留萌本線の信砂は
阿分、
朱文別、
箸別とともに仮乗降場からの昇格組の駅である。その3駅とホームの感じが違うのは、過去に近くを流れる信砂川の改修工事によって駅がほんの少しだけ移転したからである。
その移転の恩恵を受けたお陰でホームが新調され、2両編成のディーゼルカーが収まる駅になった。
駅入口の脇にあるプレハブ小屋の待合室の中は木目調の壁に板敷の床、そしてコの字型のベンチという構造で、定期的に清掃が行われていてきれいである。
仮乗降場からの昇格駅ではあるが、駅のすぐ近くには自動販売機や魚屋があり、舎熊の方に向かって5分ほど歩くと国道231号線とぶつかる信号の所に北海道ではおなじみのセイコーマートがあり、菓子や飲み物、軽食の買い出しが可能なスポットとなっている。
2016年の冬に廃止される留萌本線の末端区間、列車と徒歩の併用で駅訪問を行うスタイルが主流となっているが、そこでは珍しいコンビニの存在は旅行者にとってはオアシス的な存在かも知れない。
(2016.8.16)