6.平安時代
1
桓武天皇が
794年平安京に遷都してから、1192年、源頼朝が征夷大将軍となって鎌倉幕府を開くまで。
【考察】桓武天皇が長岡京から平安京へ都を移したのはなぜだろう。
2 蝦夷征討
ひきつづき、東北地方の蝦夷は征討の対象とされた。
桓武天皇の797年、
坂上田村麻呂は征夷大将軍に任ぜられ、胆沢城・志波城をきずき、東北地方の経略を大いに進めた。
3 最澄と空海
最澄
伝教大師 |
空海
弘法大師 |
天台宗 |
真言宗 |
比叡山に延暦寺を建てる |
高野山に金剛峰寺を建てる |
4
荘園制により力をつけた
藤原氏は、他氏排斥をくり返し、摂関政治をつくりあげ、政治を独占した。
藤原道長・頼通父子の時代はその最もさかんな時代であった。
藤原道長 此の世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも 無しと思へば 『小右記』
藤原頼通 平等院鳳凰堂
5 武士の登場(平氏政権)
平清盛
「此一門にあらざらむ人は皆人非人なるべし(平氏でない者は人でない)」
日宋貿易(大和田泊)
6 国風文化
894年、
菅原道真の建議によって、
遣唐使が廃止された。このことにより、この時代には、中国の影響からぬけだして日本風の文化が発達した。これを国風文化とよんでいる。
寝殿造とよばれる日本式の家。十二単・束帯という日本式の衣装。
紫式部の
『源氏物語』 清少納言の
『枕草子』 紀貫之の『土佐日記』 作者不明の『竹取物語』
『古今和歌集』 大和絵
【課題】小倉百人一首から、六歌仙とよばれる6人の歌人の歌をかきうつして(視写)、鑑賞しよう。