大阪人のA級グルメ


数少ない日本原産の野菜。春の香りと食感を楽しむ【のびすぎでんねん】とは・・・

冬の終わりを告げる春野菜のふき。古くから泉南地域の特産物として有名であり、大阪の生産量は全国3位です。みずみずしくてほろ苦く大人の味わいですが、新品種の「のびすぎでんねん」は改良され、小さな子供でも食べやすいように歯切れが良くなっているそうです。炒め煮にしたり、伝統的な保存食のきゃらぶきにしたり、春の始まりに欠かせない野菜です。

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食べられるのは1ヶ月だけ!地元民だけが味わえる超レア食材【やーごんぼ】

大阪の中でも中河内地域に位置する八尾市を中心に栽培されている葉ごぼうは、地元では『若ごぼう』と呼ばれ、根だけを食べる普通のごぼうと異なり、やわらかい軸(葉柄)と若い根を食します。また、束ねた形が矢に似ていることから「やーごんぼ」とも呼ばれており、毎年3月頃に収穫されるため「春を告げる野菜」ともいわれています。
全長は約1mもあるほど大きく、葉や茎・根の全てを食べることができます。シャキシャキとした歯ごたえと豊かな香りが特徴で、煮物やかき揚げ、炊き込みごはんなどの具材として、さまざまな料理に使われています。栄養価も高く、食物繊維をはじめビタミン類、鉄分、カルシウムがとても豊富なレア食材です。


東京の超有名寿司店のアナゴも堺のアナゴ!?
       美食家
魯山人も唸った美味しいアナゴが堺に!

かつてアナゴ漁で知られていた堺の出島には「穴子屋筋」と呼ばれる通りがあったといいます。
身が柔らかく、きれいに捌くのが難しいアナゴを、捌きから焼きまで加工する特殊な技術を持つ専門の加工業者が軒を連ね、活気にあふれていました。
臨海工業地帯の開発で漁獲量が減り、次々と閉店していった後も数店のお店や加工業者が残っており、
今も当時の食文化や加工技術が受け継がれた「堺穴子料理」を味わうことができます。現在も某東京の超有名寿司店で出されている穴子も堺で加工されたものだとか。


飲んだ後のシメに大人気!かすうどん

今や大阪を代表するグルメに名を連ねるようになったかすうどん。ですがその歴史はまだ浅く、広がりだしたのは1995年ごろから。大阪府南部の南河内の畜産業に携わる、一部の家庭でしか食べられてこなかったローカルフードの「あぶらかす」をうどんの具として使い、「かすうどん」として出したお店から広がりました。かすの脂身と大阪うどんのあっさり出汁が絡み合い、やみつきになる美味しさ。ホルモンが苦手な方でも美味しく食べられるローカルグルメです。

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