使ってるトラックボールを紹介しましょう。 先ず、でかい。 アメリカ人向けでしょう。 クリック・パッドがピアノの鍵盤のように4つもついていますが、大きくてボールに親指を乗せると4つのパッドまでは完全に指が届かない。常用は2つだけ問題ないですが。 、光学式ですので誤動作がなく、ボールは直径が3cmくらいあるのでノート搭載品より操作は良好です。 今ではマウスは接続さえしていません。

註4)バグ
バグというと我々にはピンときません。 直訳の虫と言う言葉もなじみがありません。 虫が食って使えなくなると言う意味のこととは思いますが、人が作るプログラムですから、勝手に無視が食うわけもなく、そうなるように人が作ったのですから、正直な話が不良品の混入です。リンゴ箱に腐ったリンゴがあると、それは他のリンゴも腐らせてしまうのと同じです。 そうはっきり言えないコンピューター業界はバグ、というマイルドな言葉に置き換えています。 とは言え、万人の使う使勝手を全て事前に試す(デバグ)ことなど不可能、増して将来接続されるであろう周辺機との接続などと考えると完全な動作を約束することは難しいかも知れません。

*こうして注釈ばかり長く書いていると、昔読んだ田中氏の「なんとなくクリスタル」を思い出します。  書き方は違いますが、大薮氏は固有名詞や専門用語の解説が多かった。 彼らの注釈は一字一句逃さず読みました。 注釈が面倒な人は飛ばせばいいからマニアでもそうでない人でもどちらでも読めるんですよね。 そう言う意味ではラクシーワールドの文は全て注釈と言うことになりますかな。 


03年11月15日 タバコ
 バンコックでは最近、禁煙場所が増えているのにタバコを吸う人が多くなったように感じます。 イタチョーのオトッツァンは田舎暮らしで、すでに90歳を超えていますが、タバコを吸います。 驚きです。 刻みタバコを自分で紙に巻いて吸うんです。 巻紙には片方の縁に乾燥させた糊がついていて、巻き終わりに縁をなめて接着します。(註1) 巻き紙(註2)も刻みタバコも売ってるんですねぇ。

 驚いたことは、タイではタバコを食べる虫がいることです。 日本から持っていった貴重なタバコは冷蔵庫などにしまいましょう。 パッケージに穴をあけて食い荒らします。 タバコそのものはそれほどヒドく食い荒らされるという訳ではありませんが、紙に直径1mm程の穴をあけられ、そこから空気を吸ってしまうので、タバコの煙が吸えません。

 日本人がイメージするタバコのことをタイ語で、ブリー、といいますが、広義でのタバコはヤー・スップ(直訳:吸い薬)といいます。 タイの北の方に行くと、奇妙なタバコを売っています。(最近はバンコックでも売られてるかも知れません) そのうち写真を載せましょう。 たぶんタバコの葉っぱではないと思いますが、葉はまだ緑色です。 あたかも葉巻のような格好をしています。 ラクシーは葉巻を時々吸います(註4)ので、葉巻の味を期待したり、または特別なものかと、吸ってみたところ、草の煙の無味乾燥なものでした。(註3) これは伝統的ヤー・スップとのことです。 

文中注釈
註1) 昔、アニメで「荒野の少年イサム」といういなかっぺ大将が馬に乗ったような米国西部開拓時代の日系少年を主人公にした番組がありましたが、その番組でウインゲート一家という悪の集団の一人レッドが、この巻紙の端を舐めてタバコを巻いて吸っていたように思います。 

註2) 日本のタバコの巻紙は通常硝石(硝酸?)がつけてあって、火付きをよくしているそうです。 パイプ・ツウによれば、紙巻はこの硝石の煙が体に良くない=パイプの方が体によい=んだそうです。

註3) 80年代の初め頃、サーファーの間でインドネシア産のタバコ、「ガラム」が○○○に似ているとかで流行したことがあります。 ハッパに似ているとかで話題になったんですが、全くの草でした。 タバコと同じナス科の植物とは聞いています。  吸い過ぎに注意とか書かれているので、ニコチンを含んでいるかも知れません。


註4) 自分が吸うのはシガリロです。 シガーもシガリロも日本語では葉巻ということになるのですが、シガリロは紙巻たばこくらいの太さで、シガーの女性用とも聞きますが、価格や大きさが丁度自分にあっているのです。 葉巻もピンからキリまであって、キューバの何とか、という葉巻は、アルミの缶に1本ずつ入ってます。 (昔は1本2万円と聞いていた) 写真や映画でしか見たことがないのですが、キングコングが吸うくらいでかいのです。  葉巻の愛好家は葉巻カッターを持っていて、1本吸ってしまわず、途中でカットして貯蔵庫にしまっておきます。

