http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃_┌───┐ 中学英単語 第317回 never ┃ ┃_│\☆/│ ┃ ┃ └───┘ 20101122 毎週月曜日発行 Chick Tack ┃ ┗━━┳┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┳━━┛ ┃┃ ┃┃ ┗┛ ┗┛ ∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩ 317.never(nev・er) <発音>──────────────────────────────── ★[ne'v∂r ネヴァー(米)][ne'v∂ ネヴァ(英)] <品詞と意味>───────────────────────────── ★[副詞] 比較・最上級なし ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ☆(1)一度も〜ない I have never been to Canada.《中3》 「私は、一度もカナダに行ったことがありません」 never は「これまでに一度も〜したことがない」という意味を表します。 〔現在完了〕の〔経験〕の〔否定文〕で使われます。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/perfect.html#experie She's never seen such a beautiful beach.《中3》 「彼女は、今までにこんなに美しい浜辺を見たことがありません」 こちらも〔現在完了形〕です。She's は She has の短縮形です。 他の位置に入ることもありますが、完了形の have と〔過去分詞〕の間に入 るのが一般的です。 never は“not+ever”の意味を表しているので、“have never seen”は “haven't ever seen”とすることも可能です。ただし、not ever の方は あまり見かけません。 Have you ever heard anything from him? ─ No, I never have.《中3》 「彼から今までに何か聞いたことがありますか」「いいえ、一度も」 「彼から何か連絡がありましたか」「いいえ、全くありません」 〔完了形〕の〔疑問文〕に答えるときにも使われることがあります。 (×)No, I have never. とはしないようです。No, never. というのは見 かけたことがあります。No, I haven't. や Yes, I have. と答えてもOK です。 “hear from 〜”は「〜から便りがある」「〜から知らせがある」という意 味でよく使われます。 I waited, but she never came.《中2》 (“Macmillan English Dictionary: For Advanced Learners of American English”Palgrave Macmillan) 「私は待った。しかし、彼女は来なかった」 never は〔動詞〕の〔過去形〕とともに使われることもあります。〔現在完 了〕使用文と同じように「一度も〜ない」「今までに〜ない」という意味で 使うときと、〔否定〕を強調したいときに使います。単なる強調ではなく、 「待っている間ずっと来なかった」と、待っている時間が感覚的に長く感じ られたことを表す効果もあるのでは。 〔動詞〕の前に置かれていることにも、注目しておいてください。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ☆(2)決して〜ない Never give up.「決してあきらめるな」《中1?》 〔否定〕の〔命令文〕です。Don't 〜. は「今だけ〜するな」という意味を 表しているのに対し、Never 〜. は「これからもずっと〜するな」という意 味を含んでいます。 You never help me.《?》 (“Oxford ADVANCED LEARNER'S Dictionary 7th edition”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#oald 「あなたはいつだって、私のことを助けてくれないんだから」 過去・現在(・未来)を含めて、「ずっと助けてくれない」状況なのでしょ う。 I'll never forget your kindness.《中2》 「私はあなたの親切を決して忘れません」 「これからもずっと忘れない」という意味です。 何かを約束するとき、will がよく使われます。今回は「何かをしない」と 約束しているのですが。 上記のことは書いてありませんが、will については下記のページに記事が あります。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/094will.html <語源>──────────────────────────────── _ _ 古英語期に ne と aefre(aeは一文字)がくっ付いて naefre ができました。 ne は現在の not のことで、aefre は ever のことです。<品詞と意味>の 欄でふれたように、not ever ということで「いつも(ever)〜ではない(not)」 「いつも〜しない」「常に〜しない」という意味になります。 _ naefre は、中英語期に never となったようです。 当たり前のことながら、never は ever「いつか」「かつて」「どんな時も」 の反対の語になっています。ever は「どんな時でも」とイメージしてもら えると他の意味も理解できると思います。 <品詞と意味>のところであげた例文の Have you ever heard anything from him? 「彼から今までに何か聞いたことがありますか」 「彼から何か連絡がありましたか」 は、「いつでもいいのですが、彼から何かを聞きましたか」というような意 味になっています。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/151-200/189ever.html ever は every とも似ていますね。ever は「時」に意味が限定されていま したが、every は範囲を広げています。「すべての」「みんなの」という意 味になります。 ──────────────────────────────────── 次回は new です。 ──────────────────────────────────── このメールマガジンは、“まぐまぐ!”を利用して配信されています。 http://www.mag2.com/ 当メールマガジンは、無料でお読みいただけます。 このメールマガジンの登録・解除は、下記のページからお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000139181.html バックナンバーは、下記のページのリンクからご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html もっと難しいものをお読みになりたい方は、『英語の文法と語法』の配信を申 し込んでください。 http://www.mag2.com/m/0000190027.html ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ <(` ) Chick Tack ( ) E-Mail Address : mit_desde1994@ hotmail.com / | 魔笛を観に行こう: http://tatsuku.web.fc2.com/ ∋ ∈ Chick Tack 英語5文型: http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/ 愛知哲仁 の ギリシア哲学への招待状:http://philos.fc2web.com/ ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ メール・アドレスは、コピーして、あて先欄に貼り付けてから、@ と hotmail の間の半角スペースを削除してください。面倒かけます。 ┛ おすすめ英会話・英語教材や無料サービスなどの紹介ページ ┛ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/recommend.html ┛ ┛ ◆あとがき◆ ダイアナ・ロス(Diana Ross)の名曲に If We Hold On Together があります。 サビの部分に never が登場します。下は大サビの部分。 If we hold on together I know our dreams will never die Dreams see us through to forever As high as souls can fly The[Where] clouds roll by For you and I (拙訳:Chick Tack) もし私たちが一緒にがんばれば 私たちの夢は決して死なないと知っています 夢は私たちを最後までずっと見ていてくれます 魂が飛ぶことができる高さまでね 雲も走り去っていきます あなた(たち)と私のために 動画サイトなどで聴いてみてください。 沁みますよ。 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ (c) Matsumiya Institute of Thinking 2010 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ |