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2004年 8月 7月 6月 5月

<この月の主なトピックス>
6/28 そらのいろ、みずのいろ その2  6/26 そらのいろ、みずのいろ/奥巫女R
6/9 TAMALA2010  6/6 緋石の怪盗アルバトロス/狐闇
6/4 「ぎょっとパラダイス」1 6/2 電撃姫7月号インタビュー記事

 6/28(月)  そらのいろ、みずのいろ その2

■ここ最近、インターネットにて他人様の日記を読む、又はニュースサイトを巡る以外の事を殆どしていないのにはたと気付き、そろそろ夏の祭りも近い事から週末はちょいと力を入れて同人サイト巡り、及び自分のお気に入り先の整理をしてみました。
…という事で、色々な所で時代の流れを感じた今日この頃です。

取り敢えず細々ながら、表立ってmitaonsyaさんがHPを再開されていてバンザーイ。
東雲萌黄さんとこのHPが拡張リニューアルしていてバンザーイ。

「そらのいろ、みずのいろ」(Ciel)
ちゃんとスタッフロール+後日談付きのTRUE EDらしきものと他の派生EDを2つほど終了。
プレイの最中は結構楽しんでいましたが、今回の出来はちと微妙かもしれない。ムダにテキスト量が多いんですよね。まともにボイス聞いていたってのもありますが、一回クリアするのに12時間もかかってしまったんですが…(汗)。

前半相当な期間おあずけを食らっただけあり、後半のエロエロ展開には頭のネジをぶっ飛ばすほどの勢いがありますが、CGの使いまわしの多さ、独特過ぎるほどの嘘屋節テキストに少々引いてしまった部分もあったりします。まぁ「嘘屋節」(頭がエロエロモードに入った際の女の子のブチ切れテキスト)は別の意味で楽しめるものではあるのですが(汗)。

もうちょっとこう…こちらの緊張感が持続する程度のボリュームでまとめる事は可能だったんじゃないかな、という印象を受けました。CGとテキストのバランスが悪いってのは…外注だからなんですかねぇ。
ただまぁぶっちゃけ、このゲームの本質は乱交ゲーな所にあるんですが、そこへ至るまでの心の推移をちゃんと書いているという青春純愛ゲーってのは今までお目にかかった事がないので、そこが「トラビュ○ンス」や「メ○ビー」とかの作品群にも埋もれない、一種独特な雰囲気のゲームとなっているのは確かだと思います。

あともう一つ、
このゲーム、往年のジャニス系のお家芸であったバグの洗礼をやはり受けており、テキストの誤字、音声とテキストの食い違い、強制終了する箇所などが散見されるようです。私がプレイ中にフリーズしたのは1回だけでしたが。
中でも酷いバグは、ヒロインの1人・菜摘芽との肝心の18禁シーンの際に、主人公がヒロインを抱き上げてプールサイドへ連れて行く…という描写を立ち絵で表現してる場面なんですが、いきなり主人公の立ち絵がもう1人のヒロイン・朝のすっ裸CGに入れ替わったまま、主人公のセリフを喋って進行しでいく場面があったりします……きっついなぁ(汗)。

 6/26(土)  そらのいろ、みずのいろ/奥巫女R

■いやはや、三週間近く間が空いてしまいましたよ。深夜11時〜午前様の残業が毎日続いてグロッキー状態でした。まぁその間、あんまり書くことも無かったんですけどね。「えびボクサー」もつまんなかったし(汗)。
簡単に昨日回収した2作品の序盤の感想などを。

「そらのいろ、みずのいろ」(Ciel)
序盤4時間ほどをプレイ。なかなか良い感じですよっ。まだエロシーンは皆無ですが(汗)。しかし、ライターが嘘屋 佐々木酒人なだけあって会話もなかなか楽しいです。この人特有の「食い物にやたら拘る」テキストは健在でした。
まぁ「食う」行為ってのは、はっきりとした生きるための行為なわけで、そういう所を折り入れてキャラ立ちさせるのは妥当な手段ではないかと思います。Keyの所のキャラなんかもそうですな。

