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立山黒部アルペンルート

−2003年7月31日−3日目−

室堂

室堂平の風景

山の朝は早い。天気は快晴。 夕食を早々と食べ、雷鳥荘の部屋にテレビがない事もあり、 前日は早々と寝てしまいました。 普段より起きた時間は早かったけど、 山に登る人たちは私達よりもっと早く起きていました。 朝食は6時からで、最初は混むかなと7時ごろ食堂に行きました。 7時でチェックアウトする人がいっぱいいたし、 空の部屋もいっぱいありました。 食堂はガラガラで、食べ終わる頃には山荘の人達が食事を始めていました。 つまり、出遅れ。 チェックアウト時に見たら、私達よりチェックアウトが遅い部屋は2つだけでした。 雷鳥荘の裏手は地獄谷で硫黄が吹き出ています。 西風に乗って匂いが来ます。 空気を入れ替えようかと窓を開けたらかえって空気が悪くなったみたいです。

地獄谷 りんどう湖を回っていく道は細かったので、 子連れで行くのはたいへんそうなので、少し遠回りだけど、 地獄谷経由で室堂駅に向かいました。 雷鳥荘から地獄谷にはすべりやすい急な下り階段が続きます。 谷自体は匂いがきついけど、比較的平坦な道なので歩きやすかったです。 景色も楽しいといえば楽しい。 黄色い噴気孔から煙が噴出したり、 お湯がぐつぐつ沸いていたり、 噴気孔が煙突の様になっていたり、 お湯を引いているらしい黒いパイプがうねっていたり。 気温は暑くなく、近くにまだ溶けていない雪渓もあります。 昔は立山には亡者が集る所と思われていたそうです。

地獄谷周りの道は太くてよかったけど、最後はほんとに地獄の道でした。 地獄谷からみくりが池まで階段があります。 数十メートルは登るのでしょうか? 1歳の子が谷を歩きつかれて寝てしまったので、 背中に荷物で、抱っこで階段を登ったのですが、息が切れてしまいました。 途中に2箇所椅子が置いてあったのですが、 両方で座って、しばらくハアハアしていました。 さらに、階段の途中に雪が残っていて、 滑ったら立ち上がれないと必死でした。 みくりが池に着いたら、しばらく動けませんでした。 子供はベンチの上でまだ寝たまま。いいよなぁ。 みくりが池から室堂までも、平坦ではなくアップダウンがあり、 室堂駅に着いたときはホッとしました。

地獄谷の途中にあった、注意書き

火山ガスに注意!!
地獄谷にはたいへん有毒な火山ガスが発生しています。
特にぜん息の人、気管支に疾患がある人は立ち入らないようにしてください。
歩道から外へは絶対に出ないで下さい。警報が発せ入られたり臭気が強いときは急いで通り抜けてください。

Beware of Volcanic Gas!!
Extremely toxic volcanic gas is produced in the Jigoku-dani Valley.
People who are asthmatic or have bronchial tube sicknesses should not enter the zone.
Do not step off the footpath.
Please proceed quickly through if the alarms are sounded and/or the odor is strong.

注意火山瓦斯!!
在地獄谷産生有毒的火山瓦斯.如悠患有哮喘疾、支気管病等.清不要迸入此区.
潰絶対不要越辻人行道.如友出報警.或聞到臭昧尉.清快速離升該地区.

(一部の漢字は、書けなかったので、適当な字に変えています)

室堂トンネルトロリーバス 15.室堂トンネルトロリーバス

室堂(9:45)→大観峰(9:55) (標高2450m→2316m)

室堂駅はは日本で星にいちばん近い鉄道駅として 平成9年に運輸省に認定されているそうです。 室堂駅は3階から、室堂平に出入りします。 バスの乗降口の1階で、反対の山側は地下になり、 トロリーバスの乗降口です。 トロリーバスは通路が広く、路線バスに近い座席配置です。 残念ながら低床ではありません。 10時前の時間だったためか、空いていました。 混んでいたら立たないといけなかったのでしょう。 トロリーバスは、バスがすれ違えない様なトンネルを進みます。 真ん中辺りに幅の広い部分があり、そこですれ違います。 トロリーバスはパンタグラフがあるのだけど、 どうやってパンタグラフの移動を制御してるのか気になりましたが、 見れませんでした。

