M13 | | | M13は北天最美の球状星団のひとつ。ヘラクレスのK字の北側、かんむり座側の辺にある。肉眼でもその存在がわかる。 ファインダーを向けると二つの6等星の間に、丸く滲んだ光芒をとらえられ、60でも周辺がざらざらして星の大集団の片鱗がうかがる。 主鏡/中倍率以上で観る中心部までぎっしり星が詰まった姿は圧巻。音もなく瞬く微星の群れは筆舌尽くしがたい。 M13(ヘラクレス座。球状星団) 5.9等 視直径:16.6' | | 周辺星図 . 写真 . 夏の星空 . INDEX 参考倍率 |
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リング星雲(M57) | | | こと座のM57。その形からリング星雲、ドーナッツ星雲と呼ばれる。 低倍率では恒星を少しぼかしたような円盤状で楊枝でつついたような小さな穴が開いているのが判る(天体写真のようなはっきりしたリングではない)。 意外と小さくピンボケの恒星の様で、見慣れないと視野に入っていても気がつかないことも・・・。 星雲は低倍率が基本だが、この星雲は倍率を中倍率以上にあげると、リングがはっきりしてきて天体写真のイメージどおりで見とれてしまう。 M57(こと座。惑星状星雲) 9.7等 視直径:1.2-2.5' | | 周辺星図 . 写真 . 夏の星空 .INDEX 参考倍率 |
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干潟星雲(M8) | | | 天の川にどっぷりつかったいて座にある夏を代表する星雲。 星団(NGC6530)との対比が美しい。 肉眼で見えるほど明るく、双眼鏡でも望遠鏡でも楽しめる。 明るいといっても見つめてしまうと星団や星雲の明るい部分しか見えなくなる。 そらし目などで淡く細かい分まで見えてくると、引き潮の干潟のイメージが湧き上がる。 夏場の低い高度と条件のよい夜が少ない。初夏の頃に夏を先取りして見たい。 M8(いて座。散光星雲) 5.8等 視直径:90-40' | | 周辺星図 写真 . 夏の星空 .INDEX 参考倍率 |
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三裂星雲(M20) | | | 写真の美しさから見てみたい星雲のひとつなのだが、肉眼で見ると 「え? これがそうなんですか!?」と言われてしまうガッカリ星雲の一つ? 空の状態が悪いとほとんど見えない。それだけに淡い星雲を切り裂く暗黒星雲が見えたときは感動もの。 視野にわずかに浮かぶ星雲を表すのに背景をグレーにした。暗黒星雲がやたらと印象に残る。 M20(いて座。散光星雲) 7.6等 視直径:29-27' | | 周辺星図 写真 . 夏の星空 .INDEX 参考倍率 |
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M6 M7(散開星団) | | | M7は肉眼でもさそり座のしっぽの天の川の濃い部分+数個の星が見える大型の星団。 双眼鏡で天の川の中で輝くM6とM7の二つ並んだ姿を見るのが一番美しい。 特にM7は双眼鏡が一番で、大型の双眼鏡で見る機会があればぜひ。 望遠鏡ではどちらも極低倍率で見たい。主鏡より副鏡で見たほうが適倍で星団としてきれいに見える。 (※双眼鏡に合わせて上が北の正立)
M7は双眼鏡でも見えていたX型の並びがより明確になり横倒しのかすれた井を中心に視野いっぱいに星が雑にばらまかれている。 主鏡だとより視野が狭いので雑というかスカスカに感じる・・・ 一番南にあるM天体なので、鹿角平から南は首都圏の光害があり微星が見づらいのも影響している?
M6は、蝶やトンボが羽を広げたイメージにたとえられるけど、よれた蝶ネクタイの様な星の並びに見える(^^; 赤っぽい星が何個かあり星団のアクセントになっている。主鏡では思ったより微星が多く見えて美しい。隣接する別の星団があるから?
M6 4.2等 視直径:15' M7 3.3等 視直径:80'(さそり座。散開星団) | | | | 周辺星図 写真 ブログ(写真U) . 夏の星空 .INDEX 参考倍率 |
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M11(散開星団) | | | 天の川の濃い部分(たて座のスタースモルクラウド)にあり(天の川が見える空なら)見つけやすい。 非常に密集した散開星団で、扇形に広がった星の群れは野鴨星団とも呼ばれる。 扇の芯に当たる部分に明るい星があり目立ち印象的。 じっくり見ると亀甲模様の星の隙間が見えてきます。 M11 5.8等 視直径:14' (たて座。散開星団) | | 周辺星図 写真 . 夏の星空 .INDEX 参考倍率 |
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オメガ星雲(M17散光星雲) | | | ギリシャ文字のΩ(オメガ)に形が似ていることから「オメガ星雲」のニックネームがあるが眼視ではほとんど判らない。 どちらかというと水面に浮かぶ白鳥のように見えるので「白鳥星雲」と言ったほうがイメージしやすい。 低倍率で淡い淡いオメガの形を見るのもいいが、中くらいまで倍率をあげて明るい部分のガスが入り乱れた姿の方が圧巻。 M17 7等 視直径:46-37' (いて座。散光星雲) | | 周辺星図 写真 . 夏の星空 .INDEX 参考倍率 |
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いて座のスタークラウド/M24(バンビの横顔) | | | 天の川の濃い部分で肉眼でも見える。 双眼鏡で 大きな光塊とその中の五角形の星の連なりが印象的だ。 空の条件がよいとスタークラウドに接した 二つ並んでいる暗黒星雲が見える。 この中に小さな散開星団NGC 6603があって、 これがM24と記されたこともある。 主鏡では視野いっぱいに微星が広がり どこに注目していいかわからない。
写真では、 広角でも天の川のとびきり白い部分として写り。 望遠だとバンビの横顔のように写る。 眼視では黒い目が二つに楕円の光芒で、 おそ松くんの目がテンの「ダヨーン」ぽい(たとえが古いか) M24 4.6等 視直径:4' (天の川の一部) ※参考:バンビの横顔のみたて。 | | 周辺星図 .夏の星空 .INDEX 参考倍率 |
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あれい星雲(M27惑星状星雲) | | | あれい(ダンベル)の形をしているのでアレイ星雲と呼ばれるが、銀行の地図記号のような形で 眼視でも天体写真のように見える。条件の良い日だと意外と丸くみえ、クッキーの両脇をかじった様だ M27 7.6等 視直径:5.8-15.2' (こぎつね座。惑星状星雲) | | 周辺星図 写真 . 夏の星空 .INDEX 参考倍率 |
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