被写体派
　被写体（女の子・子供・動物など）が好きだからカメラを買った、という要するに一般人。
　カメラ自体には興味がないし、アートをする気もないので、あまり写真やカメラの勉強をせずひたすら撮りまくる。カメラの知識がないと使えない上級者向けカメラには見向きもせず、カメラお任せでシャッター押すだけで簡単に撮影するのが一番好き。とりあえず枚数を撮りまくってまぐれ当たりでいい写真があると喜び、使えないコマのことは忘れてしまう。撮影枚数は多いのにさっぱり上達しないので、腕は撮影枚数に比例する、という写真派の信念を揺るがす困った存在。
　カメラお任せモードで写真を撮るのが基本で、カメラ派に、
　「ポートレートモードなんかがあるカメラは初心者向きのおもちゃだ。」
と馬鹿にされても、
　「腕がなかっても写真が撮れる方がええやん」
と思っているので意に介さない。
　写真派に
　「カメラお任せモードで撮った写真は、カメラに撮ってもらった写真だ」
　「オートフォーカスや自動露出で撮っていたら、写真が上達しない」
と言われても、簡単に写真が撮れるのがいいので適当に聞き流す。本人はカメラにも写真にも興味はないので、カメラ派や写真派が何をむきになっているのか理解できない。
　　被写体派の中でも、女の子写真派・猫派の場合、花とか風景とかには全然興味がないので、写真教室に入っても、基本の静物撮影や花の撮影実習とか風景撮影実習のときは欠席したり、途中でずらかったりして出席率が低い。仕方なく提出した花や風景の課題写真も、やる気ないのが見え見え。そのため、写真教室に行ってもさっぱり力がつかない。
　カメラ自体には興味はないけど、好きな被写体を綺麗に撮るための投資は惜しまない。というより、技術の不足を機材でカバーしようという発想。持っている機材は自分の好きな被写体向けに最初から特化していて、レンズラインナップという概念がそもそもない。写真派やカメラ派から見ると、とても変な機材構成。
（自分のことだ率：100%)

　被写体派の中には、さらにこんな派がいたりします↓
猫派　鉄道派　カワセミ派　女の子派

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