後楽園・岡山に立ち寄り

阪神・淡路震災の影響で新幹線が使えず、初めて飛行機
で岡山へ行った。橋本総理が地元ということもあるのか、
岡山空港は立派な空港設備だった。
 岡山は山陽道の交通の要地に位置するため、新幹線、
ドライブでもいつも立ち寄り観光、散策であり、なかなか
ぶらぶらと気儘な散策をできないにもかかわらず、何度も
訪ねている。

岡山観光の定番は市内の岡山城後楽園。金沢の兼六園、水戸の偕楽園
とともにご存知日本三大名園だ。関東の人間が「後楽園」と耳にすると、東京
水道橋の東京ドームがある後楽園を連想するが、岡山後楽園がご本家(?)
自分は三大名園を訪ねてみて、後楽園の広場が多い開放感と、黒板張りの
烏城の異名がある岡山城とのコントラストが大好きだ。「隠れ砦」としての大名
庭園らしくてなかなかいい。
 後楽園は赤穂浪士が討ち入りした頃である1700年に、岡山藩主池田綱政
が築いた。名門池田家の権勢と元禄の華やかな文化を伝えている。
 岡山城は戦国期の匂いをプンプンと放つ風格。中国、山陰地方の広島城、
長州萩城(古写真)・・・と戦国大名毛利の流れをくむ城は南蛮風の似た雰囲気
がある。築城は戦国末期に毛利一族の宇喜田直家、秀家親子で次の城主は
小早川秀秋・・・・・関ケ原の宿敵が岡山城主になった。歴史は面白いですね。

 岡山駅前に地元のヒーロー桃太郎の像が立っている。駅前通りも「桃太郎大
通り」だそうで、まっすぐ歩くと岡山城、旭川の対岸に後楽園がある。町は城下
町なのに古い町並みはなく区画整理された広い道路網の近代的都市。55年前
にこの町も酷い空襲を受けたことが想像できた。名城岡山城も空襲で焼けてし
まったそうで・・・・・。
 大好きな大正ロマンの竹久夢二も岡山の人で、後楽園近くに「夢二郷土美術
館」がある。夢二の優しい絵にしばらく惹き付けられた。(夢二が好きだった群馬
の伊香保温泉にも美術館があります)

今度は、のんびりステイして岡山で食べ歩きでもします。

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梅の城下町 水戸
『利家とまつ」の旅
あの日の神戸

竹久夢二の美人画

日本三名園

詩人萩原朔太郎は、旧制第六高等学校
に在学のため明治41年〜43年まで岡山
に下宿していた。

朔太郎の故郷、群馬県前橋市。

前橋散策

岡山県岡山市


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