2003WORK

9月号


B-1 準優秀賞&タイトル賞

A-1 最優秀賞 & タイトル賞

B-2 準優秀賞
8 & 9 & 10 of 11

(中)九州の一心行の桜には熊本中の人が花見に来るという。夕方ライトアップが始まる頃、撮影ポイントには既に何十台もの三脚とカメラマンが並んでいた。ところがいよいよライトが点灯された途端、その何十人ものカメラマンがザワザワと大慌てで「民族大移動」を始めた。
「なんで〜? 今ついたとこやん。みんな何処行くの?もっといい所あるの〜?」と不審に思いながら、前を見ると、なんと桜のど真ん中に煌々とライトが光っている。眩しくて正視しにくいほどだ。
「あ〜 なるほど」
その光景はあたかも 「日没と同時に脈打ちだした桜と、魂を吸い取られそうになって慌てて逃げ出す(本当は写せる場所に移動する)人間」のようだった。そんな深刻な昔話みたいな妄想を抱きながら、あれだけの(しかもいい場所を取ったと確信していたはずの)人間が一斉にオロオロするのを見て、なんとなく可笑しかった。私も人が悪いなあ

(左)年度賞を頂いた作品です。この二匹の猫の思わせぶりな瞳を見て頂きたいのですが、パソコンの画像だと粒子が粗くて表現できなかったので、小さいままの画像にしました。わがままなお願いですが、機会があればぜひ一度雑誌でご覧下さい。
以前トップページで紹介させて頂いた 不思議なお話 を記載させていただきます。出来過ぎているようなエピソードですが、ほんとのことです。

(右)1999年のお正月休み、このまま家で休暇を終えるなんてもったいない!と初めて冬の雪国に出かけました。たぶんこれが冬の初遠征です。当時は普通の女の子でしたから、もちろん宿に泊まりました。

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