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初めて入院しました。

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世間ではアメリカ軍のイラクへの侵攻が始まっています。
今回もアメリカ・イラクに言いたい事はあるのですが、
きっとたくさん関連記事がネット上に載ると思いますので、
今回は個人的入院の話にします。
実は3/1の夜、高熱が出ました。 39.2℃、人生初の39℃台でした。
体がだるく、寝付かれず、親父に事情を話して夜間救急病院に運んでもらいました。
当日はすごい豪雨。 それが関係あったのか無かったのかわかりませんが、
だからかな?すごく気分が重かった。
夜間救急病院に行って症状を話しました。
高熱が出る。 残尿感がある。 体に激痛が走る。
尿検査を行いました。 尿に白血球が出ているとの事。
医者は腎盂腎炎の可能性があると言っていました。
ぶ厚い医学書で症状を見せてくれました。
腎臓に何らかの原因で菌が入り込み炎症を起こしていると。
夜間は泌尿器科の先生はどこもいないとの事で、その日は帰宅しました。
もらった薬は錠剤の抗生物質と痛み止め。
これは同時に飲むと副作用の心配があるという強い薬のようでした。
でも、痛くて飲むしかないんです。
我慢しても我慢しても痛いんです。 背中から腰にかけて。
初日は氷枕も使いました。
甥が熱を出した時に使ったもので、あんぱんまんの絵が描いてありました。

月曜日、午前中の用事を済まして病院に行き、事情を話しました。
夜間救急での尿検査の結果を見せ、投薬された薬を持参で行きました。
で、尿検査。 血尿で、炎症反応が許容値の数百倍出ていました。
病名は夜間救急での指摘どおりに腎盂腎炎でした。
とりあえず点滴。 通院で治りませんかねって聞きました。
入院なんてした事なくって、できれば通院で治したいと思ったからです。
ドラマも見たかった、それが本音でもあります。
でも、難しいんだそうです。 抗生物質の投与だけでは駄目らしいんです。
で、そのまま入院。
その日から、24時間点滴が始まりました。
朝と晩の食事後に抗生物質の点滴があり、
他に数種類の点滴を時間毎に変え行います。
点滴の針を刺すところがなくて、看護婦さんが困ったみたいです。
何回か打ち変えましたね。
で、何かの拍子に血が逆流すると、とても痛いんです。
点滴って慣れてしまうと結構気持ちのいいものなんですね。
何か力がみなぎってくると言うかそんな感じでした。
熱は、朝、昼、晩と3回測ります。
この病気の特色は夜間に熱が上がるんだそうです。
頭は熱くはないのですが、体温は異常に高いんですよ。
なかなか下がらずに座薬を一回入れました。
ひんやりとするんですね。 冷蔵庫で冷やしてあるんだそうです。
最初の日はボーっとしていました。
でも、そんな状況でも義務があるんです。
それは尿の回数と便の回数を報告しなくてはいけません。
それから、出した尿を尿瓶に取って、
尿を入れる壷があるのですがそれに溜めるんです。
そして水分を多量に摂るように言われました。
毎日、ポカリスエット2L一本以上飲みました。
飲みすぎで気持ち悪くなりました。
でも飲めるようになるんですね。
日を追うごとに尿も頻繁に出るようになりました。  
2.5Lの壷に2杯位、毎日出ました。
これは看護婦さんに聞きましたら、
点滴で入れている水分が、正常に出ているかの確認だそうです。
私の貧乏性も実感しました。
尿の回数を紙に記録して、前日よりも多いだとか、
他人の尿壷と量を比較して、うーん、勝っているとか思ったり…。

入院中に感じた事を書きますね。
まず、病院の食事は世間で言われているほど、まずくはなかったです。
っていいますか、病院によるのでしょうが、とっても美味しかったです。
私の場合は食事制限のない、普通食だったんですが、
入院初日は3/3ひな祭りでちらし寿司。
そしてそこには手作りの折り紙の雛を貼った桃色のカードがついていたんです。
「桃の節句」 ○○病院 栄養課と書かれていました。
私は入院初日と言う事もありまして、この心遣いに感激でした。
これは自分の記念に大事にしようと思いました。
入院してみると自分が心細くなります。 今まで未経験でしたので当然かな。
だから世間のイベントを取り入れて、
入院患者を勇気付けようという心遣いがとっても嬉しかった。
私は元気が出ました。 これは乗り切れると思いました。
その後も月に一度のイベント幕の内に当たったり。 とっても豪華で美味しかった!!
素敵な入院のタイミングだったようです。
それから、点滴を替えに看護婦さんが深夜、部屋に入ってくるという経験も一種異様(爆)。
妙に意識をしてしまいました。(笑)
そして、悩まされたのが点滴をかけてある棒?でした。
どこに行くにもカラカラ引きずって行かなければいけません。
一番遠い病室でしたし、炎症を洗い流す為に水分を多く摂らないといけませんでしたので、
尿も一晩に3回位行きました。
同室の方には事情を話しておきました。 先に謝ってもおきました。
それから飲み物の買出しに本館の売店に行くのですがスロープになっているんですね。
そこだけ天井の高さが低いんです。
そこへ行くとあの点滴の棒が引っかかります。
そして病棟に戻るとトイレの高さを確認し上げるという行動の繰り返し。
身長のある人の場合は高さが高くないと点滴が落ちないらしいんです。
立って歩き出すと点滴が止まったりしましたね。
あとは着替えです。
風呂には入れませんので、体を拭くための蒸しタオルを朝ヘルパーさんが置いて行きます。
病気柄、汗は結構かきますので、当然毎日着替えるのですが、
その時間に看護婦さんが抗生物質の点滴を持ってくるんです。
で、点滴が一時的に2本になります。
この2本の点滴をパジャマとシャツの袖を通すのは本当に大変なんです。
しかも私は点滴の落ちが悪い方でしたので、
抗生物質の時間は寝ているって決めていたんです。
そうすると折角の蒸しタオルが冷えてしまうんです。

2回目の血液、尿検査でやっと退院になりました。
嬉しかったけど、慣れてくると入院生活も結構楽しくなっていましたので、
ちょっと残念でもありました。
テレビのある休憩所で、同室の方、別の部屋の方とも結構会話をさせて頂き、
仲良くなっていましたので。
でも、無事に退院できて良かったと思っています。
入院生活ってのは本人の体調、病状により、すぐに退院できる人、
予定期間の何倍も入院している方、それぞれだって事を知りました。
みんな退院生活を本当に願っています。
平和に見える入院生活、それはとてつもない暇な時間との戦いでもあります。
私のように休憩所に行ける人は、それでも恵まれた存在です。
人によっては部屋を出られない方もいますし、寝たきりの人もいることが分かりました。
そして入院生活で犠牲になったもの多いでしょう。
私の入院した病棟は泌尿器科の患者が多いところだったようで、
点滴の棒を引きずり、尿の入るバッグを持っている方も多かったです。
彼らは一生それとつきあっていかないといけないんだそうです。
いろんな事を学びました。
話だけでは理解できない現実を目の当たりにしました。
健康こそ財産、例え何も持たなくてもって事が実感でした入院生活でした。
入院生活、みんなお互いに気を遣い、助け合って生活しているんだなって思いました。
来週外来ですので、病棟に寄ってこようと思っています。






                       03/03/20 あきらん+。






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