Diary of 22nd Australia | ||
2012年8月、一発奮起してマンションを買ってから初の里帰りをしてきました。 ヤプーンへは2年ぶり、オーストラリア自体も1年9ヶ月ぶり。 僕の周囲は、かなり目まぐるしく変わっていきましたが、ここに来れば、いつもと変わらない青い空と静かな町と大好きな人や動物たちが、変わらず僕を待っていてくれるト…癒しを求めた旅日記、お付き合いください。 |
||
2012年8月11日(土)−1 日本を脱出 | ||
2年ぶりのオーストラリアの旅を楽しむ1週間がやってきた。 マンションを購入した後の初の里帰り、お金のことにある程度、気を使いながらも、日本の生活を忘れ、目いっぱい楽しむのが今回のコンセプト。 skyscannerやexpedliaなど、格安航空券の検索サイトで調べてみたところ、LCC以外で安かった航空券は、シンガポール航空だった。東京‐シンガポール‐ブリスベンの乗り継ぎだと、シンガポールでの乗継が9時間、他の空港だったら敬遠するところだったが、シンガポール空港であれば、それも楽しみに変わると考え、即決で航空券を購入し、出発の日を迎えた。 出発前日。 横浜市内にある自宅からは、成田より近い、羽田からの出発だが、出発時刻が朝の6:25と、大変早い時間だったため、空港近くの東横インに前泊。よって自宅近くの空港利用のメリットは、なし。 安いビジホなので、ここではただ寝るだけだが、空港までの無料シャトルバスのサービスがあるし、接客が思ったより悪くなく、商品券を宿泊代金の精算に充当できることも良かった。お陰で1,000円ちょっとの支出で済んだ。 再利用はアリだと思う。 出発当日の朝。 3時に起床、4:15の一番の無料のホテルのシャトルバスに乗ったが、夏休み初日だからか、座れない人が出ただけでなく、積み残しが出るほどの人の多さだった。 空港で、チェックイン。 ここで、いきなり、トラブル。 ネットで手続きしたはずのE-TAS(オーストラリア入国に必要な電子ビザ)が未登録で、ブリスベンに行く航空券が発券できないと言われた。 ネットでの再登録を進められたので、納得がいかないまま、出発ロビーの有料ネットで再手続き。進めていくと、画面上に、「登録済、もう一度登録しますか?」の表示が。SQの係員に画面を見せ、「登録してもいいけど、同じ結果になるんじゃない?」と言うと、大使館に問い合わせるとのこと。 …最初から、そうすれば良いのに。 結局、登録されているのが確認されたため、航空券は発券された。 (決して無事ではないが) イミグレ通過後にラウンジでゆっくりする計画はもろくも崩れ、羽田ではゆっくりできなかった。 羽田は定刻を少し過ぎての出発だった。 離陸してから1時間後、朝の食事、迷わず和食を選んだ。 メインは鰆を焼いたものだったが、結構、美味しかった。 初めてのシンガポール航空…クルーと特別なやりとりは無かったが、接しやすい印象を持ったし、機内は落ち着いた色調だし、シートはそれほど狭くないし、機内食はかなり手間隙をかけて作っている印象でとても美味しい。中々良かった。さすが。 |
||
2012年8月11日-1 2012年8月11日-2 2012年8月12日 2012年8月13日 2012年8月14日 2012年8月15日 2012年8月16日 2012年8月17日 溢れる思い |
||
2012年8月11日(土)−2 9時間のシンガポール | ||
シンガポール到着。 ここでのブリスベン行きの便への乗継時間は、9時間。 当初の予定通り、楽しみにしていた、空港主催の無料市内ツアーに参加するため、ターミナル2にある申込デスクに向かった。 シンガポールの空港の案内は、英語、マンダリンの他に必ず日本語の表記もある。我々には大変優しい。 次の出発まで、1時間強の時間があったので、シンガポール乗継ぎ時のもう一つの楽しみだった、Priority Passを利用してのラウンジの時間を楽しんだ。 Priority Passは、世界中の空港に設置されている、ラウンジを利用できるプログラム。 入会する方法は色々あるようだが、僕は、JCB GOLD The Premierと言う、ゴールドとプラチナの間のような位置づけのJCBカードの無料特典として出会った。 ちなみに、JCB GOLD The Premierは、まず、JCBのプロパーのゴールド会員になり、カードの年間利用額100万超えを2年続けることで、招待される。使用するカードを1本化すれば、それほどハードルは高くないはず。 Priority Passを提示して入れるラウンジであれば、ゆったり座れるソファはもちろん、食事、シャワー、フィットネスジムなど、全てのサービスを無料で利用できる。 (Priority Pass) http://www.prioritypass.jp/JP/index.cfm (JCB GOLD The Premier) http://jcb-originalseries.jp/premier/ 話が逸れたが、僕はターミナル2にある、The Green Marketと言う、ラウンジに入ってみた。 