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立山黒部アルペンルート

−2003年7月30日−2日目−

送迎バス11.送迎バス

朝7時の起床。 外は小雨。 今回の旅行は付いていない。 晴れてれば歩いて駅に行こうと思ってたけど、 雨なので送迎バスで駅まで行きました。

特急アルペン4号12.富山地方鉄道:特急アルペン4号

宇奈月温泉(9:00)→立山(10:30)

観光者向けに朝の2便だけみたいだけど、 宇奈月温泉から立山への直通便があるのはありがたいです。 特急電車は3両編成でやっぱりどっかの私鉄の中古のようです。 なぜかJTBはこの富山地方鉄道の切符を手配してくれず、 現地で払って買いました。 子供づれなので、座りたかったので座席指定券を買ってしまいました。 (こういう客が多いから特急に指定席があるのか・・・)

宇奈月温泉駅は黒部峡谷の途中にある山の中の駅です。 立山駅は常願寺川の谷の途中にあります。 どっちも山の中で、直線ではいけないのので、 電車は海へ向かい、平地を通って行きます。 黒部から滑川まではJR北陸本線と並行しています。 すれ違う電車を見ていたら色とりどりで、形もいろいろあるようです。 路線は全部単線で、途中の上市駅と寺田駅で電車は方向を変えます。 上市は終点形の駅で、車止めの先に出口があります。 寺田駅は分岐駅になるのですが、ホームが「ハ」字型の配置で、 電車は一旦片方のホームで停まり、富山方面に少し進行し、 進行方向を変えて別のホームで停まりました。 寺田駅に2度停まったという事。 富山方面に少し進行して停まった場所は、単なる線路の上で、 運転手が乗り降りする設備はありませんでした。 このため、運転手が地面に降りて反対側の運転席に走っていました。 立山に着く少し前に列車は常願寺川の谷を渡ります。 その鉄橋の上がビューポイントらしく、 特急は速度を落としてくれました。

立山ケーブルカー13.立山ケーブルカー

立山(10:40)→美女平(10:47) (標高475m→977m)

立山駅は電車の駅とケーブルカーの駅がつながっています。 だから乗り換えにほとんど時間がかかりません。 立山ケーブルカーは、客車の下側に貨車が着いていました。 ケーブルカーで貨車とは非常に珍しいのですが、 昔はダムの資材運搬に使っていたとか。 現在は乗客の荷物を載せるなどに使ってるそうです。 私が行った時には何も載せていませんでした。 すれ違いの際にみたら、 どちらのケーブルカーにも貨車がついていました。

立山高原バス14.立山高原バス

美女平(11:00)→室堂(11:50) (標高977m→2450m)

美女平駅の改札を出るとバス乗り場です。 バスへの乗り継ぎはスムーズです。 室堂直通と、途中下車する人で分かれて列を作ります。 4対1ぐらいの割合で室堂直通に乗っていました。 夏休みとはいえ平日のためか、比較的空いているようでした。 バスは普通のバスかと思っていたら、 ディーゼル電気ハイブリッドバス、低公害車両と看板に書いてありました。 さすが自然保護に気を遣っている。

途中、称名滝が見える地点で徐行した以外は、 バスは停まることなく山道を登っていきました。 長雨が続いたためなのか、雪解けのためなのか、 称名滝はかなりの爆流に見えました。 途中で車道の脇を歩いてる人を何度か見かけました。 美女平を出るときは曇りの天気でしたが、 弥陀ヶ原に来る頃には霧になっていました (雲の中と言ったほうが正しいかもしれません)。 景色も見えず、旅の疲れか、寝てしまいました。 室堂に着いてあわてて降りたときに、 1歳の子供の靴(ぐずったので脱がして床に置いていた)を 忘れてしまいました。 すぐ気がついてバス会社の人に探してもらって見つかりました。 立山開発鉄道株式会社様、その節はありがとうございました。

