交換手順
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交換手順
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概要LEDの特徴については,すでに別のページで述べているので, ここではあまり詳しくは書かないが,簡単に言うと通常の白熱電球に比べて「より白い(蒼白)・明るい・低消費電力・長寿命」 といった特徴がある.今回は「明るさ」と「白さ」(要するに見た目ということか)を目的として, この改造を行った. 設計まずルームランプ系の配線は,下の図のようになっている. 車体側のランプがおさまる溝状の部分の幅は,約30mmであった.実際には, 現在のランプ部分の幅におさめる必要がありそうだった.そこで,もともと電球が入っている部分はすべてLEDで埋めつくし, 定電圧回路部分は両サイドに配置して間を電線でつなぐようなレイアウトを考えた.LEDについては, 少しでも多くのLEDが入るように,一列ごとに90度ずつ向きを変えて配置した.最終的な配線図については, 製作途中で基盤のサイズが確定して,実際にLEDを並べてみた結果を見て決定した. 基盤レイアウト(最終決定) 製作オリジナルのランプユニット 斜線部分をカット,矢印の先の突起を削る 続いて基盤側の加工に移る. 基盤のカット
こうやってできた基盤に,LEDを並べてハンダ付けしていく.下の写真のように, 基盤の左端に少し部品を載せるスペースがあったので,いちばん左の列のLED用の抵抗器は,ここに配置することにした. LEDを48個並べたところ 続いて定電圧回路+電流制限抵抗の基盤を作る.
それぞれの基盤ができたら,あとそれらの基盤をつなぐ配線を設置する.基盤を取り付け位置に仮合わせして, 必要な長さの電線を切り出してハンダ付けしていく.完成すると,下の写真のようになる.
この完成した基盤を,先に加工しておいたランプユニットに取り付けるわけである. その前に,電源の配線をつないでおく.マイナス側は,先に切断してあった,スイッチ部からバルブへ向かう導体部分に巻きつける (下の写真上段).プラス側は,ランプユニットにφ3mmほどの穴をあけて裏側に線を引き出し, カプラのプラス側電極の金属部に巻きつける(下の写真下段).巻きつけた部分は接着剤で固めておく. マイナス側は,○内に接続 プラス側は,裏側で接続(矢印) これで点灯チェックを行い,問題なければ基盤をランプユニットに接着する.今回は結局, 接着剤ではなくシリコンシーラントですべて固めてしまった.特に強度的には問題ないようである. 乾燥後に最終チェックを行って,ちゃんと点灯すれば完成である.あとの取り付けについては, ルームランプASSY交換の項目を参照のこと. |
少し内部が透けて見える | レンズを外したところ | 点灯時 |
結果点灯してみたところ,カーテシランプなどと比べて,見た目にはそれほど明るくなったという感じはしない. とはいっても,実際にはかなり明るいようで,車内で地図などを見る時に,発光色が白ということもあるのだろうが, 字や絵がとても見やすくなったと感じた.まだ電球のままのマップランプと比較してみると, ランプを見つめた時には明るく感じないが,手などを下に持ってきて照らしてみると, LEDの方がギラギラとまぶしく感じる.というわけで,以前より明るくなり,また発光色が白いため, 車内の色(グレー)ともよく調和しているように思われる.まずまず成功といえるだろう. |
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