ヒロインも結局は朝と菜摘芽の2人しかいない事になりますが、「大人の色気をもっていながら心が子供」な朝と、「少女っぽい清楚な容貌ながら心は大人」な菜摘芽との対比が結構面白いです。通常会話がやたら多いせいかイベントCGがあまり多くない印象を与えているのはマイナス。色々とキャラがテキスト上でやっていても、立ちキャラのままだったりとかな(汗)。
とりあえず自分の趣味に合いそうな雰囲気なので、以後進めてみる予定。

「奥様は巫女R」(ぱじゃまソフト)
2時間ほどプレイ。以前やった事のある作品をリプレイしている所はあるので、特に新鮮な所はなく相変わらずのドタバタを楽しんでいますが、とりあえず一言。

作中、コロコロ変わる絵柄の変化にまだ対応できていません

ここ数年でかんなぎれいさんの絵柄はやたら変化しているんですが、リニューアル作品のテコ入れという事なので昔の絵柄の立ちキャラがあったと思いきや、次のイベント絵では別人気味な絵柄があったりするわけですな。どっちの絵柄が良い悪いというのではなく、「作中で統一が取れていない」というのが問題だと思うのですよ。こういうのはもっと進めると慣れてくるのかなぁ…実はそれが気になってあまり楽しめないのですが(汗)。

とりあえず「パテにゃん」キャラが出てくるらしいとの事なので、そこまではどうしても進めておきたいと思う私です。

 6/9(水)  TAMALA2010

「TAMALA 2010 a punk cat in space」
昨年の秋に渋谷シネクイントにて公開されていた映画をDVDにて観賞。→オフィシャルサイ

「永遠の一歳」を生きる、パンクキャット、タマラの冒険と自堕落と日常を描くアニメ映画。
面白いのかというと、色々な過程のギミックを楽しまないと、とても観賞に耐えられない一作。もうちょいとブラックジョークの効いている作品と思っていましたが、そういう笑いの部分は控えめで、逆に寒々として荒涼とした雰囲気が横たわっておりました。この見慣れない勘違い感覚は外国産の作品に違いないと思っていたものの、どうやら国産のアニメらしい。まぁ、もともとプロモーションビデオの畑から来ている作品なので、今までの尺度で語っている事自体が間違いなのかもしれません。しかし大方そういう人達の作る映画は、一昔前の「いつかどこかで」「稲村ジェーン」しかり最近の「キャシャーン」しかり、おしなべてそういう出来っていうのはどうしたものか。

とにかく頻繁に視点や作品中の世界が変わるので物語に没入出来ない。いや、その世界も最後の辺りに繋がってくるというタネ明かしはあるんですが、そういう物語の根幹のところを説明調のセリフだけで延々と続けるので、観ているこっちか疲弊する辺りに、このアニメ映画がキワ物の類から抜け出せない限界かあるように思います。言っている事のテーマは別に難解でもなく、意外と分かり易いんじゃないかと思われますが、90分という長丁場のアニメだというのに、前半ありとあらゆる伏線をはって、ドタバタと終わっていくので私自身も殆ど理解出来たのかは謎です。教授、ゾンビのくせに喋り過ぎ(汗)。

一方、色々な画面効果や作品の世界に目を向けてみると、この映画は「素材のインパクト」が一番の売りなのでしょう…という事が分かります。アバンギャルドという名に相応しい。
大体主人公のTAMALA自体の造形も、少々アナクロだが可愛い子猫キャラとしての見かけに比べ相当パンク入っています。タバコは吸うし、タトゥー入れが趣味だわ万引きするわ、子供だろうととび蹴り食らわすわ、まったくひでーキャラです。

しかも作中のバイオレンス描写もバットで殴られ吐血、銃で頭を撃ち抜かれ憤死、腕が腐敗して抜け落ちた先には蛆虫が…というショックな描写まであったりする。感動とかそういう感覚とは別に、色々な突飛な要素のみで構成されているような作品。

正直、このアニメ映画は作品そのものよりもグッズ展開に重きを置いているようなふしもあります。もうグッズ集めは卒業した自分からみるとそういう面もあまり気に食わなかったりする……近親憎悪みたいなものなのでしょうか(汗)。「存在」やら「意義」やら結局作品内で語っても、結局グッズかよ…そう斜めな気持ちになってしまうんですな。

個人的には、「なんでこういう映画が出来たんだろうか…」という度合いはすごく強く、そういう所には非常に興味があります。

■話は変わりますが、最近は妙な映画化がはやっているようで…。

 ・実写版「魁!クロマティ高校」「地獄甲子園」と同じ監督かよ(笑)。
 ・実写版「くりいむレモン」 まぁ、結構コアなファンっているらしいですからねぇ。
 ・「いかレスラー」 (紹介文より)最大のライバル、田口からチャンピオンベルトをうばったいかレスラーは、
  更なる強敵、
たこレスラー、しゃこボクサーと立ち向かう。たこ・しゃこ・いかが入り乱れ
  今、運命のゴングが打ち鳴らされる!

  …国産映画かよ!「えびボクサー」はTAMALAと一緒に借りてきたので後日感想UP予定(笑)。
 ・アニメ版「ザ・ガッツ」 ……これはアニメですが…コメント不能

 …一体日本はどうなってしまうのでしょうか(大袈裟です)

 6/6(日)  緋石の怪盗アルバトロス/狐闇

■先週のサンデー27号にて、読み切り漫画として掲載された若木民喜「緋石の怪盗アルバトロス」なんですが、見れば見るほど「エロゲカウントダウン」というかってのエロゲ評論サイト先駆者だったPEROさんの絵に見えて仕方がありません。ってゆーか、私が思うに絶対ご本人だと思うんだけど…。

理由1:女の子キャラがあまりにも似ている。男キャラは殆どサイト内でも見てないので分からず。
理由2:掲載時の挨拶文で、「ボクは…」っていう一人称が、そのままサイトの語り口と一緒。
理由3:この号の巻末コメントにて
<若木 民喜 ->鳴尾浜から1日限りの甲子園。初の一軍(本誌)入りに涙々です。応援お願いします
鳴尾浜ってのはまさしく「阪神鳴尾浜球場(二軍練習所)」がある所でして、この方がトラキチであるという事が分かります。いままでのHPを見る感じではこのPEROさんという方も「トラキチ、ガンバ大阪ファン」という事なのでこれも一致します。

……という事でほぼ確信しているんですが、これはあくまで私がそう思っているだけですので(汗)。色々と検索しまくっても一切載っていないしなぁ。

「狐闇」(北森 鴻 講談社)
「旗師」と呼ばれる、店を持たない古美術商の世界へ身を置く女性宇佐見陶子の一風変わったサスペンス小説。
「狐罠」の続編にあたる作品ですが、前作を読まなくてもほぼ楽しむ事は可能です。但し周知の登場人物とか前作の事件の色々な引き合いは所々に出てくるので、やはり「狐罠」を見ておいたほうが一層楽しめるでしょう。

前作の「狐罠」については、「旗師」と呼ばれる特殊な世界の面白さといい、贋作品をつかまされたリベンジとしてしかける趣旨返し(目利き殺し)といい、新鮮な驚きがあったのですが、今回は後半がトンデモ民俗学+殺人ミステリーに展開していって少々残念でした。勿論これは私の勝手な思い込みによるものですけど。

しかし、トンデモ民俗学の境地に行ってしまったとしても、この豊富な知識量と語り口によって読んでいるこちら側を全く飽きさせないのは大したもんだと思います。「宗像教授伝奇考」(星野之宣)とか、松本清張の一部の作品とか、民俗学が入ってくるミステリーは嫌いではないので。前作は出ていた宇佐見陶子の元ダンナの影が全く無くなったのはちょっと残念だったかな。あと、壮大な物語の根幹とは、やはり身近な感情がトリガーになっていた…という点も納得させるだけの説得力はあるんではないかと思います。

それにしても残念だったのは、私はこの本を見るまでにこなしていた北森鴻の作品が「花の下にて春死なむ」「狐罠」しか読んでおらずに、この本を読み始めてしまったという事です。途中から蓮丈那智とかが出てきて「おや…」とは思ったのですが、どうやらこの本は『蓮丈那智のフィールドファイルシリーズ』や『孔雀狂想曲』の主人公もメインを張っている、半オールスターな位置付けの作品だったようでして、読了したあとネット周りでその状況を知るにつけ、あーあと思ってしまいました(汗)。とはいえこの本の中でも『花の下にて春死なむ』のビアバー香菜里屋のマスターである工藤氏が名前も書かれずに出演していたりするので、そういう所は楽しめていたりするわけですが。
うーん、この人の本をこれから読み進めていく場合は、古い作品から少しずつ読み崩していった方が良いのかもしれない。