食べ物はバイキング形式だが、入ると、最初にバイキングにはない料理を出される。 サーモンの刺身、タラの煮付け、茶碗蒸し、ご飯…嬉しいことに、和食。店員さんの"Japanese Restauraaaant!"って言葉が聞こえてきた。ここって、和食のレストランなんだ〜。 魚料理と茶碗蒸しは美味しかった。炊き込みご飯風のご飯は、食べてみたら、ガーリックライス。ご飯には少し驚かせられたが、Priority Passで無料でこれだけの和食を楽しめるのは、結構美味しい。 帰りも絶対、ここに立ち寄るぞ! ツアーの出発の時間が来たため、デスクに戻った。 参加者は40人弱、全員が一緒に入国手続きを行い、ターミナルを出て、バスに乗り込んだ。 ツアーの内容は、水吐き獅子やチャイナタウン、リトルインディアなどの名所を、楽しいしゃべりをしてくれるガイド付のバスの中から見学しながら回ると言うもの。降りて観光できるのは、水吐き獅子広場の30分だけである。 ツアーにしては、かなりの弾丸だが、世界のどこかに行くついでに、シンガポールの町を見て、パスポートにスタンプが増える…それが無料であれば、僕としては、結構なお得感である。 |
||
ツアー解散後、シンガポール出国手続きをした。シンガポール国滞在は3時間弱だった。 その後、再び空港の乗り継ぎエリアへ。出発まで4時間もあるので、さっきとは違う、Ambassador Transit Loungeに入った。 ここでは料理はバイキング方式のものしかなかったが、シャワーで疲れを取ってスッキリできたのが良かった。 ただ、このラウンジで困ったことが一つ。 ラウンジで食事をしているとき、大の男がメソメソ泣いているのが聞こえてきた。 英語で「彼女が俺を置いて、いなくなった」ようなことを、号泣しながら言っていた。 周囲の、世界から集まった人たち、みんながドン引きだった。 メシがマズくなるでしょ! |
||
2012年8月11日-1 2012年8月11日-2 2012年8月12日 2012年8月13日 2012年8月14日 2012年8月15日 2012年8月16日 2012年8月17日 溢れる思い |
||
2012年8月12日(日) 故郷の地へ | ||
ブリスベン行きの夜便の搭乗時間が来たため、搭乗口に向かった。 | ||
しかしながら、行ってみると、クルーがまだ出発ロビーで待っている。繰り回しで使用する機材の到着が遅れているようで、ディレイのアナウンスがあった。 翌朝のブリスベンでの乗継時間は3時間。入国手続き、荷物のピックアップ、税関手続があり、しかも接続便ではないために、別途、チェックインが必要だった。乗り遅れにならないか?少し不安が頭を過ぎった。 離陸後に、クルーに、「乗り継ぎは大丈夫???」と聞いてみたところ、遅れは45分、僕の乗る便には十分に間に合うとのことだった。 ブリスベン行きの便では、僕は、ゆっくり寝られるように、追加料金を払い(4,000円ほど)、足元のスペースが広いプリファードシートの窓側の席を選んでいたが、僕の隣にオージーの大男が座ったため、思ったほどの広さは確保できず。 離陸後、普段は赤ちゃん連れの乗客が座っている真ん中の最前列が3席も空いていたため、そこに移らせてもらい、足を投げ出してゆっくりした。夕食後、すぐに眠くなったので、簡単に眠りについた。途中、何回かタービュランスで揺れたようだが、はっきり目覚めることなく、ほぼ熟睡し、朝を迎えた。 飛行機は遅れを取り戻すことなく、45分遅れでブリスベンに到着、先を急いだ。 入国審査では人がまばらだったこと、僕の日本のパスポートのお陰で、税関で他の国の乗客が受ける荷物のスキャンを受けることもなく、すんなりと入国手続きが完了したことから、今までになく、スムーズにオーストラリアに入国、勝利が近いことを確信した。 税関を出て右手にある国内線のチェックインカウンターに向かった。結局、SQのクルーの言うとおり、乗り継ぎは十分、間に合った。 バスで国内線ターミナルに移動し、ロックハンプトン(Rockhampton、以下、ロッキー)行きのプロペラ機に乗り、ブリスベンを後にした。 プロペラのぶ〜んって音を聞くのは2年ぶり、懐かしい。この音を聞くまで、仕事やプライベートのマンション購入など、色々あったな〜と、窓を流れる風景を眺めながら、ちょっとした感慨に浸った。 |
||
ロッキー到着後、Hertzのカウンターでレンタカーの手続きをし、カムリをゲット。 お姉さんに、「どこに滞在するの?」と聞かれ、ヤプーンと応えると、「ヤプーンのこと、知ってる?」って聞かれたんで、格好つけて、"Yeeees, very much (^ ^)v"と答えてしまい、後で気付いたら、無料の地図をもらい忘れていた。 途中、ウールワースで、食べ物を買い、リゾートに到着。 10日の17時に自宅を出て、このとき、12日の13時。長い旅路だった。 一休みしてから、今回【も】僕の部屋を格安で手配してくれた、リゾート勤務のかちょー。さんと会い、頼まれ物を渡した後、積もる話をした。 話の内容は、ここで書くべきでないものが多々あるため、触れないが、コーヒーを飲みながら、近況を話した。 この後、かちょー。さんがいつもお土産で渡してくれるワサビ味のマカダミアナッツ屋さんに連れて行ってもらった後、リゾートに戻り、2日後の食事の約束をして、別れた。 |
