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中国南部、ミャンマー、ヒマラヤ原産。日本には5千年以上前に渡来。静岡県以西、四国、九州に自生し園芸植物としても栽培されている。ペリルアルデヒド(ソシアルデヒド)に由来する特有の香りが、花・実・葉のいずれにもあり、各部分が利用される。葉茎が緑色のアオジソ、紫のアカジソ、葉がちりめんになる品種がそれそれにある。赤ジソの葉は梅干や紅ショウガの着色、漬物などに、青ジソの葉は大葉(おおば)とも呼ばれ、香りが赤ジソよりも高く、刺身のあしらい、天ぷら、麺類の薬味に、実は佃煮、福神漬け、塩漬けなどに、穂ジソ、花穂ジソ、若芽などが、刺身のつま、吸い口などに利用される。 |
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本州から沖縄の藪の陰などに自生するが、市場にみられるのは野菜として栽培されたもの。日本だけ野菜として栽培。花穂を花ミョウガ、ミョウガの子と呼びさわやかな芳香と独特の風味をもち、料理のつま、吸い口、薬味、酢の物、漬物などにする。品種としては夏に花をつけるやや小型の夏ミョウガと秋に出る大型の秋ミョウガがある。若い茎を軟化栽培したものをミョウガタケとよび、酢の物や吸い物に利用する。 |
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早春、フキの葉が開く前に、根茎から生えてくる花茎(つぼみ)を「ふきのとう」と呼んで、春を告げる野菜として使われます。独特の香りと苦みが好まれる。近年ではハウス栽培のものが11月から5月に出回る。天ぷらとしたり、刻んで吸い物の実としたり、フキ味噌、佃煮などとする。 |
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一般にボウフウと呼ばれ、刺身のつまに使う。東アジアの海岸に分布し、日本の海岸の砂地にも自生する。普通に見られるのは栽培品。青臭い香りとほろ苦いを愛でて吸い物のあしらいや、酢の物などにもされる。ボウフウという漢方薬に使われるものがあるが別の植物。 |
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早春の香りを伝える野菜として古くから利用され、「古事記」にも記載がある。春の七草の一つとして親しまれている。さわやかな香りと歯ざわりが日本料理に合い、おひたし、汁の実、和え物、鍋物などに使われる。天然のものはカロチン、ビタミンC、カルシュウムを多く含む。 |
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食用になるダデは、すべてヤナギダデの品種または変種で利用法によっていろいろな名がある。いずれも葉、茎に特有の刺激のある辛み成分があり、和風香辛料として用いる。刺身のつまにする芽ダデには紅タデ、青タデの二つがあるが、ベニタデはヤナギタデの、アオタデはヤナギタデの変種のアオタデやホソバタデの本葉が出る直前の子葉を収穫したもの。本葉の葉形から笹タデとも呼ばれる青タデの本葉や若芽をすりつぶしたり刻んで二杯酢とあわせた「タデ酢」は焼魚、ことに塩焼きには欠かせない。エドタデの別名をもつアザブタデは麺類の薬味として使われたり、魚料理に添えて使われる。さらに葉の細いイトタデも同じように用いられる。 |
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明治3年ころヨーロッパから渡来。現在では全国に帰化している。水田などで栽培されたものが販売されている。食用には香辛味のある茎葉を利用。生のまま肉料理のつけあわせやサラダ、スープなどに加えたり、あっさりとゆでておひたし、ごま和えにする。 |
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日本の野菜で栽培量が最も多く、煮物,漬物、汁物、サラダなど多様な用途がある。大根おろし、千切りなど和風料理のあしらいには欠かせない。品種には京都の辛みダイコンのようにそばの薬味とされるものがある。また若取りしたものを刺身のつまにしたり、芽生えをカイワレダイコンとして、つまや吸い口としても使います。 |
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ネギの仲間は500種以上が知られ、タマネギ、ニンニクのように葉鞘(ようしょう)の肥大した部分を利用する種類と緑の葉を利用するニラのようなもの、緑の葉の部分も白い葉鞘も食用とするネギ、ワケギのようなものがある。これらはいずれも硫化アリルを含み、独特の臭気と辛みがあり、香辛野菜として用いられる。ネギは関東の根元に深く土よせしてつくる白ネギ、いわゆる根深型、関西では葉も白根も食べる青ネギ(葉ネギ)が良く知られる。
ワケギはネギより小形で高さ30pほど、何本も群がって株をつくる。ネギと違い種子を結ばず、地下の麟茎で植付けて栽培する。東日本では株分れしやすいネギをワケネギ、ワケギとよぶがこれは本来のワケギではない。
アサツキはワケギに似ているが、各地方で古くから利用され、やはり麟茎で増える。この仲間にはエゾネギやシロウマアサツキ、ノビルがある。一般にアサツキとして売られているものは葉ネギを若取りしたものも多い。これらの仲間は鍋物、ぬた、煮物、焼き物の薬味として利用される。薬味ネギは刻んで水にさらすと臭みが和らぎ辛みが引き立ち身もシャッキとする。 |
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市販されるミツバには切りミツバ、根ミツバ、糸ミツバ(青ミツバ)があり、最近は水耕栽培の糸ミツバが多く出回っている。吸い物、茶碗蒸し、土瓶蒸しなどに欠かせないさわやかな香りがある。葉を利用することが多いが、根ミツバは根も天ぷらや甘く煮たりして利用します。 |
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