 6/4(金)  ぎょっパラ1巻/卒業 Next Graduation

「ぎょっとパラダイス」1巻(ひな。茜新社)
先月の話題ではありますが、茜新社からコミックスが復刊されたようです。茜新社のコメントとしては
ひな。先生が同人誌で出版されていた「ぎょ!っとパラダイス」 を単行本化!
…とありますが、このコメントは当っているようで当っていないような…。
何故かというと、この連載は「ナチュラルHi」(既に休刊)というれっきとした成人向け商業雑誌にて連載されており、またラポートからも全2巻で完結したものがすでに発行されているからです。但し、作者本人の「ひな。」さんが「単行本という形ではお見せできなかったので」という事で、同人誌の自費出版にてコミケで売られた事はあった為(一冊のみで未完)、その事を指している様です。

という事で、昔の「めいはるき」名義からファンで赤チャチャ本らを漁っていた私としては、これを一列に並べてみました。


 (左)同人誌版の単行本(コミケ51にて購入…だと思う) 1996年12月発行
 (中)ラポートより刊行されたもの  1997年6月発行
 (右)今回の新装版です       2004年5月発行

左の同人誌版はイベント売りでも確か\1,500-くらいしたような記憶がありますが、一番良い質の紙を使っている割に印刷がかすれまくっているというのが泣かせます(汗)。しかしラポート刊のバージョンではページの都合で収録されなかった「お江戸編」が入っていたりします。今回の新装版にてもう既に7年が経っていますが、あんまり絵柄も変わっていないかな…と思っていたものの、やはり巻末のコメントを見る限り随分プニプニ感が強調されたキャラというか…顔の輪郭がつぶれてきたというか(汗)。ああ…デジキャラット関係の漫画ばっかり書いてるから(以下省略)。

冴えない大学生、コウキ君の飼っていた金魚ちゃんが、可愛い女の子になって同居生活!…という、もうこれだけで大方想像はつく漫画ではありますが、持ち前の可愛い絵柄、途中から加わるネコのタマちゃんの脇役ぶり、結構しんみりさせる話もあったり、結構な頻度で読み返している漫画です。成人向け雑誌で他のページはエロエロなオーラに包まれていたのに、この漫画だけはほのぼのーと平気でコメディやっていたのも私は大好きでした。

話は変わるが、ラポート版の巻末に載っていた短編「空色のさかな。」っていいなぁ。この方のコメディも好きですが、やはりちょっとシリアス入った切ない系の短編のほうが、さらっと絵柄の可愛さが引き立って私は好きです。というわけでこの人の単行本の中では連作短編「三丁目の回覧板」がベストだと思っているのでした。他作品の二次的な展開などに便利に登用されていた時期もあり、絵柄も少々変わってきたものの、またあの短編のような雰囲気も見てみたい…そう思う私です。

『卒業 Next Graduation』
何やら、発売は12年前に遡る「卒業 Graduation」関連のプロジェクトが動いているらしいとの事で、卒業リバイバルプロジェクトのHPを見ました。……ウボァーー。
初代「卒業」の教え子達の子供が勢揃いという設定もさる事ながら、更にキテると思ったのは以下の部分。

しかし、新作『卒業 Next Graduation』では、教え子たちが中学3年生であるために、道義上「結婚モード」は廃止せざるをえない。

ならば! 母親との「再婚モード」をと現在、開発現場にて検討中!
実は… 物語の設定で、5人の母親たちはみな偶然にも夫とは「死別」「離婚」「未婚」のシングル・マザーとなっている。
…まぁこの教え子たち、グレると夜の怪しげなバイトとかしてましたし(汗)。

 6/2(水)  2つのインタビュー

■皆さん、電撃姫の7月号は凄いです。

それは「CLANNAD」のライター達へのロングインタビューではなく、「ホワイトブレス」のインタビューでもなく、ましてや自分達で美少女キャラ達のオッパイの部分を擦って悩殺グラビアを作る「こすると膨らむ!立体ポートレート」では勿論なく、「リアライズ」の制作者、高橋龍也、水無月徹お二方のあまりにも痛すぎるインタビューの内容が凄いのです。

