腹にはしっかりした胆の大きい強い自信を持っていながら、そのつやを消してすまして白雲悠々たる様子を見せている。動かないのは、思ふ所あって動かないのだ。動く時が来ると、どっと動く人なのだ。
真山青果「漱石の印象」
鷹の立つやねむるがごとし
菜根譚