室堂

星にいちばん近い駅室堂(標高2450m)。 今回の旅行で室堂が最高地点になりました。 掲示板によると室堂の8時の気温は12℃、天気雨、西風3m、視界100m。 室堂に着いた時、霧は晴れず、視界はもっと悪かったように思います。 室堂駅は混雑していました。 ほとんどが添乗員付きのツアーの人のようでした。 JTBの人の話では、長野側から富山側に抜ける人が多いとの事でしたが、 実際ツアーはほとんど、長野側から富山側に抜ける様でした。 逆周りで行ったので、空いていて正解かも。

時間も昼時なので、立山レストランでランチにしました。 室堂の混雑の割にはレストランはそれほど混んでなく、 すぐに席に着けました。 北アルプスの中にあるとはいえ、 交通の完備したアルペンルートの途中の、 有名なホテルのレストランなので、料理も対応もまともです。 気圧が低いのでご飯は圧力鍋で焚いているのでしょうか? 芯まで潰れたような感じです。 中華粥の汁気がないようなと言ったらわかっていただけるでしょうか? これはこれで美味しいです。

この辺りいったいは、交通が完備していても、山上料金で、 すべて地上より値段が高めです。 自動販売機の缶ジュース200円、500mlペットボトル250円、など。 夏なのに、自動販売機に「あったか〜い」があるあたりは 気温が低い高山を感じさせます。

ここ室堂に郵便局があり、木の葉書を売っていました。 白樺で、持ち帰り290円、郵送450円。 長めのサイズで、持ち帰り370円、郵送530円。 タモの木で、持ち帰り390円、郵送550円。

<font size="-1"><b>玉殿岩屋付近からの霧の立山の眺め</b></font>
玉殿岩屋付近からの霧の立山の眺め

午後2時ぐらいになったので、外に出てみました。 霧はだんだん晴れてきました。 石畳の上を少しあるいてみました。 すぐ、山を舐めていた事に気づきました。 石畳とはいえ、けっこうでこぼこで上り下りがあり、普通の靴では歩きにくい。 底が固くて、足からずれない靴が必要でした。 子供を歩かせながら、立山室堂山荘で一休み。 7歳の長男と二人で、近くの玉殿岩屋に行ってみました。 ガイドブックでは立山室堂山荘のすぐ裏の様なので、簡単にいけるかなと。 またしても、山を舐めていた事に気づきました。 近いとはいえ、途中に雪渓はあるし、崖沿いの転落しそうな山道があるしで、 大きな荷物と小さい子供を置いてきたからなんとかなったけど、大変でした。 玉殿岩屋はその昔修行僧が宿泊していたそうですが、奥行きはほとんどなく、 よく泊まったなあ、という感じでした。 景色はいいです。 玉殿岩屋の先に滝がありました。

立山室堂山荘から今日の目的地の雷鳥荘までは、 直線距離で1kmぐらいだけど、アップダウンがあるので、 子連れで、鍛えられていない私には、かなり大変でした。 (1歳の子供を歩かせたり抱っこしたりが一番大変)。 時間はあったので、ゆっくり行きました。 室堂にはみどりが池とみくりが池があります。 みどりが池の片岸は雪で、池の底にも雪がありました。 みどりが池の方が上にあり、池の水がみくりが池に流れていました。

雷鳥荘 雷鳥荘につく頃には霧がかなり晴れて、所々日が差していました。 剱岳方向を眺めたら、雪渓でスキーをしてる人達がいました。 雷鳥荘は明らかに山小屋でしたが、個室に泊まれました。 個室のトイレも風呂もテレビもありませんが、上々です。 食事は給食風かな。 冷えてるのが難点。 浴場は2箇所あり、泉質が違っていました。 一方は無色透明で、もう一方は白濁していました。 風呂に入った時にちょうど夕日が沈む時間で、大日岳方面に沈んでいきました。 夜は晴れていて、外に出たら天の川が見えました。 偶然だけど、新月でよかった。

室堂一帯は、ドコモの携帯が通じました。 雷鳥荘付近ではかなり弱かったので、室堂駅の辺りにアンテナがあるのかもしれません。

雷鳥荘からの景色

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