右が「虹の女神」で左が「天使の卵」。
どちらも映画化されて現在公開中。
時間を忘れて没頭してしまいます! |
10月28日 読書の秋
日本シリーズは4勝1敗で日本ハムが優勝。普段どおりの野球ができていた日本ハムに対して、中日は日頃の野球が取り戻せないうちに終わってしまった、という印象か?初戦勝った時に「普段の野球ができれば4つ勝てる」と豪語していた落合監督が、自ら試合中何度もマウンドに足を運んだりと普段と違う行動に出て、選手にプレッシャーを与えてしまったのかな?と思います。
3〜5戦は帰りが遅くて全く中継を見られなかったので、中継を見られる6、7戦を楽しみにしていましたが、平日のうちにあっけなく終了。昨年も4試合のみだったので、1年間の集大成的な日本シリーズの中継を見られず終わってしまった、という悔しさは大きい。
日本ハムは小粒な選手が多いイメージでしたが、シリーズでも役者が揃っていたような気がします。シリーズMVPの稲葉選手がヤクルト時代と違って、これだけ「使える選手」だったとは驚き。メジャーに行きたかったというのも納得です。個人的にはベテラン田中幸雄選手をもっと使ってほしかったが・・・。
あとは引退するSHINJO選手。人によっては「喝!」を出すかもしれませんが(張本さんだけか?)、本当に「プロ野球選手としてアッパレ!」と思います!プレーの実力はもちろんですが、ファンの皆が驚く(喜ぶ)ようなパフォーマンスを考案し、誰よりも実行したのがSHINJO選手。「考案」までは誰でもできそうですが、チームと一緒になって「実行」できたのはSHINJO選手くらいではないか?と思います。走攻守3拍子揃った運動神経も素晴らしく、来年もまだまだできそうですが、もう見られないと思うと残念。
今日は天気も良くて、どこかへ行かないともったいないほどの陽気でしたが、仕事も押せ押せだったので、家で1日ゆっくりしていることに。足しげくブックオフを利用するようになってから、文庫本の小説を読むのが密かなマイブーム。通勤中&夜寝る前に読む、という日々が続き、寝る時間も忘れて「気が付いたらこんな時間!」ということも多く寝不足になることも。今日は映画化されて今月封切られた「虹の女神」と「天使の卵」という新刊の2作品を紹介します。(万一、楽しみにしている方は飛ばしてください。)
「虹の女神」は大学の映画研究会で知り合った「友達以上、恋人未満」の存在だった「あおい」との思い出を回想するシーンがメイン。映画監督を目指しアメリカで働いていたあおいが、突然の飛行機事故に遭ってしまう。あおいが亡くなった後に、映研時代に彼女が監督を務めお蔵入りだった自主制作の映画を観たり、彼女の部屋に残された遺品などから、自分に対する気持ちが明らかになっていく・・・、という友情や恋の狭間で揺れ動く気持ちをテーマにした作品。
「天使の卵」は美大を目指す19歳の予備校生が、入院中の父親を担当している精神科医「春妃」に一目惚れ。過去を引きずる春妃も予備校生の父親の死をきっかけに、次第に心を開いていき、惹かれていくストーリー。しかし楽しいはずの日々も長くは続かず、かつて春妃を描いた思い出のクロッキー帳のみを持ち、部屋を後にしていく、というエンディングは涙モノ。
「あの時、ああしておけばよかった」とか「一言、言っておけば・・・」という後悔は、相手が死んでしまえば取り返すことができない。今ある「当たり前の光景」もいつまで続くかわからない。「今を大切にしよう。」という思いを特に強く感じた作品でした。 |