ネタとして買ってみたんですが、「リアライズ」をプレイした人は必見ですね。もうこのインタビューを読む為だけにゲームをプレイしたっていいくらいです!!(罠)。

ネタバレしない程度に簡単に要約すると、「リアライズというのは、実はこれこれこういう意思の元につくられた物語である。この考えでゲーム内のポリシーを通したので、実は物足りないと感じた部分に関しては、こういう説明ができるんです」という内容なんですね。ネタバレ的に詳しく書くと、ゲーム中、三人称の部分が頻繁に出てくるが、これは全部八重の一人称。つまりプレイヤーは亮ではなく八重だった。という事らしいです。

なるほど……そういう意味で言えば、
オープニングの序盤いきなり亮がエゴに直面した理由とか、(亮がエゴを持つ事により、亮視点とリンクしたわけだし)
トゥルーEDですらブツ切り感が漂っていた理由とか、(八重視点の物語だから八重がエゴ解放→消滅で物語が終わるのは必然)
エゴ能力も無く亮との間に恋愛感情の無い倫ってこのゲーム世界じゃ不要じゃんとか思った理由とか、
(倫は八重とは対極にいる存在、だから倫視点の話は無く物語りに関わってこないのも必然)
殆どの疑問に思った事に説明が付きます。

そうか…そうだったのか……俺の読解力が不足していたよ。
この作品をコンプリートしてしまった後、さすがにこの2人は時代に取り残されたと危惧していたんだ……。でも違っていた。この2人はこの「リアライズ」という作品に果敢に色々なチャレンジを試みていたんだ。パッケージに書かれていた「未知なる能力を手に入れた少年少女たちの群像劇」というのは見せかけだったんだ!!
自分の中でまた高橋・水無月コンビの評価が再復活………
……………
……………
……………するわけねーだろ(怒)

読み取れないものは読み取れないし、伝えられないのは自分の失敗だったとはっきり言って欲しい。大概自分たちの作品語りが多いお二方ではありますが、こんな理論武装を作品外で見せるのは醜態としか言いようが無いです。

インタビュー役を務めたごとPさんも、色々と思う事はあったのでしょう。非常に話しにくい所にまで言及してくれてはいるのですが、やはり当の2人の知り合いであるせいか、歯にモノの挟まったような言い方の印象が残ります。ただし、最後のコメントで書かれていた「なんだか八重とそのエゴに踊らされた人々の構図が、PLAYMとプレーヤーの関係とダブるような、そんな感じがしました」。というのは非常にこのインタビューを読んだ人なら納得できると思います。

後のコメントを抜粋
高橋氏「自分的に『リアライズ』という作品は、やりたいことを全部させてもらった究極的な1本だとは思うので」
  ……頼むから、もうちょっとユーザーに目を向けてほしい…

水無月氏「結果的に業界カウンター的な作品に仕上がったと思いますよ」
  ……痛々しくて見てられません(汗)。秋葉原では既に買取価格1000円、売値1980円の所も出て来てます…

巻頭でこっちは扱いが段違いな「CLANNAD」のインタビュー内容を見ると、重ね重ね羨ましく思います。
結局この作品も、「Keyの集大成作品を作ろう」という事で、最後のテーマありきで制作された様で、確かにそのテーマに収束するまでの過程に首を傾げるような部分は散見された様ですが、試行錯誤し周りや他人の意見を取り上げながら研鑽して創り上げたという印象が、このインタビューの中にはとても良く感じられます。

もう既に、この2人にはそういう化学反応を起こすようなモノは期待出来ないんだろう。辛辣ですが今はそういう気持ちです。

■あと、久々の橋本タカシ原画、「ホワイトブレス」(FC02)について一言。死にゲーでがっかりです。
ここの死にゲーのレベル→「こなたよりかなたまで」
ライターさんの力量 → 「WithYou」
という事で、出来は既に(以下省略)だというのが悲しすぎます(汗)。あと、まだ雑誌媒体ではそういう「死にゲー」という体裁は隠しているみたいですね。以後の展開に注目したいと思います(コラ)。

というわけで今日はおしまい。


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