http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃_┌───┐ 中学英単語 第429回 talk ┃ ┃_│\☆/│ ┃ ┃ └───┘ 20130311 毎週月曜日発行 Chick Tack ┃ ┗━━┳┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┳━━┛ ┃┃ ┃┃ ┗┛ ┗┛ ∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩ 429.talk <発音>―――――――――――――――――――――――――――――――― ★[t⊃:k トーク] <品詞と意味>――――――――――――――――――――――――――――― ★[動詞] {三人称単数現在形:talks[-s トークス]} {過去・過去分詞形:talked[-t トークトゥ]} {動名詞・現在分詞形:talking[-Iη トーキング]} {意味の似た語:speak; tell; say} ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ☆(1)話す、しゃべる、語る 〔自動詞〕 My friend and I talked about the future. (HEINLE'S Newbury House Dictionary of American English) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/onlineeed.html#hnhdae 「(私の)友人と私は、未来[将来]について話し(合っ)た」 “talk about...”で「……について話す」という意味になります。 talk about で〔句動詞〕をつくり、2語で〔他動詞〕になっていると考え ることもあります。 皆さんが使う場合は about で十分だと思いますが、of や on が使われる場 合もあります。on は書物・論文・講演など専門的分野と関係します。of は かたい印象を受け、書き言葉のような感じが伝わってきます。 We talked on the matter.《中1〜2?》 「私たちはその事について[関して]話した」 必ずしもそんな場合だけではありませんが、次のような英文では、 They were talking about the weather.《中2》 They were talking on the weather. 「彼らは天気について話していた」 about は、今日の天気だとか、明日の天気はどうなるのかを話している印象 を受けますが、on の場合は、気圧配置がどうとかとか、上昇気流がうんぬ んなどと言っているような雰囲気があります。 第433回で紹介する予定ですが、tell は about とは相性が良いのですが、 on との相性は悪いようです。 We looked around the school and talked with the principal. (“Oxford ADVANCED LEARNER'S Dictionary 8th edition”) (“Oxford ADVANCED AMERICAN Dictionary: For Learners of English”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#oald 「私たちはその学校を見て回り、校長先生と話した」 「だれだれと話す」という場合、talk with... か talk to... を使います。 I will talk to them about this problem.《中2》 (“The BBI Combinatory Dictionary of English 3rd”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#bbi 「私はこの問題について、彼ら[彼女たち]に話すつもりです」 with と to の核となる意味の違いから、〔主語〕:〔前置詞の後の人〕の 話す比が6:4や5:5、4:6の場合は with、9:1や8:2などの場 合は to を使うと考えていました。でも、実際の利用の中では、必ずしもそ うではないように感じます。 They talked with sigh language.《中2〜3》 (“The AMERICAN HERITAGE Children's Dictionary”Houghton Mifflin) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/dicchild.html#heri 「彼ら[彼女たち]は手話を使って話し(合っ)た」 「彼ら[彼女たち]は手話で話した」 この with は「〜を使って」という意味です。sigh language「手話」は人 ではありませんから。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ Will you tell me the reason?《中2》 「その理由を私に教えてくださいますか」 tell は“tell+人+話すこと”のような構文が可能です。でも talk は (×)Will you talk me the reason? という形はとれません。Will you talk to me about the reason? ならば可能です。また、say me the reason の順もありません。speak me the reason もできません。 第374回 say http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/351-400/374say.html speak は tell と同じように使えますが、speak の方がかたい表現になりま す。通常の使用では、talk の方が好んで用いられるようになっています。 ただし、「言語を話す」という場合は、He speaks English. などと speak を使うのが普通です。 Can I speak to Clare?《中2》 (“LONGMAN Dictionary of Contemporary English 4th edition”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#ldoce 「私はクレアに話すことはできますか」 →「クレアにかわってもらえますか」 電話でお目当ての人にかわってもらいたい場合も speak が使われます。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ talk には「話」「会話」という〔名詞〕の意味もあります。「トーク番組」 というのは、この〔名詞〕を〔形容詞〕のように利用している使い方です。 <教科書採用状況>――――――――――――――――――――――――――― ★★★★★★ 6/6 6社すべてで、1年時に初出させています。 <語源>―――――――――――――――――――――――――――――――― 中英語期の talken または talke が talk になりました。 古英語期に talian「数える」「考える」という語があり、この語との関係 を指摘する声もあります。 また、次のように考える人もいます。「話」という意味の名詞 tale が中英 語期に既にありました。一般に -k を付けると「反復動作」を表すことにな ります。このため talek → talke(n) となり動詞になったという説明です。 フリースランド語では、talken という形で「おしゃべりする」「ささやく」 という意味を表していました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 次回は tall です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― このメールマガジンは、“まぐまぐ!”を利用して配信されています。 http://www.mag2.com/ 当メールマガジンは、無料でお読みいただけます。 このメールマガジンの登録・解除は、下記のページからお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000139181.html バックナンバーは、下記のページのリンクからご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html もっと難しいものをお読みになりたい方は、『英語の文法と語法』の配信を申 し込んでください。 http://www.mag2.com/m/0000190027.html ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ <(` ) Chick Tack ( ) E-Mail Address : mit_desde1994@ hotmail.com / | 魔笛を観に行こう: http://tatsuku.web.fc2.com/ ∋ ∈ Chick Tack 英語5文型: http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/ 愛知哲仁 の ギリシア哲学への招待状:http://philos.fc2web.com/ ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ メール・アドレスは、コピーして、あて先欄に貼り付けてから、@ と hotmail の間の半角スペースを削除してください。面倒かけます。 ┛ おすすめ英会話・英語教材や無料サービスなどの紹介ページ ┛ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/recommend.html ┛ ┛ ◆あとがき◆ むやみに使うと緊迫した状況になるので、皆さんが使う教科書にはあまり出て きませんが、 What are you talking about?「あなたは何について話しているのですか」 →「何のことを言っているのですか」 →「何のことを言っているのかわからない」 「何の話ですか?」 「何をバカなことを言っているのか」 などという表現があります。時々耳にします。 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ (c) Matsumiya Institute of Thinking 2013 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ |