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第9回咸臨丸フェスティバル

日本丸 2007年5月13日。 浦賀の咸臨丸フェスティバルの一環なのか、横須賀市制100周年記念なのか知りませんが、浦賀に帆船が来るというので見に行きました。 帆船の一般公開は10時から11時半と短時間なので、急ぎで向かいました。 入り口でスタンプラリーの紙をもらいます。

キャプスタン 会場には10時前に入りましたが既に列が出来ていていました。 岸壁に泊まっている帆船は「日本丸」、「海王丸」、「あこがれ」の3隻です。

しばらく待って日本丸に乗船できました。 甲板は木製です。 後部甲板には直径2mはありそうな、大きな操舵輪がありました、 前に見たことあるような。 帆船なのでいたるところにロープがあり、ロープを引っ張るキャプスタンがいくつもありました。 マストを見上げたら、マストって少し後ろに傾いているんですね。

あこがれ 船内に入って、船内の地図を見たら、練習船だけあった多数の個室があります。 やや広い食堂は100人ぐらい座れそうです。 食堂前方の階段だけ、木で出来た豪華な階段でした。

灯 次に海王丸を見ようかとも思いましたが、ほとんど同じ形みたいなので、 「あこがれ」を見に行きました。 日本丸や海王丸に比べれば小型の帆船です。 大阪市の船で、一般の教育・研修に使われている船のようで、 1泊2日〜3泊4日のトレーニングコースとかあるみたいです。

輪切りにした椰子の実で甲板磨きの体験ができるようになっていました。 子供ってこういうの好きみたいで、水じゃばじゃばで擦っていました。

岸壁のテントで海上に浮いている灯標識の一部展示がありました。 最近は発光ダイオードで光っている様です。 光をほぼ真横だけに出しているので、効率的なのかも、昼間でしたがかなり明るく見えました。

浦賀道 灯標識には船が衝突すると、棒が折れて、塗料を噴出する装置がついています。 塗料が衝突した船に付くので、どの船がぶつかったかわかるそうです。 また、無線通報装置があり、故障や衝突があると通報するようになっています。 昨年はけっこう衝突があったとか。

帆を張る そうこうしているうちに11時半になって、一般見学は終わりです。 ぶらぶら会場を回りながらスタンプを集めたら、ワカメをもらいました。

帆船 お昼を食べながら待っていたら、1時ごろから、帆船の帆を張り始めました。 最初はぞろぞろと人がマストに登り、丸めて縛ってある帆を解いていました。 その後甲板に下りた船員達がロープを引っ張って1つづつ帆を張っていました。 マストの横棒はてっきり固定されているのだと思っていましたが、 ロープで上下する可動式で、帆の下を引っ張って広げる場合と、 横棒を持ち上げで広げる場合があるようです。 30〜40分ぐらいかけて全ての帆を広げると、見事です。 海王丸より日本丸の方が張るのが難しいようで、少し時間がかかっていました。

練習帆船日本丸
所属航海訓練所
建造場所住友重機械工業株式会社 追浜造船所 浦賀工場
浸水年月日1984年2月15日
建造年月日1984年9月12日
船籍地東京
全長110.09m
13.80m
深さ10.72m
総トン数2570t
最大搭載人員実習生120名、乗組員70名
帆装形式4本マストパーク型、横帆18枚、縦帆18枚
マストの高さ(甲板上)フォアマスト43.1m、メインマスト44.4m、ミズンマスト43.9m、シガーマスト36.8m
あこがれ
竣工1993年3月31日
所有者大阪市
艤装3本マストトップスル・スクーバー
全長52.16m
8.60m
総トン数362t
マストの高さデッキ上約30m
セイルの枚数横帆3枚、縦帆10枚

スタンプ

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