2003年12月19日から20日にかけて会社の忘年会で河口湖に行きました。 寒かったですが、幸い天気は晴れていました。
忘年会のオプションで、まかいの牧場に行きました。 ぱっと聞くと「魔界の牧場」に聞こえますが、そんな事はなく、「馬飼野牧場」が正解です。 由来を書いた看板によると、この名前の由来は鎌倉時代だそうです。 源頼朝が朝霧高原で武士を集めて狩を行い、その時に家臣に「朝霧高原で馬を育成せよ」と命じて「馬飼野」の姓を授けたのが始まりだそうです。 ここでは動物と触れ合ったり、乗馬や乳搾り等の体験などができます。 ヒツジさんを触ると、ふわふわして気持ちよかったです。 その後でパターゴルフをしました。 ルールでは、コースを外れたらOBで、ボールをコースに戻してプレーを続ける事になっていましたが、 それは無視して、どこに飛んでも入るまで打っていました。 カップの縁が浮いている所などあり、何度打っても外れて、何打もしてしまう所や、 曲がったコースをショートカットしようとして岩に当たるなど、なかなか楽しかったです。 コース内ではボールがよく転がり、コース外ではすぐにボールが止まるので、初心者には力加減が難しかったです。
河口湖に移動して、観光船とロープウェイに乗りました。 このころになるとかなり日が傾いていて、とても寒い状態でした。 しかし、富士山は傘雲が消えて、きれいに見えました。 だいたい6合目以上が雪に覆われた、絵に描く様な、富士山を見る事ができました。 ロープウェイはカチカチ山の話にちなんだものでした。 昔話のカチカチ山では、タヌキがウサギに火を着けられますが、伝説では、その時にタヌキが走り降りたのがロープウェイの設置されているあたり、という事だそうです。 カチカチ山の上はタヌキがウサギの像がいっぱいおいてありました。 また、景色がよく、河口湖と富士急ハイランドと富士山とがよく見えました。 富士山を見てるとしたからギャーギャーいう音がして、最初は鳥でもいるのかなと思って、 よく見たらニホンザルの群れがいました。 木に登って、木の実か何かを食べていました。
むかしむかしこのあたりに、おじいさんとおばあさんがすんでおりました。 おじいさんはまいにちはたけにでておりましたが、いたずらずきなタヌキがはたけをあらすので、こまっていました。そこでわなをしかけてタヌキをつかまえ、いえにもってかえりました。 | |
おじいさんはおばあさんにタヌキじるをこしらえてくれるようにたのむと、またはたけへでかけました。ところがタヌキはおばあさんをだましてころし、ばばあじるをつくりました。タヌキはおばあさんにばけておじいさんのかえりをまちました。 | |
はたけからかえったおじいさんはばばあじるをたべてしまいます。 「じじいがばばあをくった。」 タヌキはそういってにげてしまいました。 おじいさんはおいおいなきました。 そこへウサギがやってきました。 「ひどいタヌキだ、こらしめてやろう」 | |
さっそくウサギはタヌキをみつけ、たべもののかわりにしばをかってくれるようたのみました。タヌキがしばをかってせなかにせおうと、ウサギはしばにひうちいしでひをつけました。 「なあウサギよ、なんだかカチカチとおとがしないかい」 「あれはカチカチやまのカチカチどりがないているんだよ」 あっというまに火はぼうぼうともえ、タヌキはなきながらやまをかけおりていきました。 | |
「やい、きのうはよくもだましたな。」 「ごめんごめん。おわびにやけどによくきくくすりをもってきてやったよ。」 そういってウサギはタヌキのせなかにからしをぬりこみました。 「いてえ、いてえ。」 | |
「やい、きのうはよくもだましたな。」 「ごめんごめん。おわびにふねにのせてあげるよ。すずしいからやけどのいたさもわすれるよ。」 そうしてウサギはきのふねに、タヌキはどろのふねにのりました。ところがタヌキの泥の船は溶けてどんどんしずんでいきます。ついにタヌキはおおぼれてしんでしまいました。 こうしてウサギはおばあさんのかたきをうちましたとさ。 |
川口湖畔の宿に泊まりました。 夜になると雪が降ってきました。 初雪だそうです。 外を見たらラーメン屋の車が店を出していました。 クリスマスシーズンだからか、あちこちでイルミネーションが光っていました。 朝にニュースをみたら、日本海側は大雪で、近畿地方でも雪が積もっていました。 大きな寒気団が日本上空を覆っていたみたいです。 幸い、河口湖周辺はうっすら雪が積もった程度で、道路の凍結などはなくよかったです。
リニアモーターカーの見学センターがあるという事を聞いて、行って見ました。 リニアモーターカーの実験線は、大月付近にあり、中央高速や中央線を平行して、南側にあります。 見学センターは、国道129号線から少しそれた場所の、リニアモーターカーの線路沿い、実験センターの脇にありました。 2階が展示室で、解説と共に、宮崎実験線で使用した車両の超伝導磁石なども置いてありました。 3階の展望室からは、線路と、駅へ入るためのポイントなどが見えます。 向かいの山には展望台が設置され、そちらからも見えるようになっていました。 リニアモーターカーはU字型の溝の中を走る様になっていて、ポイントはU字型の溝自体を移動させていました。 行った日には、工事期間で、リニアモーターカーは走っていませんでした。 実験期間は、ほとんどの平日に走行が行われている様です。 リニアモーターカーは技術的には面白いですが、10cmぐらい浮上させてる事が実用化を難しくしてる気がしました。 普通のレールで500km/sの走行が実証されているので、リニアモーターカーの実用化は難しそうな気がします。 リニアモーターや、高速安定性については実用化が十分な気がするので、磁気浮上をあきらめて、レール式の電車で営業速度時速500km/sを目指せばいいのにと思います。 ちなみにこのリニア見学センターは、国立でもJRでも鉄道総研でもなく、山梨県立です。 リニアなんとかと付いたおみやげも多数打っていました。
Presented by Ishida So |