||
2012年8月11日-1 2012年8月11日-2 2012年8月12日 2012年8月13日 2012年8月14日 2012年8月15日 2012年8月16日 2012年8月17日 溢れる思い |
||
2012年8月13日(月) 再会 | ||
8時少し前に目が覚めた。 カーテンを開けると、外は曇り。 ただ、週間天気予報では、今週1週間は大体晴れるとのことだったので、そのうち晴れるでしょ、位に考えていた。 朝食はホテルのレストラン、Billabongで摂った。 今までの僕自身の行動分析によると、到着日は、長旅の疲れで、リゾートに着くとすぐに爆睡してしまい、晩飯の食いっぱぐれと共に、食べ物の買出しもできず、食料ゼロで翌朝を迎えることが多かったため、事前にかちょー。さんに手配をお願いしておいた。 今回は、昨日の到着時の気まぐれで食料買出しを思いついたため、結果的に必要はなくなったが、元々、ホテルのレストランの朝食は、その雰囲気が大好きなので、楽しむことにした。 止められない。 朝食が終わっても、一面曇りだったので、まずは、ヤプーンの町に出て、散策、お土産探し、自分のお買い物。 南半球の8月は冬の季節、普段は暖かい日が多くても、冷え込みだすと、とっても寒い。買い物をしたお店の女の子との会話も、寒さについてだった。 |
||
買い物を終えて、思いついたのは、Cooberrie Park、動物園に行くことだった。 40を過ぎたおっさんが一人で動物と戯れに行くのもどうか…と考えるときがあるが、普段のストレスからか、どこかで癒しを求めてしまう。ヤプーンに来ると、身体が勝手に向かってしまうのだ。 ここに来ると必ず言われるのが、"Oh, you're back again!"、"I remember you!" 嬉しいよね、1年か2年に1回しか来ないのに覚えてくれるなんて。 ここは、以前から寄付や投資を募っていたが、その成果が実ったのか、コアラのスペースが拡張され、立派になっていた。その一方、カンガルーの数は減ったような気がするし、ドンキーや鹿がいなくなっていた。 それから、オスのお馬さん…僕を見て元気になるだけでも困るのに、その場で行動に移すのは、いい加減に止めなさい!人間だったら、新聞沙汰だ… Cooberrie Parkを後にする頃には、青空が少しずつ覗き始め、暖かくなってきていた。 しばらくドライブを楽しみ、展望台のWreck Pointに回ってから、ヤプーンの隣町、Emu Parkに行った。どちらも静かで景色がキレイな場所、ゆっくりしたり、考え事をするにはもってこいの場所である。 Emu Parkでコーヒーショップに入り、朝買った地図帳を見ながらドライブしに行く場所を検討した。 夕方になってから、ヤプーンの町に戻り、ビーチをブラブラしたあと、一旦リゾートに戻り、一息入れてから、再びヤプーンの町に出て、Galaxyと言う、滞在時には必ず行く中華屋さんで晩御飯を食べた。 ここのチャーハンがお気に入りなのだが、以前に比べて魅力だったパラパラ具合が薄くなっている…ちょっと残念だけど、今までと同様、お腹を十分に満たすことはできた。 ヤプーンの町、Cooberrie Park、Wreck Point、Emu Park、Galaxy… 今日は、2年間ご無沙汰してきた場所との再会に終始した一日だった。 変わっているところもあったが、以前の雰囲気を損なうようなことは無く、大体が昔のままでいてくれて、僕が期待した通りだったことが嬉しかった。 |
||
2012年8月11日-1 2012年8月11日-2 2012年8月12日 2012年8月13日 2012年8月14日 2012年8月15日 2012年8月16日 2012年8月17日 溢れる思い |
||
2012年8月14日(火) Gladstone | ||
今日は朝から青空全開の一日となった。 今回の滞在では、どこか新しい場所に行きたいと考え、日帰りでもある程度滞在時間を確保できるGladstoneと言う町に行ってみることにした。 本当は、かちょー。さんが勧めてくれた、Gladstoneのさらに先にあるリゾート地、Seventy Seventyまで足を伸ばしたかったのだが、場所が遠く、弾丸ツアーでは行った実感が残らないと考え、Gladstone散策に決めた。 Gladstoneは、ヤプーンからは、ロッキーを経由し、片道150kmの道のりであること以外は、ハッキリ言って何の情報もない。かちょー。さんに、ロッキーの周囲で割と大きな町ではGladstoneが一番近いと聞き、それだけで目的地を決めた。 朝8時半過ぎに出発した。 