SF御三家
SFで御三家といえば、クラーク、アシモフ、ハインライン。今の時代はわからないけど、そんなイメージでずっと来ています。
彼らがミスターSFであった時代から、多様化した現在に至るまで、SF界に多大な影響をあたえた事を否定する人はおそらくいないのではないでしょうか。私がはじめてSFを意識して読み始めた時、まず彼らの作品からはいったことは幸運でした。
センス・オブ・ワンダー。私にとってSFとは常にこれですが、彼らの作品はセンス・オブ・ワンダーに満ちあふれています。わくわくするSFの楽しさ、論理的思考からくる幅広い視野へのいざない、未知なるものへの挑戦、などなど。
時の流れとともに、作品のなかには科学的な知識・小道具の部分が古びたものもあります。しかし、それはSF(主にハードSF)の宿命ともいえるもので、彼らの作品のエッセンスは(それこそが大事)時代を越えてなお輝き続けています。
それが、まず彼らの作品の紹介からはじめた理由です。
なお、作品の紹介に書かれている感想の部分は、あくまでも個人的な主観にもとづくものであることを御了承下さい。ついているおすすめ度★の数なども、決して作品そのものの価値をおとしめるものではないことを申し添えておきます。
ではまず、世紀を越えてもミスターSFであり続けたクラークに敬意を表して・・・
A・C・クラーク