ふたつめの今――雅人の御礼

 インデックスにもある通り、この作品はLEYさんが、当サイトの一周年記念にお贈り下さったSSです。
 きっかけはといえば、まさしく『冗談から駒』であった故に、わざわざリクエストまでお聞き下さった時、内心で大いに焦ったのは秘密です(笑)

 さて、私が出したリクエストは、
『千堂瞳SS。ただし、耕介と恋人同士で無い事。また、真一郎が直接登場しない事』
 という悪道な代物でした(笑)
 実は、別に真一郎とのカップリング、というのを期待していた訳ではなく、どちらかというと、主人公二人を直接からめずに、LEYさんが瞳というキャラをどう書くか、という方向に興味があった訳なのですが……フム、そう来たか、と(笑)

 さて、瞳というキャラが疎まれる二大要因として、やきもち妬きである事と、初めてでなかった事が挙げられます。
 私としては、そんな事を気にするのは馬鹿馬鹿しい、というより「阿房か」と思うだけなのですが……世の大勢として、そういう男が多いのは事実なようで。
 過去がどうあれ、現在を自分と共にしてくれている、それで充分だろう、と思う、私の思考とこの作品は、図らずも同じベクトルを持ったものになっていました。
 ただ、当たり前の事ですが、LEYさんという私でない人物が書いた作品ですから、結構考え方が違う部分も多々ありました。だから、色々と感心したり考えたりしながら、読ませて頂きました。

 ストーリーの流れとしては奇をてらったものではなく、安心して読める構成になっていますね。これを『良作』と見るか『凡作』と見るかは人によるでしょうが……私としては充分に『良作』の範囲に入る作品だと思います。

 LEYさん、お忙しい&試験直後にもかかわらず、わざわざ贈り物を下さって、本当に感謝しています。
 どうもありがとうございました。


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