Subject: 中学英単語１００ 090which
Date: Mon, 12 Jun 2006 07:10:00 +0900 (JST)
From: mag2 ID 0000139181
┏━┓☆２００２年度からの学習指導要領で定められた┏━┓
┃┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃
┃┃ 中学校で必ず教えなければならない英単語１００ ┃┃
┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┃
┗━┛毎週月曜発行 第９０回 ２００６０６１２┗━┛
９０．ｗｈｉｃｈ
＜発音＞――――――――――――――――――――――――――――――――
★［ｈｗｉｔ∫ ウイッチ］
［∫］はくちびるを丸く突き出し、舌の前部を歯茎の奥に近づけ、その間
から息を強く通らせます。
＜品詞と意味＞―――――――――――――――――――――――――――――
★［代名詞］＜疑問代名詞＞
☆（１）どちら
Which is your car? The red one is (mine).
「どちらがあなたのお車ですか」「赤い方です」
限られた選択肢の中から、選んでもらうときに使う疑問詞です。どこから選
んでもよければ、what, who を使います。
one は、car という名詞の繰り返しを避けるための〔代名詞〕です。この使
い方については、第５７回をご覧ください。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/057one.html
Which do you like better, this dress or that one?
「このドレスとあのドレスでは、どちらがお気に召しましたか」
コンマのあとに、選択するものが or でつないで示されることも多い。
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★［形容詞］＜疑問形容詞＞
☆（１）どちらの、どの
Which season do you like the best? 「どの季節が一番好きですか」
which が形容詞となり、名詞season と一体となって文頭に出ます。
（×）Which do you like season the best?
実際に中学生の方にこの英作をやってもらうと、上記のように間違える方が
かなりいます。
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★［代名詞］＜関係代名詞＞
☆（１）（もの・動物の主格を示して）《中３》
I have a dog which has long ears.「私は長い耳の犬を飼っています」
上の英文は、I have a dog. と The dog has long ears. という２つの文か
らできていて、後ろの文全体が、前の文の dog という名詞を修飾している関
係になります。後ろの修飾する文中に、修飾される語と共通のものがあり、そ
の語が「もの・動物」で文中で〔主格〕となっている場合、その語はwhichま
たはthatとなり、修飾する文の先頭に出ます。そして修飾文を修飾される語の
直後に置きます。
I have a dog. ← A dog has long ears.
I have a dog. ＋ A dog has long ears.
I have a dog ＋ which has long ears.
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☆（２）（もの・動物の目的格を示して）《中３》
The dog which I saw this morning is running to me.
「私が今朝見かけた犬が、私に向かってかけてきます」
次のように成り立ちを考えると、分かりやすいと思います。
The dog is running to me. ＋ I saw the dog this morning.
The dog is running to me. ＋ I saw which this morning.
The dog is running to me. ＋ which I saw this morning
後ろの節が、前の文のdogの直後に移動。
The dog ＋ which I saw this morning ＋ is running to me.
which, who, thatの語自体は〔関係代名詞〕と呼んでいますが、この関係代
名詞に導かれる節全体は、〔先行詞〕と呼ばれる直前の〔名詞〕を修飾する
〔形容詞節〕の働きをします。
なお、〔目的格〕の〔関係代名詞〕は、〔省略〕されることがあります。
＝The dog I saw this morning is running to me.
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主格、目的格は、それぞれ、主語、目的語の資格を持っている語ということ
です。主語、目的語について、突っ込んで学習したい方は、下記のページをご
訪問ください。
英文の主語 ：http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/abouts.html
英文の目的語：http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/abouto.html
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
次回は who です。
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■英語に関するあれこれ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●天気に関する語句●
◆ 雪
・snowy［ｓｎｏｕｉ スノウゥィ］〔形容詞〕
having snow; covered with snow.
「雪のある（状態）」「雪に覆われている状態」
天候で「雪」を表わすのは、この語です。
What's the weather like today? It's snowy today.
「今日の天気はどうですか？」「今日は、雪です」
・snow［ｓｎｏｕ スノウ］〔名詞〕〔動詞〕
water in the air which becomes frozen and falls to the ground in
little, soft, white pieces.
「凍って、白色のやわらかい小さな粒になって地面に落ちてくる空中の水」
mass of these white pieces lying on the ground.
「地面に積もったこれらの白色結晶のかたまり」
名詞では「雪」となります。普通は数えないので、たくさん降っても単数形。
We had heavy snow last winter.「去年の冬は、雪がひどかった」
動詞にもなり、「雪が降る」という意味になります。主語は it が使えます。
＝It snowed heavily last winter.
We have to walk there, because it's snowing.
「雪が降っているので、私たちはそこまで歩いて行かなければいけません」
It has been snowing for a week.「１週間ずっと雪が降り続いています」
これは〔現在完了進行形〕という中学の指導要領を超えた文法範囲です。以
下のページに簡単な説明があります。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/perfect.html#progressive
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（注）語の意味を表す英語の語句は、Collins English Learner's Dictionary
から引用しました。例文と日本語訳は Chick Tack。
発音表記は正確ではありません。
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▼あとがき▲
いよいよ、サッカーのワールドカップ・ドイツ大会が始まりました。開幕戦の
ドイツ対コスタリカの試合を、テレビで観ました。ドイツの４点目のロングシ
ュートが豪快でした。いやー、ワールドクラスですなー。よーく観ると、アシ
ストのフリー・キックの選手、ゴール前の仲間に「もっと上がれ」と手で指図
しながら（こちらはみせかけ）、ゴールを決めた後ろの選手の位置も、ちゃん
と確認していました。
ポーランドは負けたようですが、ポーランドにも以前、あのような豪快なシ
ュートを打つボニエックという選手がいました。1982年のスペイン大会でベス
ト４に入ったと思いますが……。
実は、市原にいたリトバルスキー（西ドイツ代表）も、デビューはスペイン大
会なのです。かなり長く頑張りましたね。マラドーナ（アルゼンチン）がワー
ルドカップに初めて出たのも、この大会です。若さを露呈し、相手の腹に蹴り
を入れる報復行為で退場になりました。
この大会を制したのは、イタリアでした。ロッシというストライカーが、大爆
発して優勝してしまいました。記憶が確かならば、この大会は２次リーグもあ
りました。
だめですね。こんな昔の話は、聞きたくないですね。
とにかく、ジーコ・ジャパンは、ヒディング・オーストラリアを倒して、１次
リーグ突破の可能性を上げてもらいたいものです。
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