  持っていたタバコのパッケージを紹介しましょう。 

上段はパイプ用で、左がスウェーデンのボルクム・リーフ3種、右が桃山。

下段は全てシガリロ。 下左と下左3番目が独逸、下左4番目が英国、その他全て和蘭製。
 

  世界のシガリロ評価サイト
http://www.cigar-cult.at/englisch/stn302.htm


 偶然かどうか知りませんが、自分の買うシガリロは殆どオランダ製です。 空港の免税店などで買ったり、タイではスクムビット通りの薬局でよく買ったものです。 葉巻の一番印象的な映画はクリント・イーストウッドの「荒野の用心棒」(註5)です。 イーストウッドは奥歯で葉巻を噛み締めていました。 エジプトのクレオパトラという紙巻タバコはかなり葉巻に近いものを感じました。 日本ではランバージャックがそんな感じだったような気がします。

 パイプ・タバコも沢山吸いました。 フィルターなんてありませんから、肺癌になってもおかしくありません。 パイプの一般的なものはピルパオという木の根っこから削ります。 繊維が蜜で硬く、ヤニが外にでにくい材質です。 ポパイのくわえているのはたぶんトウモロコシの材質でしょう。 パイプタバコは大抵、強い芳香を付けてあります。 日本では桃山・飛鳥・プロムナードなどありました。 外国製品もいろいろ試しましたが、最終的にはボルクムリーフになりました。 船員だった叔父もパイプ好きで、カナダ産のキャプテン・クック(だったかな)をもらったときは500cc入りくらいの蓋つきカップに入っていて、その量にタマゲタことがあります。 (普通の葉巻は50g入りの袋に入っている)
  パイプのサイト(スウェーデン語と見られ全く解らない)
http://www.cigarworld.de/shopdata/shop.php4?UserID=1073226709360&aktion=auswahl&wgr=Pfeifen

 フランス製タバコの紙巻器というのが昔、日本で売られていました。 今も売られているかどうか。 紙をセットして、器具で作られた巻紙の溝に刻みタバコを入れる。 ビニル製の帯をくるくる回すときれいに紙巻きができるのです。 そのうちこのページに写真でも載せましょう。 日本でもきざみタバコはキセル用に「桔梗」という商品名で売られていましたが今、あるかどうか? キセルは2-3服で吸い終え、タバコを詰め直し、また着火する、と思っていたところ、この道のツウになると吸い終えた火種をキセルの火皿から火種を手のひらに叩き落とし、灰だけを取ってまたキセルに戻す。そして次のタバコを詰めるそうです。 この技は見たことがありません。

註5)  
イーストウッドが演じる主人公のガンマン、ダブルをやってうまく金をせしめようとするがボスに見つかり、銃が撃てないようにと、手をクシャクシャに馬に踏まれる。 棺桶屋に助けられ穴倉にこもり、鉄板で鎧を作る一方、おんぼろ銃を手に入れる。  キズの癒えたときボスと決闘する。 この日、ポンチョの下に鉄板をぶら下げる。 ボスは何べんもイーストウッドを撃つ。 前弾的中し、都度倒れるのに起き上がってくる。 何度も何度も・・。 鉄板の鎧に当たっているからだ。 弾丸が尽き、イーストウッドがおんぼろ銃の一撃でボスを倒す。 

 どうしてここまで詳しく書いたか。 それはクロサワ+三船の「用心棒」のコピーだからである。 三船も悪党仲間を裏切る。 半殺しに会い棺桶屋に助けられる。 お堂に篭り、得意の刀がないので、包丁で相手を倒す為に包丁投げを連日訓練し、包丁投げを完璧な技に磨き上げる。 キズの癒えたある日、篭っていたお堂を出て、悪党のボスに決闘を挑む。 隠し持っていた包丁を投げ相手を倒した。 クロサワ+三船の「七人の侍」も著作権侵害に「荒野の七人」もある。このストーリーも侍がガンマンになっただけである。 この映画は豪華キャストだった。 ジェームス・コバーンがナイフ投げの名手として登場していた。

侍→ガンマンの流れで思い出すのが、盲目の居合抜き、座頭市。(勝新太郎主演シリーズ映画) このマカロニ・ウエスタン(註1)版が「ブラインドマン」(1971年)。 盲目のガンマンで悪役と戦う。 主演の名は知らないが、ビートルズのドラマー、リンゴ・スター(註2)が脇役出演していた。 キャンディーという役柄名も覚えている。 TVでは2回見た。 初めに見た放送はが1978年頃か。