途中で給油をしようと、ロッキーに向かう幹線道路沿いのスタンドに立ち寄ったが、無鉛ガソリンが、out of order。こんなの初めて。"Special"の貼り紙があったので、早々に売り切れたようだ。あきらめ、ロッキーに向かった。 ロッキーに程近い場所でスタンドを見つけた。先ほどの店より高い(リッター145.9)のだが、仕方が無い、とっとと給油を済ませた。 ヤプーンを出発して、2時間を経過しようとしたところで、前方に工場やコンビナートが見え始めた。 これが、Gladstoneに近づいていることの目印だった。 町に入ると、工場や業務用の商店など、産業用の施設が目立ち、ツーリスト向けのものを探すのが大変だったが、海の近くにマリーナを見つけ、その中のインフォメーションセンターに入った。 おばちゃんに、「一日でどう見て回ったら良いか、教えて」とお願いすると、マリーナを見渡せる公園、展望台、海洋博物館を勧めてくれた。 公園は、Spinnaker Parkと言い、マリーナからは入り江を挟んで反対側の、海に突き出た半島状の土地に位置していた。入江側はおばちゃんの言う通り、マリーナを見渡せ、ちょっとしたリゾート気分を味わえたが、反対の太平洋側は、工場の巨大施設が腰を据えており、何とも言えない圧力を感じた。 ここと同じように、入江と大海原の両方を楽しめる場所で思う浮かぶのは、シドニーのWatsons Bayだが、シドニーの方が絶景を楽しめ、観光客がたくさん集まる。一方、こちらは、天気のいい日に何もしないでのんびり過ごす場所かも知れない。 |
||
展望台からも目立つのは、工場やコンビナートで、この町が工業の町であることが良くわかる。 海洋博物館に向かってみたところ、なんとお休みだった。 開館日は水曜、木曜、土曜…何じゃ、それ! このとき、すでに昼の1時を回り空腹だったので、町の中心部に向かった。 小高い丘の上の、カウンシルや銀行、ホテルなどが詰め込まれた小さめのエリアが町の中心部で、かなりコンパクトな感じを受ける。 港町特有の、石灰を混ぜたような薄い色に乗られた建物が並んでおり、 工業中心の町にありながら、この場所だけは、のんびりとした港町の雰囲気を漂わせていた。 昼食を摂るところを探したが、開いているお店は、カフェばかり。その中で、やっと、パブの中にビストロを併設しているお店を見つけた。よく見たら、Grand Hotelのグランドフロア部分だった。 ステーキがあったが、肉を食べる気があまり起きなかったので、フィッシュ&チップスを注文した。 夜は20ドルもするが、ランチタイムだったため、10ドル。原価なんて無いんだね。 フィッシュ&チップスそのものは、魚の身がしっかり詰まっていて食べ応えがあり、とっても美味しかった。 Gladstoneと言う町は、工業が第一(アルミ金属の中継拠点となっているらしい)、観光は、ヘロン島などの周囲の島に観光客を送り出す拠点として機能していて、町そのものに観光地としてのみどころは無く、長期滞在には向いていないだろう。 帰りは、Mt.Larcomと言う場所で再度給油(リッター141.9、さっきの支出が悔しい)し、途中、ロッキーで一息入れた後、Emu Park経由でヤプーンに戻った。 夜は、かちょー。さんとインド料理を食べる約束をしていたので、再びヤプーン中心部へ。 先に来てくれていたかちょー。さんと、Jai Hoと言うインド料理のレストランに入った。残念ながら、ナンが無かったものの、料理は絶品だった。 ヤプーンの町には、純和食の鶴家があるだけでなく、様々なアジア料理のお店が増えてきており、僕からすると、「食べるものに困らない」のレベルを脱し、「食べるもの天国」となっている気がする。これも、他のオーストラリアの小さな田舎町には無い、ヤプーンの大きな魅力だと思う。 昨日、今日で目いっぱい行動したので、明日はゆっくりと過ごそうと思っている。 |
||
2012年8月11日-1 2012年8月11日-2 2012年8月12日 2012年8月13日 2012年8月14日 2012年8月15日 2012年8月16日 2012年8月17日 溢れる思い |
||
2012年8月15日(水) のんびりヤプーン | ||
昨日、一昨日と、動いてばかりの日が続いたため、この日は、のんびり寛ぐことにした。 9時少し前に起床し、部屋でヨーグルトとバナナの簡単な朝食を摂ってから、お財布の中を確認。ヤプーンに来て3日が経過し、中身が少なくなってきたから、午後にでもお金をおろして来よう。 その後、リゾートのコーヒーショップでカプチーノをTake Awayで買い、リゾートのプールへ。 足をちょっと入れてみたら、すごい冷たい。 南回帰線の町で、昼間は20度超えの毎日で、空が青くTシャツ1枚で行動できても、やはりここは真夏の日本とは、季節が反対の場所であることを改めて感じる。 僕は、砂浜つきのプールで、流れる水の音を聞きながら、昼飯時までのんびりと読書を楽しんだ。 ランチはリゾートの和食レストラン、Tsuruyaで。 (くれぐれも言っておくが、DVDレンタルのTsutayaとは関係ない) 日本ではおなじみのビーフカレーだが、こちらではカレーと言えばインド料理やタイ料理が大半で、日本式の濃厚なルーのカレーには、中々出会えない。 実は、これ、9月提供開始予定のメニューで、本日現在では、「裏メニュー」。リゾートのスタッフであるかちょー。さんから、「厨房の冷凍庫に眠らせてある」との極秘情報をキャッチし、いち早く体験させてもらった。 ルーは手間隙かけて作っているな〜と言うのが伝わってくる美味しさで、さらにオーストラリアらしく、ご飯の盛りは多め。 特に、現地の食事が食傷気味の時に食べれば、100%、元気が出るだろう。 午後はヤプーンの町に出た。 今日もいい天気。 お金を下ろした後、町の入り口近くにある、海の眺めが素晴らしいKeppel Bay Sailing Clubで、時折、海を眺めながら、再び読書の時間。 |
||
こう言うときって、本を読みながら、色々なことを考える。 日本に帰ってからのこと。 会社や自分の仕事はこれから、どうなるんだろう? 嫁はん探しのこと。 俺と一緒になってくれる人って、見つかるんだろうか? そして、この町のこと。 以前と違い、不思議と「日本に帰りたくない」と言う気持ちは起こらなくなった。 「帰りたくない」ではなく、「また来たい、絶対に」だ。 以前のように、すがり付きたい思いはないが、この町を愛する自分の気持ちは、変わらない。 会社では、これからも色々なことが起こるだろう。 だけど、どんなことがあっても、この町や、この町の人たちとはつながり続けていたい。 本を読み終え、リゾートの部屋に戻る前に、3年前にかちょー。さんに連れて行ってもらった、リゾートの牧場に。 しかしながら、お馬さんたちは沼地で草を食んでいたため、近付けず…残念。 リゾートに戻ると、かちょー。さんから電話が来た。 かちょー。さんの上司のTedさんが、僕と今夜、食事したいとのこと。 「あなたを独り占めしたい」 俺を独り占めって…どうぞ、どうぞ。 他にそんなことを考える奇特な人はいないから、全然問題ありません。 こちらで、何回も顔を合わせて、楽しくテーブルを囲んできた間柄、迷わず誘いに乗った。 Tedさんがお酒を飲むので、僕が事務所に迎えに行き、車を走らせた。 向かった先は、午後の読書で長居したKeppel Bay Sailing Clubだった。 まずは、Tedさんがビール、僕はコーラで乾杯。 その後、それぞれ、本日の魚料理を一つずつ注文し、つまみにガーリックソースを絡めた海老をシェアした。 |
||
どれもボリュームたっぷりで美味しく、話に弾みがつく。 Tedさんとの話が止まらない。ノンストップで色々な話をし続けた。 Tedさんを送り届け、部屋に戻ると、Facebookでかちょー。さん経由で、Tsuruyaのシェフからお昼に食べたカレーの感想を…とのことだったので、かちょー。さんにメールをした。 不思議なことに、一日のんびりしたのに、前日以前の精力的に動いた日よりも、眠気が強い。 この後、ベッドに横になると、そのまま爆睡してしまった。 |
||
2012年8月11日-1 2012年8月11日-2 2012年8月12日 2012年8月13日 2012年8月14日 2012年8月15日 2012年8月16日 2012年8月17日 溢れる思い |
||
2012年8月16日(木) まだまだヤプーン | ||
今日は、自由行動最終日。 夜のリゾートのレストランTsuruyaでの約束以外には何も予定が無かった。 何をしよう? 遠出する?…いや。 ロッキーに出てみる?………いや。 お隣のエミュー・パークにぷらっと?………やっぱり、いや。 不思議と、ヤプーンを離れる気が起きなかった。 ふと、昨日近づけなかった馬たちに会いに、牧場に行ってみようと思い立った。 今日も雲ひとつ無い快晴。 ゲートの前に来てみると、カギがかかっていて入れなかったので、かちょー。さんに電話してみると、来てくれた。 かちょー。さんのクルマでダートの道を経由し中に入れてもらうと、10頭前後の馬が木陰で休んだり、草を食んだりしている、非日常の風景が広がっている。 彼らに近付く。全然、逃げない。 興奮したのか、荒い鼻息で僕に顔を近付け、なめてくる馬もいた。 (足元をみたら…残念ながら???オスだった) ずっと、ここに居続けたい。 そう思ってしまう場所である。 かちょー。さんにゲートの入口で降ろしてもらった後、すぐそばにブッシュ・ウォークの入り口を見つけたので、鳥のさえずりを聞きながら、1時間ほど、ウォーキング。4キロくらいは歩いただろうか、うっすらと汗をかいた。 時間は11時過ぎ、十分に身体を動かし、昼食を摂る資格ありと判断した僕は、ヤプーンの町に向かった。 今日一日、何をするかは決めていなかったが、食事については、夜のTsuruyaはもちろんのこと、昼も既に決めていた。 行き先は、Yeppoon Noodle House。ここ以外に、全く考えていなかった。 このお店は、実は、今回の滞在で3回目。 チョーお気に入り。 最初、とっつきにくいな〜と思っていたおっちゃんが、さすがに3度目の僕の顔を覚えてくれたみたいで、やっと笑ってくれた。 具のたくさん入った汁なしそばの他に、Facebookで「有り得ない」と書いたら、「食べたことある、美味しい」との反応が返ってきた、Fried Ice Cream、アイスクリームのフライもオーダーした。 |
