その5 メジャーとマイナー
さて、いよいよKIYOさんお待ちかねの長調と短調の話です。
まずは歌ってみましょう。前と同じように、ドレミファソラシド。今度は上から下がってドシラソファミレド。
さらにそれからもうちょっと下がって、ドー、シー、ラー。ここでとめます。
歌えましたか? ほらなんかちょっと悲しい感じになったでしょ。
次はそのラから始めますよ。ラシドレミファソラ。
これが短調の音階です。ソを♯になんかするともっと哀調をおびてきます。
ピアノで確認しましょう。→短調の音階
短調の音階をAの音から始めます。
Aから始めるラシドレミファソラを、Aマイナー、イ短調と言います。
Aマイナーは、ピアノではひとつも黒鍵を使わずにひくことができます。
ただ曲の中ではさっきの哀調を使いたいためにG♯をよく使うことがあります。
Cメジャーと同じ7つの音なのに、始めた音が違うだけで、こんなに感じの違う音階が出来上がります。
音って不思議!
さあ、メジャーの音階とどこが違いますか?
メジャーでは3番目と4番目、7番目と8番目が半音になっていました。
マイナーでは2番目と3番目、5番目と6番目が半音になっています。
ほかの調子を見てみましょう。→短調の音階
Cマイナー。Cの音から始まるラシドレミファソラです。
2番目と3番目、5番目と6番目を半音にしなければならないので、ドの音がE♭、ファがA♭、ソがB♭になって、黒鍵を使います。
次はGマイナー。♭が2つあります。
おまけにFマイナー。♭が4つもでてきます。
KIYOさん、わかった?
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