立山ロープウェイ 16.立山ロープウェイ

大観峰(10:10)→黒部平(10:17) (標高2316m→1828m)

バスを降りると黒部湖の景色が広がります。 ロープウェイ乗り場は同じ階にあるけど、一度屋上に登って反対の階段を下ります。 なぜなんだろ? ロープウェイ乗り場で、駅員が解説をしていました。 そして最後に「大観峰でしか手に入らない」 『立山黒部アルペンルートガイドブック』を宣伝していました。 ねだられて買ってしまいました。 見ていた感じでは売行きはよさそうでした。 ロープウェイは大人数を乗せて、 一気に488m降ります。 途中に支柱はありません。 晴れていたので、景色はとてもよかったです。

黒部湖の景色

黒部ケーブルカー 17.黒部ケーブルカー

黒部平(10:50)→黒部湖(10:55) (標高1828m→1455m)

時間があったので、黒部平で少し休みました。 黒部平には植物園があったけど、手入れはあまりされていないようでした。 黒部平の石版の脇に水が出ていました。 冷たくて気持ちが良かったです。 ケーブルカーは、珍しい、完全地下式です。 あ、降りたなという感じです。 ケーブルカーを降りると長いトンネルがあり、 抜けると黒部ダムの上に出ます。 黒部ダムは高さがあるし、手すりの金属バーの間隔が、 子供が抜けてしまいそうで、怖いです。 しかも見たがって手すりに登るから、とても怖かった。 ちょうどダムの湖側が南方向なので、 ダムから放水を見ると虹が見えました。 谷間方向にはかなり遠く、白馬岳が見えました。 風が余りなく、日差しが強く、かなり暑いです。ダムの展望台が、上と下の2ヶ所あります。 下の展望台でお昼のおにぎりを食べました。 雷鳥荘で作ってもらったものです。

黒部ダム一帯は、ドコモの携帯が通じました。 展望台の辺りにアンテナと思しき柱状物体があったので、あれがアンテナかもしれません。

関電トンネルトロリーバス 18.関電トンネルトロリーバス

黒部ダム(13:35)→扇沢(13:51) (標高1470m→1433m)

トロリーバスに乗るために黒部ダム駅に向かうトンネルに入ると、 とたんにひんやりしました。 トロリーバス乗り場は人の列でした。 立つのがいやだったので、1台遅らして乗りました。 トロリーバスはウルトラマンに出てくる乗物のような銀色をしていました。 待った甲斐があって先頭の車両の先頭に座れましたが、 トンネル内なので景色は見えず、先頭の意味はありませんでした。 トロリーバスは山を越えると地上に出て扇沢駅に着きました。

川中島バス 19.川中島バス

扇沢(14:00)→信濃大町(14:35)

トロリーバスを降りたら、ちょうど路線バスがありました。 すぐに乗って出発。 路線バスといっても、観光バスの車両を使っています。 途中バス停に止まったのは1度だけで、信濃大町まで着きました。 バスを降りて、子供のリュックサックの忘れ物に気づきました。 あわててバスの切符売り場に行って、お願いしたら、 探して着てくれました。ありがとうございました。 切符売り場のおばさんの話では、今日3人目の忘れ物だそうです(^_^;;

スーパーあずさ10号 20.JR:スーパーあずさ10号

信濃大町(15:29)→新宿(18:36)

信濃大町のホームは狭い。 後ろの辺りの黄色い線の内側は1mもない。 乗る人もそこに入れる程度だったけど。 駅で1時間弱待って、特急に乗りました。 その間に他に上り列車なし。 ローカル!! 2時間半、疲れてだいぶ寝てしまいました。

山手線 21.山手線

新宿→品川

立ってた。

Wing3号 22.京急:Wing3号

品川(19:25)→京急久里浜(20:23)

座りたいからウィング号に乗った。 久里浜行きで野比まで行かない。

京急タクシー 23.京急タクシー

久里浜で買い物して、家までタクシーで帰った。 旅行おしまい。 乗物は全部で23回乗った。

→ 費用明細


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