||
フライで揚げた衣の中には、確かに凍ったアイスクリームが入っている…不思議だ、何でこんなアイデアが浮かぶんだろう? …お腹、いっぱい。 ガソリンを入れた後、Wreck Pointで楽しかったヤプーンのことや、これからのことをぼ〜っと考えた。 |
||
ガソリンスタンドで給油、途中、未開拓の場所のビーチを見つけたあと… |
||
夜の約束の時間が来るまで、リゾートでゆっくり…と思い、車を運転している最中に、ゲートが空いていたら、もう1回…と思い立ち、朝行った牧場に再度行ってみたら、ゲートが開いていた。 中に入ると、牧場を管理している、Jillさんに声をかけられた。 馬が、人の話し方や態度を理解していること、もう20年もここで仕事をしていて、赤ん坊のときから面倒を見ている馬が何頭もいるとのことなど、色々話してくれた。 来年の5月に日本に桜を見に来るらしいので、僕から知っている限りの情報を伝えた。 馬と一緒にいるだけで、時間はあっという間に経ってしまう。 後ろ髪をひかれる思いが大変強かったが、Jillさんに名刺を渡し、Facebookでお友達になってもらうために、名前をメールアドレスを聞いて、牧場を後にした。 部屋に戻り、一休みをした後に、明日の荷造りをしていたら、今日のメインの約束の時間になったので、リゾートの和食レストラン、Tsuruyaに向かった。 かちょー。さんの奥さんと娘のA美ちゃん、リゾートで牛を育てているI子さんと合流した。 2年ぶりに会ったA美ちゃんは、大人に近付いているな〜。 かちょー。さんは、まだお仕事。 かちょー。さんが居ない間に、食べたいものをガンガン注文した。 2年ぶりの美味しい食事を楽しんでいる間に、かちょー。さんがやっと来てくれたが、呼び出しの電話が来て、また仕事に戻ってしまった。 |
||
再度戻ってきたときには、海老しんじょうや揚出し豆腐、在庫切れ寸前のを確保したもずくなどは、我々で完食しており、メインをこれから楽しむところだった。 | ||
A美ちゃんが給仕してくれたオージービーフのしゃぶしゃぶは最高に美味しかった。 ありがとぉ〜。 今度は日本で会いましょうと約束し、分かれた。 部屋に戻ってから、片づけをしながらネット、JillさんとI子さん、Tsuruyaでお仕事をしていたKさんともFacebookのフレンドになれた。 何も予定が無く暇な一日だったはずが、あっと言う間に時間が過ぎさてしまい、あとは明日の帰国を残すだけとなった。 |
||
2012年8月11日-1 2012年8月11日-2 2012年8月12日 2012年8月13日 2012年8月14日 2012年8月15日 2012年8月16日 2012年8月17日 溢れる思い |
||
2012年8月17日(金) さよならヤプーン | ||
朝6時に目が覚めた。ホッとした。 2年前、ブリスベンで帰国の日に大寝坊をし、空港のチェックインがブービーになったことが、未だトラウマに残っていたからだ。 軽く朝食を摂ってから、部屋の外を眺めた。 朝焼けがまぶしい。 愛するヤプーンともうすぐお別れ。最後の絶景を楽しんだ。 8時前にチェックアウト。 かちょー。さんが見送りに来てくれた。昨日は遅くまで大変だったのに、ありがとうございます。 次は日本で会いましょう、と握手をして、僕は車を出した。 オーストラリアでも安全運転は当たり前だが、このときは、ヤプーンの町にお礼と最後の別れをするつもりで、いつも以上の安全運転に努めた。 マンションを購入し、今までと同じペースで旅するわけにはいかない。 会社もこの先どうなるか分からない。 今度、いつ来れるか、Cooberrie Parkでも聞かれたが、本当に分からない。 いつも以上の名残惜しさがあった。 さようなら、ヤプーン。 でも、いつか、必ず。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 満タン返しのため、ガソリンの補充をし、ロッキーの空港に向かった。 空港が見えてきた…かと思ったら、空港がかなり濃い霧に覆われていた。 それは火事の煙と見間違うほどだった。 不安になった。また、飛行機はディレイか? 空港に到着し、レンタカーのキーを返却して、周囲を見回すと、何となくいつもと空港の雰囲気が違い、人が多かった。 チェックインを終えて、出発ロビーに向かうと…不安は的中した。 既に8時にブリスベンに向けて出発しているはずの便が、10時出発に変更になっている。 僕が乗る10時5分発の便はどうなってしまうのか? イライラしながら待つ。 搭乗時間になっても、ゲートは開かないどころか、前述の前の便が出発できていない。 シンガポール航空のオフィスに、遅れた場合の相談をしようと、電話をしてみた。 