2006年8月18日。 消防博物館に再び足をのばしました。 地下鉄四谷三丁目の駅から直行できる立地なので、子供を連れて行くのがとても楽です。
地下鉄駅からだと、地下1階から入る事になります。 入り口に消防士の形のスタンプ機があり、紙を入れると赤色灯が回り、 消防士が手を上げ声を出してスタンプを押します。 子供が喜んでいました。
地下には古い消防車が並んでいて、運転席の乗れるものもあり、 子供は運転席に乗って喜んでいました。
10階にあがると休憩室がありました。 景色がよく、子供連れお弁当を食べている人がけっこういました。 子供連れだとレストランは入りにくいし、都会にはお弁当を食べれるスポットはないので、 ここは、無料で冷房も効いていて、いいポイントだと思います。
6階では、クイズがいっぱいありました。
勉強して1日3回のものしりテストを受けると何かもらえるとか。
クイズの中身はまっとうな消防のクイズでした。
例をあげると次のような問題です。
問題 | 答 |
現在 消防隊員が 使用している 空気呼吸器は 煙の 中で 何分ぐらい 活動できるでしょう? | 約27 分です。(ただし、 活動環境等により 使用時間はかわります。) |
東京消防庁のはしご 車の 中で一 番 長いはしごの 長さは 何メートルあるでしょう? | 40メートルです。 建物の 大きさにもよりますが、13 階ぐらいまでは 届きます。 |
纏は 現在のお 金に 換算するといくらぐらいになるでしょう? | 約15 万3 千円です。(1861 年 当時 1 両=12 万円で 換算) |
江戸の 町火消が 火を 消すために 使っていた 龍吐水( 水が 出る 器具)はどれくらい 水が 飛んだでしょう? | 約10メートルくらいです。なお 火を 消す 能力はあまりなく 纏 持ちを 火から 守るために 使ったようです。 |
クイックアタッカー( 消防活動二輪車)は 現在 何隊 何台が 活躍しているでしょう? | 10 隊20 台です。(2台で1 隊として 行動します。) 現在、 日本橋、 蒲田、 世田谷、 杉並、 豊島、 足立、 向島、 深川、 八王子、 秋川の10 消防所に 配置されています。 |
消防服がおいてあり、子供が着て記念写真を撮りました。 密閉度の高い服で、口の前も閉じると、ほとんど誰だかわからなくなりました。
5階の外にはヘリコプター「かもめ」が置いてあります。
昭和47年から16年使っていたアエロスパシャル・アルウェットIII型で、
中に乗って操縦桿を持つこともできます。
ヘリコプターなので、視界はよく、つまり暑い日差しで温室状態となっていました。
3階から5階は常設展示の様です。 5階は江戸時代の消防器具などの展示と、 消火活動の模型等が展示されています。 江戸時代の消火は、強力な放水ポンプはなかったので、火災現場周囲の家屋を破壊し、 燃え広がるのを抑える消火方法でした。 纏はいろは48組と本所・深川16組のそれぞれのシンボルで、 火事があると纏を持った人が組の持ち場(壊す家)の目印として屋根の上に立っていたそうです。
4階は明治大正昭和にかけての消防の変遷を展示してありました。 明治になってポンプ車導入され、放水による消火となり、 当時のポンプや、消火活動の模型等が展示されています。 3階は現在の消防です。
1階に下りると馬引き蒸気ポンプや、ヘリコプターが展示されていました。
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