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地震・防災の変換点となった代表的な地震

地震と被害の様相

建物に加わる地震動(振幅と周期)は、地震の規模・震源からの距離・断層の破壊方向・地盤などによって異なり、建物の被害は建物に加わる地震動と建物自体の振動特性によって異なります。建物は時代とともにその構造や規模などが変化し、気象条件は常に変化しています。そのため、地震の被害はその場所、その時代、その時であったからこそ拡大・顕在化した場合もあれは運良く被害として表に出なかった場合もあり、地震被害は個々の地震の度にそれぞれ特徴的な様相を示すと同時に、その時代に応じて今までなかった新たなタイプの被害が発生します。

以下の地震は地震・防災の変換点となった明治以降の代表的な地震であり、大被害や特徴的な被害を伴った地震です。

選択メニュー 発生順

  1. 濃尾地震 1891年(明治24) : マグニチュード8.0で、活断層による地震(直下型地震)としては歴史地震を含めて最大規模の地震
  2. 明治三陸沖地震 1896年(明治29)  : マグニチュード8.2で、日本史上最大級の津波が来襲した典型的な津波地震
  3. 北丹後地震 1927年(昭和2) : 倒壊家屋から脱出でいないで焼死した例が目立った地震
  4. 福井地震 1948年(昭和23) : 倒壊率100%が広範囲に発生した地震
  5. 新潟地震 1964年(昭和39) : 地盤の液状化など、地盤災害が顕在化した地震
  6. 十勝沖地震 1968(昭和43) : 耐震性が大きいと考えられていた鉄筋コンクリート造の建物に被害が目立った地震