チケットの便に乗るトライはしても構わないが、間に合わなかった場合は、1万円のペナルティがかかる。 僕のチケットは、キャンセルして便を変更しても料金がかからないので、この電話で便の変更は受け付けられる。ただし、週末で満席のため、キャンセル待ちとなり、時間の保証はできない。どうしましょう???と聞かれたところで、前便出発のアナウンスが。 地上係員に、自分の便の搭乗時間を聞いたところ、この前便が出発した後、すぐに開始するとのこと。 どうやら、ブリスベンでのチェックインは間に合いそうだ。 ここまま、チケットの通りの便に乗ることを告げ、電話を切った。 飛行機が出発する頃には、煙のようにモクモクと立ち込めていた霧はすっかり消え、いつものロッキーの空港に戻っていた。プロペラ機は、ブ〜ンと言う音を立てて、ロッキーを飛び立った。 再度、さようなら。 ブリスベンに到着、荷物を受け取り、ターミナル連絡バスで国際線ターミナルに直行した。 シンガポールのチェックインカウンターには、クローズの1時間前に到着、乗継時間が長めになるよう、チケットを取っておいて、良かった。 最後の土産購入を済ませ、特に何するでもなく、出発ロビーでぼ〜っとしていると、オーストラリア政府の代理人を名乗る人から、今回の旅についてのインタビューをさせて欲しいと話しかけられた。 快諾すると、航空券/宿/レンタカーの値段/手配方法/満足度、滞在場所、遠出をしたか、旅をするときの情報の入手方法、FacebookなどのSNSの活用、オーストラリアで消費した金額など、色々なことを聞かれた。"Have you ever visited Australia before?"と聞かれ、"Yes, 21times"と答えたときには、さすがに目を丸くして驚かれた。中々楽しかった。 終わると、プライバシー・ポリシーの説明書きと、お礼の栞をもらった。 栞は紙製だが、かなり頑丈なつくりだった。非売品で簡単には入手できなさそうだ。 旅の記念に、大事にとっておこう。 搭乗時間がやってきた。 ゲートに向かうと、日本の小学生らしい、集団がいた。 以前、シドニーで見かけた、高校生のオーストラリア修学旅行でも驚いたものだが、最近は、小学生も、学校の旅行でオーストラリアか。時代は変わるもんだ。僕の目の前の女の子が、別れを惜しんで、見送りの人に手を振りながら、泣いていた。せっかく日本の外に出たからには、少しでも何か得て日本に帰ってほしいと思うが、この子の涙は、きっと何かを得た…そんな涙だったんだろう。良かったね。 シンガポールに向かう便は、先ほどの便とは違い、全員が早々に乗り込んだからか、定刻よりも早くゲートを締めた様だった。 シンガポールまでの、のんびりフライトを楽しんだ。 すごくフレンドリーな女性クルーがいた。僕が小説を読んでいると日本人?と話しかけられた。日本が好きで、特に日本の料理が好きとのことだった。お、これはFacebookのお友達になるチャンスかな?と期待したが、この後、ず〜っと違うブロックの担当になってしまった。残念。 シンガポールに到着。帰路の待ち時間は3時間。 ターミナル3での乗り継ぎとなるが、往路でも利用した和食の美味しいラウンジが忘れられず、わざわざSky Trainでターミナル2に移動し、The Green Marketで無料の食事を楽しんだ後、 |
||
スペースの広い、Ambassador Transit Loungeで、ゆっくりとした時間を過ごした。 |
||
搭乗時刻になったため、ゲートに向かうと、使用機材の到着遅れと、香港からの乗継客待ちのために、またまたディレイ。 この後は、成田から自宅に戻るだけ、ちょっとばかり自宅に着く時間が遅くなっても構わないので、特にイライラすることなく、大あくびを何回もしながら、出発を待った。 飛行機に乗ると、急に眠くなってきた。 シートベルトをカチッと装着した途端に爆睡。離陸に全然気付かなかっただけでなく、就寝前の機内食も食べそびれた。 朝6時頃。 飛行機が沖縄上空に差し掛かった頃に、目を覚ました。 エコノミー最前列のスペースの広い座席だったのもあってか、よく眠った。 朝食のスクランブルエッグを食べ、機内でお土産を購入し、成田着陸を待った。 成田到着。 ヤプーンとは違い、雨。この雨で、日本に戻ったことを実感した。 スーツケースを受け取ると、あまりに酷い損傷だったため、バゲージクレームに。 重量オーバーの荷物だったが、損傷があまりにも酷いからと、修理対応してくれるとのことだった。 横浜市内のセンター南駅までリムジンバスで向かい、センター南からは、自宅まで数十メートルの停留所に向かってくれる路線バスに乗り、自宅に着いた。 1週間ぶりの自宅のドアを開けると、生活の匂いが消え、1年前、新築で買ったときと同じ、木の匂いが漂っていた。 普段よりトラブルの多い旅だったが、こうして家に帰れ、ホッとした。 |
||
2012年8月11日-1 2012年8月11日-2 2012年8月12日 2012年8月13日 2012年8月14日 2012年8月15日 2012年8月16日 2012年8月17日 溢れる思い |