註1) 当時流行したウエスタン映画のイタリア製。 語源にはイタリアのイメージのマカロニをウエスタンに足したもの、と聞いている。 ジョン・ウエインに代表される正当的米国ウエスタンよりも人間臭さが強く出ていたイメージだ。 米語では「スパゲッティー・ウエスタン」というと米国人から聞いて、マカロニ・ウエスタンは和製英語と思っている。 確かに、日本の我が家ではスパゲッティよりもマカロニの方が食卓に現れたのは先だった。 (註3) 

 「荒野の七人」、「荒野の用心棒」とフランコ・ネロ主演「続荒野の用心棒」、ジリアーノ・ジェンマ主演の「荒野の1ドル銀貨」、リー・バン・クリーフ主演の「ドク・ホリデイ」、小学生のとき見てあこがれましたなぁ、あんなガンマン魂。 
(ストーリーが単純でジョンウェインは好きになれませんでした。)

註2) 本名 リチャード・スターキー(とはどうでもいいか)。 ドラムを叩いて歌を歌という不思議さがあった。 ビートルズの映画撮影中に演技力を買われ、役者もすることになった。 ビートルズの歌、「アクト・ナチュラリー」(自然に動け)などでは映画出演のことを唄にしている。 ブラインド・マンでは悪党の役がぴったり合っていたように思う。 その後、「おかしなおかしな石器人」(原題「ケイブ・マン」)では主演。 トンダという名前。 「トンダ、サクサク、ラナ」(原始人語でトンダはラナが好き)というセリフが忘れられない。 このサクサクとはメイク・ラブも指すと解説にあった。 劇場で見たのは1982年くらいだったが・・

註3)ついでに若い世代の方に日本の食文化の西洋化の説明をしよう。 西洋の文化が入ったのは明治維新依頼と思っているかもしれないが、それはブルジョワの話で、一般人は戦後それも、戦後復興が落ち着いてからである。 したがって、西洋の食べ物が入り初めたのが昭和30年代(1950年代の後半)と想像される(ラクシーは出生前なので聞いた話)。  戦後の物資の不足で、食料選択の余地がなかったはず。 昭和30年代後半(1960年代)に入ると高度成長で稼いだお金が溜まってきた。 庶民は西洋物に飛びついていった。 西洋の物は裕福で洗練された時代のイメージだった。(に違いない。聞いた話) 

 個人的な見方では、今から20年も前には、日本の食文化はこのまま西洋化されて行き、米などは不要になるのではないかとさえも想像した。 ところが、どうした訳か日本料理が見直され、洋食化は少しペースダウンした。 自分はこの流れを、団塊の世代の家庭化と分析(な〜んて言ってみたい)している。 団塊の世代(註4)が独身の時は外食で洋食を食べたり、新婚時代には家庭で料理本片手に作ったが、子供が出来、家庭にドップリ浸かると、基本は米、味噌汁と漬物の世界だった、という訳である。 

註4) 団塊の世代はたくさんの日本文化を生み出したが、飲食関係の大きなムーブメントの一つには喫茶店もある。 この世代が青春の頃は薄暗い感じの喫茶店が多かった。 何か薄暗いところに行きたいイメージがあったのだろう。 学生運動、ピッピー・スタイル、自由恋愛などは当人の親の世代からは批判を浴びることが多かったし、窮極は駆け落ちとか無理心中も多かった。 今考えれば、封建的な日本社会からの脱皮だったかも知れない。

 10年ほど前から、急に休日は山や田舎に出かける人が増えた。 昔は決して渋滞しなかった、何もないハズの山への街道は毎週休日には渋滞する。 そしてガーデニング・ブームや農業体験学習の出現など、なんとなく土・草花への関心を持ちたくなるのが50歳ぐらいではないかと考えると、これも団塊の世代の文化とも思える。 昔の流行り言葉で「戦後派・戦前派」と言われたが、戦前産まれと、戦後生まれでは志向が違うかもしれない。 

 このように団塊の世代を中心に考えると、先がなんとなく浮かぶ。 団塊の世代は戦後の復興でのベビーブームで生まれた世代だ。 1945年が終戦とすると、先頭は2004年の今、推定年齢は61歳だ。 定年退職した方々もいらっしゃる。 (肩叩き、リストラを含む) そこで、今の流行がリストラになっている。 リストラブームはあと暫く続く。 まだ残っている人が多いから。 その後から本格的XXブームがやってくる。 XXは人が60歳になるとやりたいことである。 多分田舎に1戸建てにして、家庭菜園とかが流行る。 そうすると、ここで出来た野菜は、余るので売られる。 そして今と違うスタイルの市場(いちば)が出来そうだ。 食品は高くても安全や健康度の高いものによりシフトする。 

 一方、退職金の使い道がない裕福な方々も多い。 すると、先ずは手堅く信託、そして株とかになる。 先ずは買うわけだから、割高になる。 株は上がる。 



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