||
溢れる思い | ||
今回の旅も、いつもと同じ…と思いつつも、新しい体験、新しい出会い、たくさんの思い出に満ち溢れた旅となった。 今回は、マンション購入後初と言うだけではなく、Facebookでアカウントを作ってから、初めての旅だった。 たくさんの友人と繋がれるようになりたいと願い、その通り、たくさんの人が、Facebookのお友達になってくださった。 今回の旅では、このたくさんの出会いがあったことが、何よりも、自分に対する一番のお土産であり、財産となった。 このことには、本当に感謝したい。 ありがとうございました。 今回、お友達となれた人との付き合いを、これからもずっと、大切にしていきたい。 トラブル E-TASが確認できない、飛行機で定刻通りに飛んだのは6便中2便だけ、スーツケースの損傷(シンガポール航空でも修理対応できず、代替品を無償でもらうことになった)など、ハラハラドキドキ、時折、胃がキュンとなる経験を、結構、した。 でも、こうして日本に戻り、普通の生活を続けている。 犯罪になるような、よほど間違ったことをしない限りは、旅のトラブルで最後に影響を受けるのは、金銭的な部分がほとんどで、人生そのものが傷むことは、まずない、と思っている。むしろ、こう言う経験をし、物事を解決し、それをDNA化できれば、それはメリットにつながる。 旅のトラブルも、時間が経てば、旅の思い出。 経験しないに越したことは無いけど、直面したら、尻込みせずに、正面から向き合おう。 シンガポール 初めて触れたシンガポール。 市内は本当に少しだけだったが、航空会社も、空港も、噂通り、とっても良かった。 飛行機のクルーは、女性がキレイなヒトばっかりなのは、もちろん、男性クルーも含め、そのサービスの質の高さは、今までに乗った飛行機の中では、頭ひとつ出ている気がする。 (その分、仕事の厳しさから、特に女性クルーの定着率は低いらしいが) 航空会社のWebで直接購入した航空券だったからだと思うが、便の変更を無料でできるのも、今回の帰路のように何かあったときには安心だし、バゲージクレームに対する対応も迅速、いざと言うときの対応に信頼を寄せられることが分かった。これも今後の旅の検討で大きな要素となるだろう。 一方、空港は、買い物やエンタテイメント面の充実振りはもちろんのこと、大きいターミナルならではの工夫(複数言語の案内表示、数十メートルおきのガイドの配置、Sky Trainなど)、顧客からの声を反映させたであろう工夫(トランジットを同じフロアでできるなど)が色々なところに現れている。 水の流れる庭園や蝶の庭園など、「ここは本当に空港なの?」と思ってしまうような、旅の疲れを忘れさせてくれるような癒しの演出も嬉しい。 今後も機会があれば、骨までしゃぶりつくしたい…と思った。 ついでにもう一つ、言葉の話。 英語圏の中国の文化の国と言うことで、香港と比較すると、あくまでも飛行機、空港、数時間の市内ツアーを通しての僕の実感だが、 シンガポール: 英語>マンダリン>その他 (マレー語は全く理解が無く、気付かなかっただけだと思われる) 香港: 広東語>英語>日本語>その他 と、香港よりも、英語がより通じやすいのかな…と言う印象。 中途半端に英語が通じないことが多い香港の方が、刺激のある体験ができるかな〜との印象を持った。 同時に、世界を楽しく旅する上で、英語は、世界の人たちとのコミュニケーションを可能にしてくれる、素晴らしいツールであることを、改めて実感した。 ヤプーン 時代の流れで、町が少しずつ変わっていくのは、そこに人間の思いがある限り、避けられないことだと思う。 数年前、住んでみたい町世界一にノミネートされたと聞くが、ヤプーンの人口は、増加の一途を辿っているようだ。だから、この町も、他の町と同じように、少しずつ、少しずつ変わっている。これは紛れも無い事実だ。 僕が変わって欲しくないと思っている部分とは、恐らく、変化の過程で心地良いと感じた一コマ。その一コマが頭の中に刷り込まれ、そこにこだわりを持っているだけのこと、言い換えれば、そこで変化が止まっていて欲しいという、乱暴に言ってしまえば、あくまでも僕の勝手な願いである。 止めることのできない流れの中で、それでも、ヤプーンと言う町では、透き通るような青い空、のんびりした雰囲気、そして愛すべき人たちが、ずっと変わらずに居てくれた。僕の願いを少しだけ…いや、かなり叶えてくれた。今回の旅では、このことが、本当に嬉しかった。 僕は、この町を、心から愛している。 しかしながら、日本に生まれ、日本で仕事をする僕にとって、ここに住むことは、恐らく、ままならないだろう。 それならば、1年に1回、2年に1回くらい、ヤプーン住民として、里帰りすることを、これからも許して欲しい。 次はいつになるかなんて、まだ、全然分からない。 今は、今回の旅の思い出、そして全てに対する感謝の気持ちを胸に抱き、前に進むだけである。 |
このコンテンツのトップに戻る |